肩について | 鍼灸整骨院ひなたぼっこのブログ

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井原里の鍼灸整骨院ひなたぼっこのブログで健康ネタを不定期に載せますね。よろしくお願いします。

おはようございます。今日は久しぶりの肩のお話です。

いわゆる肩こりの症状は主に頭の後ろから肩甲骨や鎖骨にかかる筋肉が緊張して起こりますが、肩周囲の筋肉の緊張以外にもいくつかあります。

⓵筋肉の疲労によるもの:肩こりは普通休息とれば回復しますが、筋肉への負担が大きい場合はなかなか回復できず蓄積されます。同じ姿勢を保つ抗重力筋は常に腕や頭の重みを支えてます。また、長時間悪い姿勢でを続けるとただでさえ酷使されている筋肉により多くの負担がかかります。

②神経や血管の圧迫によるもの:肩こりの他、腕や手の痺れやだるさのある場合は★首の骨全体の問題や首の筋肉の間で圧迫★鎖骨と肋骨の間で圧迫★小胸筋の圧迫

⓷冷えによるもの:筋肉は寒い場所では防御反応として緊張して体温を上げようとします。緊張した筋肉は毛細血管を圧迫して筋肉の血流をわるくします。このために肩こりを感じてしまいます。

④目の疲れからくるもの:パソコン・テレビ・スマホなど画面を長時間見ることによって焦点距離が固定されると目の動きが制限されます。画面を凝視することで起こる視神経や筋肉の緊張状態から血流が滞り、肩こりを感じます。

⑤ストレスによるもの:ストレスは適度であれば集中力が増したり悪いことばかりではありません。ストレスに感じるとき交感神経が優位になります。長時間ストレスにさらされると就寝時も交感神経優位のままでなかなかリラックスできず、血流も滞り疲労が取れず、肩こりを感じます。

⑥皮下脂肪が多い:肩甲骨と鎖骨で腕を支えてますが腕の重みが直接かかるため、腕に多くの脂肪がついているとその分重みをますために肩こりを感じます。脂肪と筋肉のバランスが悪く筋力が低下している場合も同様です。

⑦痩せている:痩せている人は筋肉も細く・少ないので骨の重みが直接かかるため筋肉の疲労が早く肩こりを感じます。

⑧メタボ体型の人・妊娠中期~後期の人・リュックを多用する人:脂肪や胎児の重みでお腹を前に突き出す姿勢になり、背中や腰を反らせてしまい

前後のバランスが崩れます。これにより肩こりを感じたりします。

⑨なで肩・左右バランス:鎖骨が短く肩甲骨の高さが低くなる「なで肩」の人やカバンを同じ側の肩にかけると肩にかかる重みで肩こりを感じたりします。

➉女性の場合の下着:下着のサイズがあっていないと体を締め付けることで筋肉の動きが制限されて低下して肩の重みを分散できず肩こりを感じたりします。

⑪噛む:左右バランスよく使って噛むようにしないと噛むための首の筋肉から徐々に肩の筋肉に波及して肩こりを感じたりします。

⑫内臓疾患によるもの:関連痛でおこるものがあります。狭心症・心筋梗塞・胆石症・肝炎・膵臓疾患・各種腫瘍

 

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