タロットを引くと、何度も同じカードが出てくることがあります。

「またこのカード…」
そう感じたとき、多くの人は「何か意味があるのかな?」と心に引っかかりを覚えるかもしれません。

それは、偶然ではありません。

同じカードが繰り返し現れるとき、
タロットはあなたの魂に深く刻まれたテーマを映し出しているのです。




タロットは占いではなく、
魂の地図のようなものです。

そこには、
「いま何が起きているか」ではなく、
「魂が何を経験しようとしているか」
「なにを思い出そうとしているか」
が、静かに記されています。

同じカードが何度も現れるのは、

あなたの内側にある「感情の癖」や「思考のパターン」が

まだ気づかれていないまま繰り返されているというサインであると同時に、魂がそのテーマに対して本格的に向き合う準備ができている合図でもあります。

カードは「まだできていない」と責めているのではなく「今こそ、その扉を開くときが来ました」と告げているのです。

たとえば、「吊るし(12番)」のカードが何度も出る場合、
一見「停滞」「我慢」「不自由」と見えるかもしれません。

でも深いレベルでは、
魂が自分の価値観や人生の前提をひっくり返してまで、新たな視点に気づこうとしている時期であることを意味します。

「13番(死神)」のカードが続くとき、
それは終わりを恐れる気持ちを超えて、
真の再生へ向かう魂の準備が進んでいることを示します。

人は、気づきたくないことには無意識に目をそらします。

でも、魂は知っています。
自分が何を終わらせ、何を迎えようとしているのかを。

だからこそ、カードは何度でも同じメッセージを送り続けます。

それは、あなたが忘れてしまった魂の記憶を、再び目覚めさせるためです。

繰り返し出るカードは、
あなたが生まれる前に選んだ「魂の契約」のようなもの。

今世で出会うべきテーマや、学びの段階を教えてくれているのです。

このカードがなぜ、今また現れたのか。
それに向き合うことは、
単に問題を解決することではなく、
魂が本来の自分へと戻っていく過程そのものです。

そして、そのプロセスはいつでも、
「内側の声を聞くこと」から始まります。

カードはあなたに代わって答えを出してくれるものではありません。

カードは、あなたが自分で思い出せるように、そっとヒントを手渡してくれる存在です。

同じカードが続くときこそ、
表面的な意味をなぞるのではなく、
そのカードの中に込められた象徴と、
自分の感情、身体、記憶を結びつけて見てください。

そこにはきっと、
今のあなたにとって必要な、たったひとつのメッセージが眠っています。

それに気づいたとき、
不思議とカードの流れが変わり始めることがあります。

繰り返しの中にこそ、
魂のリズムがあります。

あなたの中でまだ開かれていない扉を、
そっとノックし続けてくれているカードたちの声に、今こそ耳を傾けてみてください。