炎症をおさめる | 鍼灸整骨院ひなたぼっこのブログ

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井原里の鍼灸整骨院ひなたぼっこのブログで健康ネタを不定期に載せますね。よろしくお願いします。

5月は「メイストーム」と呼ばれる温帯低気圧が台風並みの威力を持ってやってくることの多い季節です。漢方では「肝風」と表し、「肝」が弱い人に眩暈や頭痛を感じさせるものと考えられています。

「肝胆湿熱」と肝臓や胆嚢、腸にも負担がかかる食事をとっていることにより、心と体に炎症を起こしている状態です。この炎症が発生すると興奮したり、イライラしたり、不安になったり、ひどく落ち込んだりとマイナス感情を感じ、下痢や便秘、吐き気や嘔吐、女性の場合、においの強いおりもの、顔の赤みやしっしんなどとして現れることがあります。心だけでなく体の不調を感じると更にストレスは増します。「肝胆湿熱」により心と体が思うようにコントロールができないと自分の置かれた状況不平不満を感じやすくなります。原因の一つは腸に生えた「カビ」の存在です。「カビ」を「カンジタ菌」といい、私たちの体全身にある常在菌です。食習慣の悪化によりカンジタ菌が増殖すると菌糸が伸びて腸壁に穴を開けて炎症を起こしたり、炎症を防ぐために副腎からコルチゾールが過分に分泌されると心の疲れをを増進させ「鬱」のような症状にもつながります。カンジタは「アセトアルデヒド」を分泌します。アセトアルデヒドは二日酔いの原因物質と同じものなんで肝臓に負担をかけて血糖値の異常ににもつながります。カンジタが分泌する「アラビノース」という物質は「グルコース」と似た構造をとりますから、アラビノースを分泌すると体は血糖値が上がったと勘違いし、血糖値を下げるためにインスリンを分泌して低血糖状態になり、眠気・だるさ・集中力低下をおこします。

「肝風」の状態で誰かが何かいうと批判されていると感じたり、言い返したくなったり、すぐ怒りたくなったり、不眠が出たり、頭痛・眩暈・のぼせがでたり、心の安定にかかわるコルチゾールとセロトニンの分泌に影響して心が更に落ち込む負のスパイラルになっていきます。

鍼灸整骨院ひなたぼっこでは「湿熱」と「肝風」などの心の炎症を緩和するために鍼灸・吸い玉・インディバで心の安定も目指します。