大切な人を亡くしたとき

 〜魂はつながり続ける〜


大切な人を亡くしたとき、

心の中には言葉にできないほどの痛みと、

静かな喪失感が広がります。


世界は変わってしまったように見え、

時間だけがただ過ぎていくように感じるかもしれません。



 



でも本当は、

愛する人は、決して私たちのもとから完全にいなくなったわけではありません。


肉体という形を離れ、

魂となって、

もっと自由な存在として、

私たちのそばにいるのです。


見えないけれど、

ふとした瞬間に感じるぬくもり。

何気ない風の中に感じる優しい気配。


それは、

「私はここにいるよ」

「いつも見守っているよ」

そんな魂からの静かなメッセージかもしれません。


悲しみの中にいるとき、

無理に元気になろうとしなくても大丈夫です。


涙があふれるなら、そのまま流していい。

会いたいと願う気持ちも、

ありがとうと言えなかった悔いも、

そのまま受け止めていいのです。


魂はすべてをわかっています。

どんな想いも、ちゃんと受け取っています。


マルセイユタロットの13番は、「死」という名前を持ちながら、

本当は**「新しい命への扉」**を象徴しています。


私たちの魂は、肉体を離れても終わりではありません。

永遠に続く旅の中で、

形を変えながら、

愛と光の中で生き続けているのです。


だから、

大切な人と私たちのつながりも、永遠に消えることはありません。


たとえ会うことができなくなっても、

魂同士は、

愛を通していつでも響きあっているのです。


もし今、

心がぽっかりと空いてしまっているなら、

そっと目を閉じてみてください。


静かな呼吸の中で、

あなたの大切な人が、

あたたかな光となって、

今もあなたの心に寄り添っていることを感じてみてください。


「ありがとう」

「大好きだよ」

そう心の中で伝えれば、

その想いは必ず届いています。


別れは永遠ではありません。


魂の世界では、

また必ず出会えると信じられています。


愛は、時を越え、

空間を越え、

永遠に続いていく。


それが、

生命の奇跡であり、

魂の旅の真実です。


今日も見えないけれど確かに存在している愛と光に、静かに包まれながら。


あなたが大切な人と、

心の奥深くでつながり続けていることを、

どうか忘れないでいてください。