人生の後半になると、人は、不思議なくらい、
「もうこれ以上、無理ができない」
という感覚に出会うことがあります。
若い頃は、多少無理をしても、気力で走れました。
眠らなくても動けたし、
嫌なことがあっても、
我慢できたし、
本当は違うと思っていても、
生活のため。
家族のため。
周りとの関係のため。
そうやって、自分を後回しにしながら、頑張れたのです。
でも、人生の後半に入ると、今までと同じやり方が、急にできなくなることがあります。
急に疲れる。
人に会うのがしんどい。
無理に合わせると、あとで動けなくなる。
頑張ろうとしても、身体が止まる。
昔みたいに、気合いで乗り越えられない。
それを、「衰え」だと思ってしまう人もいます。
でも私は、そうではない気がしています。
人生が、
「もう自分を偽れない」
ところまで来たのだと思うのです。
人生の前半は、社会の中で生きるために、色々なものを身につけます。
常識。
役割。
人との合わせ方。
頑張り方。
でも、人生の後半は逆です。
今度は、身につけたものを、
少しずつ外していく。
無理な人間関係。
必要以上の責任。
周りに良く見られるための自分。
期待に応えるための人生。
そういうものを、少しずつ手放していく時期ではないかと思います。
だから、人生の後半で起きる違和感は、悪いことではなく、
本当の自分へ戻っていく流れなのかもしれません。
本当は、もう無理をしたくない。
本当は、もっと静かに生きたい。
本当は、自分の感覚を大切にしたい。
本当は、好きな人とだけ深くつながっていたい。
そういう、心の奥の声を、
もう無視できなくしていくのです。
そして不思議なことに、
本当の自分に近づくほど、
必要な人と出会いやすくなる。
必要な流れが、少しずつ動き始める。
そして、無理をしている時ほど、お金も、人間関係も、どこか苦しくなる。
だから人生の後半は、
何かを必死に加える時間ではなく、自分ではないものを、手放していく時間ではないかなと感じています。
マルセイユタロットや、古代から受け継がれてきたシンボルは、
未来を当てるためだけのものではなく、
「本当の自分に戻るための地図」
なのかもしれません。
もし今、
頑張っているのに苦しい。
昔と同じように動けない。
周りと合わせるのがつらい。
そんな感覚があるなら、
それは、あなたに合わない生き方を、もう続けさせなくなっているのかもしれませんね。
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