例えば、男の子が子供の頃にお母さんに大好きと抱きついたら、たまたまお母さんが疲れていて、抱きつくのは辞めて、そばにこないでといったとします。
そこで潜在意識は、抱きついたりそばにいくと嫌われると判断します。
お母さんがたまたま疲れていたので、その言葉を発しただけですが、本人にとってそれがショックで傷ついた場合
潜在意識は
お母さん=自分の好きな女性とみなします。
人によっては
お母さん=自分の好きなこと全てとみなすこともあります。
大人になって好きな女性ができても、好きと言えず、近づくと嫌われるので、距離を保つようになります。
そして、好きだと思う気持ちを上手に表現できなくなるのです。
この場合は、潜在意識は嫌われるぐらいなら何も言わないほうがいいと判断しているのです。
潜在意識は、具体的な経験ではなく、同じようなもの、同じような出来事をひとくくりで判断してしまうので、欲しいものがあっても好きというと嫌われると判断することもあります。
ひとつの出来事が全ての出来事と繋げてプログラムを起動させるので、その原因がどこにあるか知らないと生きることが苦しくなります。
命を守るために潜在意識は働いていますが、それがもし過去の経験でいまはもう関係ない場合には、解除することが必要となります。
潜在意識の声を聞き、話し合い、どうすることがその本人にとってメリットがあるか潜在意識が理解できたとき、自分の行動も変わるようになっていくのです。
