昨日は、八王子高尾にあるカフェふたこぶ食堂にて「マルセイユタロットのお話とケーキの会」を開催しました。
今回のテーマは、タロットの大アルカナのはじまりでもあり、はじまりそのものでもある「愚者(LE MAT)」。
愚者のカードは、数がありません
どこにも属さず、どこへでも行ける存在として描かれています。
決まりきった枠の外にいて、風のように自由に、魂のままに歩いていく。
その姿は、私たちの内側にある本来の生命力や衝動を思い出させてくれます。
今回は、そんな愚者の世界を「味覚」でも感じられるように特製の「愚者をイメージしたケーキ」を用意していただきました。
ふたこぶ食堂の美味しさと遊び心がたっぷり詰まったケーキは、見た目にも楽しく、食べてみると意外な驚きがあって、参加者の皆さんからも「可愛い」「素敵」「愚者っぽい」と歓声が!
タロットの話は、どうしても難しく感じられることもあるのですが
こうして美味しいものを囲みながら、自分の感覚でカードを味わっていくと
自然と心の奥の深い部分に触れるようなやりとりが生まれていきます。
今回の会でお伝えした、愚者の学びの一つは
「他人に流されないこと」そして「自分の感情に従うこと」。
周囲に合わせて自分の気持ちをごまかしたり正しさや評価に縛られて、感じるままに動けなくなってしまったり
そんなときに、愚者の姿は問いかけてきます。
「今、どこへ向かいたいの?」
それは誰の声なのか。
それは本当に、自分が感じていることなのか。
他人の目を気にして生きるのではなく、自分の感覚を信じて一歩を踏み出すという
その姿勢が、愚者の強さであり、軽やかさでもあります。
「どこに向かっているのか分からなくても、まず歩く」
「怖くても、自分の感情に正直に」
そんなメッセージが、今回の会のなかで自然に伝わっていたように思います。
参加してくださった皆さま、ありがとうございました。
次回は「手品師(LE BATELEUR)」をテーマに開催予定です。
手品師は、ポジティブに自分の心を使う使い方を知るカード。
自分の人生は自分の考えた方向に進んでいくというカードでもあります。
次回は8月31日(日)14時から16時まで開催します
ご興味のある方はどうぞ気軽にご参加ください。




