ちょうどアウトパライゾ滞在中に日本で起きたのが、石川県能登半島地震。当方のお客様もお住まいの地域でして、とても心配でした。元旦に起きた地震ということで、私は何か意味があると思い森先生にチャネリングしていただきました。

 

 実際に災害に遭われた方や身内に被害があった方のお気持ちを考えると、こういうことは軽々しく言えないものです。しかし、今後の地球の未来を占う意味でも何が起きたのかをきちんと把握しておくことは重要かと思うのです。

 

 東日本大震災の時、ジョンオブゴッドことジョアンさんに入ったエンチダージは「日本のカルマです」とお答えになったそうです。人にカルマがあるように、日本人全体で解消すべきカルマというものがあるのだそうで、それがその時解消されたのだといいます。

 

 それにしてもその後も日本は災害が多すぎませんか?私はもう既に日本のカルマの解消は終わって、これからはバラ色の未来が待っているのではないかと思っていました。しかしどうやらそんなに甘くはないようなのです。

 

 今回の能登半島地震で、日本はアメリカのカルマを引き受け始めた のだそうです。森先生のチャネリングではこれから60年くらいかけてアメリカはゆっくりと滅びます。それは建国の時からそう決まっていたそうで、これから世界がどういう選択をしようとも変えられない未来となっています。

 

 

 アメリカ建国に関わったセントジャーメイン(セイントジャーメイン、あるいはサンジェルマン)、聖母庁などが、もう既にアメリカの解体作業を始めています。最終的にアメリカは5~6つくらいの国に分裂するそうですが、聖母庁が動いているので、内戦などの大きな痛みを伴う可能性は少ないのではないか、というのが森先生の見解です。

 

 ですからもう既にアメリカには自力でカルマを解消できる力が残っていないのです。だから、代わりに日本が引き受けることになりました。こうした日本の役割とその未来の象徴となったのがこの元旦に起きた地震だったのです。

 

 日本はこうして今後も世界のヒーラーという立ち位置になっていきます。そのために真っ先に日本のカルマの解消(クリアリング)が行われたのです。我々日本人はしっかりそのことを自覚して、精神的な世界のリーダーとして振舞うことが出来ないと、こうしていつの間にか世界中の罪の肩代わりをさせられてしまう、ということです。

 

 このことは個人レベルでも言えることです。

 

 ヒーラーという元型を持って、しかもこの日本の地に産まれた我々は、きちんと意識的にその役目を果たさないと、いつの間にか他人の罪を背負う(受難)ことになるということです。今回サイキックアタックという形で参加者のうちの多くが苦しみましたが、それはサイキックアタックを送ってくる側の痛みや苦しみを一緒に背負う、一緒に味わうという意味合いがありました。サイキックアタックには、送られる側が送ってくる側を癒している、という側面があるのです。

 

 これまでサイキックアタックを送られるということは、送られる側にも同じ問題を持っているからこそ共鳴し、心身の不調となって現れるのだと知られていました。しかしどうやらそう簡単なことではないようです。どこまでクリアリングしてもサイキックアタックはやってきます。むしろクリアリングすればするほど、つまり霊性が向上すればするほど、敏感になります。サイキックアタックが単なる共鳴であるとするならば、これは矛盾する現象です。

 

 人は霊的に進化すればするほど、自然と他人から頼られます。だからますますサイキックアタックを受けやすくなるのです。クリアリングが進めば進むほど、多くの汚れを引き受けることができる、あるいは引き受けてしまう、ということでもあります。理不尽かもしれませんが、それがヒーラーというお役目です。

 

 これが、今回のツアーでエンチダージから示された我々へのメッセージでした。キリストはその生涯の終わりにあたって、人類全ての罪を背負って磔の刑に処せられました。彼に石を投げた人、罵声を浴びせた人、処刑を実行した人、そうした人達の罪まで背負って行かれたのです。

 

 

 キリストと同様に、今私達の住むこの日本は、今もなお日本を苦しめ続けるアメリカのその罪さえ背負って、アメリカという国を、世界を、癒そうとしているということです。それが今後の日本のお役目なのです。

 

 アメリカがこの100年間一体何をしましたか?それを考え、これからその罪を日本が背負うかと考えると末恐ろしくなってしまいます。アメリカたった一国を浄化するのに、日本人の尊い命をどれだけ必要とすることでしょうか。我々は果たして生き残れるのでしょうか、この素晴らしい遺伝子を後世に残すことができるのでしょうか?

 

 私はこのツアーを地球サミットのようなものになると予言しましたが、実際にそうなりました。エリートが高い所から見下ろすようなサミットなのではなく、実際に私達一人一人が戦士として使命を受けるという、キリスト教で言うところの召命 (しょうめい)のために集められたメンバーだったのです。

 

  強烈なサイキックアタック、そして元旦の地震は同じ「受難」を意味していました。これからの地球、日本の役割、そして私達一人一人のヒーラーとしてのお役目…これらが一つのメッセージとして繋がったのです。

 

 私も今回のツアーで大きな役目を背負うことになりました。ツアー中に手術になることが予め決まっていたのですが、それはあるアセンデッドマスターによるヒーリングエネルギーを受けとるためです。

 

 手術はセッション最終日の朝行われました。私は他の手術希望の方もお連れしなければならなかったのですが、カーサへ行く前から酷い吐き気で苦しみました。

 

 メインホールで待っている間も何度もトイレへ立って、吐き続けました。それでもどんどん吐き気は強くなり、手術ラインが呼ばれたころには脂汗で全身がびっしょりでした。

 

 手術のための部屋(ブレッシングルーム)では、座っていられないほどの辛さで、ずっと吐き気と闘っていました。もう胃の中は空っぽで何も残っていないので、吐き気が上がりっぱなしの状態、胃の中がひっくり返ったままの状態が長く続きました。でも、そこで横になったり嘔吐しているのがバレてしまうと別室へ連れていかれてセッションが終わるまで閉じ込められてしまいます。私は引率も兼ねているので、それだけは絶対に避けねばなりません。

 

 必死で耐えましたが、ついに意識を失ってしまいました。座ったまま気絶したのです。

 

 手術が終わったときに、ハッと目が覚めました。手術はいつの間にか終わり、ちゃんと成功していました。私は手術でそのアセンデッドマスターのエネルギーを受けとり、その存在と統合したのだそうです。

 

 このエネルギーはまだ人類がこれまで誰も受け取ったことのないエネルギーであるため人間の身体に馴染みがなく、それであれほどの苦しみを経験することになったのだそうです。

 

 このアセンデッドマスターはアメリカ創成と崩壊に携わっている存在です。カーサのエンチダージではありませんが、ジョアンさん逮捕後に混乱しているカーサに何度か現れ、今後の世界についてメッセージを残していったそうです。おそらく、今世界中で起きている浄化のプロセスが終わった頃、新しい世界を作っていく存在として世界を牽引していくことになるでしょう。私はその一翼を担うことになったというわけです。

 

 

(完)