子供も大きくなってきて、最近はずいぶんと楽になり、あまり一緒にいることもなくなってきて、このまま大人になっていくんだなと感じたり、自分の環境が大きく変化しているのを感じました。


少しずつ精神的に余裕のある生活になっているのもありますが、とても受験生の母親の生活ではないよなとおもいながら、夫が子供としっかりと向き合い、子供の勉強を見てくれているので私が心配しなくてよいんだなとおもいました。家族が協力していくというのはこういうことなんだなとおもいます。


近くにいると見えないものが距離を置くことでよく見えることがあって、目の前にいる人が当たり前だということではなく、本当はいつかいなくなる人であり、そうなったら、一緒にいる時間が大切なんだとおもいました。


自分がしたいことを喜びをもってしていく、これができる今の状態はありがたいなとおもいます。

いろんな人に助けられて、一人ではできないことでも助けがあってはじめて、前に進んでいくんだとおもいました。

生きているのは当たり前のことではなく、奇跡なのではないかとおもいます。

何かをなくすことを怖がらないで、もともと持っていないんだということがわかると、執着もなくなるのでしょう。

家族も、友人も、すべてもともとないもの、それがあるというのは、今必要だからなんでしょう。

どんなかかわりをするかは自分が決めることなのでしょう。


ないものがあるのだから、そこに目を向けて自分ができることをしていく、気持ちを伝える、相手をいたわる、それがこの世の人たちがみんなできたら、すばらしい社会になるのではないかとおもいました。


近くにいる人間がどれだけ自分を支えているのか、それを見ていない人はたくさんいるのではないかとおもいます。

家族やスタッフ、友人、そして出会った人がいるおかげで、自分が今の仕事をして、自分らしく日々をすごしているのかなと思いました。


思いやり、ほんの少しだけまわりにあたえることができたら、それは自分に思いやりを与えているのだとおもいます。

ありがたいなとおもいました。