報道によると、サブリナの死はスペインのバルセロナで共に生活する長男の(仮称)ウリエル君と、彼女の団体「ヴィチマス・ウニダス」が正式に発表したとのことでした。

 

サブリナ・ビッテンコート氏(Sabrina Bittencourt)

 

 ところが後に長男のウリエルはマスコミに対して「母親はレバノンで亡くなった」と証言します。また別の情報では「サブリナとその長男ウリエルはパリで数日前に別れた」といい、サブリナ自ら死の直前にSNSにアップした写真は背景がアンゴラ(南アフリカにある国)の景色なのだとか。(あきらかに姿を隠す目的で捜査の攪乱を狙ってますよねwww

 

 そして彼女は死の数時間前、友人にこうメッセージを残したそうです。

 

「私は今パウロ・パヴェージという名前の男に追われています!ジョンオブゴッドのカーサの人達がプロの殺し屋を何人か雇い、私を付け狙っているんです!」

 

 どこまでも途方のない嘘をつく彼女。パウロ・パヴェ―ジを殺し屋であるかのように煽っています。カーサの人達はみな確かに憤っていますが、彼らの抗議活動なんてこんなもんですよ(笑) ↓

 

 

※写真はネットフリックスの番組より

 

 カワイイもんでしょ?彼らが殺し屋なんて雇うと思いますか??

 

 パウロ・パヴェージはサブリナ自殺の報を受けても落ち着き払っていました。彼女が偽装自殺をするのはこれが初めてではなかったからです。

 

 

彼女が死んだのはこれで3回目です(笑)

 

 

 以前にも「あれは実際の死ではなかったの。ネット上でのヴァーチャルな死だったの!」と言って、また蘇ったことがあるのです。

 

 パウロ・パヴェージは念のためこれらすべての国(スペイン、フランス、レバノン、アンゴラ)へ実際に足を運んで、サブリナの足跡を調査しました。その結果、ブラジルでもこれらのいずれの国でも、サブリナの死亡診断書を発表した公的機関はありませんでした。

 

 マスコミによる調査でも同じです。レバノンのブラジルの外交代表はマスコミに対して「2月初旬にブラジル人女性が死亡したという記録はない」と答えています。

 

 またサブリナの両親も、サブリナが自殺したとされる日の一ヶ月後(2019年3月2日)に外務省へ問い合わせしました。ブラジル外務省は3月11日に「ブラジル人女性の死亡に関する記録があるかどうかを確認するため、現在各国各所に公式に連絡を取り調査しています。回答が得られ次第ご連絡いたします。」とだけ回答したのち、全く連絡がなくなってしまったのだそうです。

 

 もうこの時点で偽装自殺だということは明らかなのですが、もう少々お付き合いください。

 

 パウロ・パヴェージのもとにはサブリナの家族や親族、友人たちなどから次々と情報が寄せられるようになりました。彼らは皆サブリナの自殺を信じていません。彼らはマスコミを通じてサブリナの死を知り、メディアで報道されたもの以外の情報がないことに心配を募らせ、パウロ・パヴェージに相談したのです。

 

 特に、サブリナと一緒にいる長男ウリエル君のことを心配した最初の元夫ヴィニシウス氏(ウリエル君の実父)は、パウロ・パヴェージに様々な情報を提供してくれました。

 

 ヴィニシウス氏は長男ウリエル君のためにサブリナへ仕送りをしていましたが、その口座からはサブリナの死後も現金が引き下ろされているのだそうです。(そもそも口座が凍結されないこと自体がおかしな話ですけれども。)

 

 彼は息子のウリエル君が心配でした。ところがウリエル君の方から非通知で「パパ、大丈夫だよ!全て順調。計画通りだから!」と連絡があったのだとか。それを聞いてガブリエル氏は「サブリナは生きている」と確信したそうです。

 

 そして、3番目の夫であるジュリオ氏はパウロ・パヴェージにサブリナ常套の詐欺の手口について色々と証言をくれました。

 

 サブリナはある時、

 

「私はパトリシア!今ジョンオブゴッドにレイプされているの!」

 

 ・・・と犠牲者のフリをして大声で叫び、それを録音したそうです。

 

 そして、

 

「これを使えば有名になれるわよ!お金儲けができる!」

 

 と言ったのだとか。

 

 彼女のそうした手口をよく知っている彼はジョアンさんのスキャンダルについて言及し、「これは彼女が計画した大がかりな詐欺だ」と断言したのです。

 

 元夫らの証言によるとサブリナはマリファナを吸っていたそうで、そのせいか「統合失調症」と診断されたことがあるのだそうです。彼女は何年も前から真偽のほどが疑わしい荒唐無稽な話をしていました。(それが本当なら刑事責任は問えなくなる可能性がありますけれどもね。)

 

 16才の時にレイプされたという彼女の話もそうした妄想による作り話なのだそうです。(おそらく幼少期にモルモン教会で性的虐待を受けたという話もそうです。)

 

 その他にも、それまでこんなことがありました。

 

 彼女はあるとき自分の息子(ウリエル君)が料理の天才であるとの妄想にとりつかれました。そして彼がまだ8歳の時に学校を辞めさせたのです。サブリナは息子を「ジュニア・シェフ」と呼ばせて料理本を出版させ、グロ―ボの番組にも出演させました。そしてスポンサーまでつけたそうです。

 

 しかしその後別の番組に出演した時には「全く普通の子供と変わらない」との評価を受けてしまいました。「サブリナが息子さんのためにそういうキャラクターを演じさせたことは明らかでした」と当時の番組制作者が語っています。

 

 そんなエピソードはまだカワイイ方で、サブリナは「医療事故に遭った」「記憶喪失になって11年もの月日のことを忘れていた」「リンパ系のガンに侵されたが代替療法を使って2年で完治した」「アートショーに出演したときに暴力を振るわれ刃物で刺された」などとにわかには信じがたいエピソードで次々と世間の話題をさらいました。記憶喪失の時は記憶を思い出す過程を描いたドキュメンタリー映画まで制作されたそうです。

 

 これらもおそらくほとんどが彼女の作り話でしょう。自分や誰かを犠牲者にし、別の誰かや団体を加害者として仕立て上げ糾弾するのです。

 

 あれだけマスコミを味方につけた彼女ですが、さすがに自殺の一報は最初から懐疑的な目で受けとめられました。それは彼女がこれまでにこうして何度もマスコミを振り回してきたからです。

 

 実害のない妄想ならまだいいのですが、他人を巻き込むのは甚だ問題です。彼女はこれまでにも何度もマスコミやネットを使った虚偽の告発で罪もない人々の家族を滅茶苦茶にしてきました。その一例としてアンドレ・デローズというヨガ講師の話が有名です。ジョアンさんの件が初めてではなかったのです。

 

 パウロ・パヴェージはさらに、サブリナがいろんな国へ行き名前を変え、様々な実態のないサイトを立ち上げていたこと、また彼女らが設立したというNGOもそのいくつかは正式に登録されていないということも掴みました。つまりNGO設立という話自体が助成金や寄付金をだまし取るための大がかりな詐欺だったということです。

 

 さて、

 

 死亡診断書が出てこないと、残された人達は何かと困ることになります。進行中の裁判はどうするのかという問題がまず一つ。

 

 そしてサブリナの名前で設立された会社やNGOがいくつもありますが、死亡したならそれらを畳む必要があります。そのためにも死亡診断書が必要なのです。

 

 シコ・ロボ氏とその家族がサブリナやマリアドカルモ、フェイスブック社等を訴えた裁判は、サブリナが生きている前提で進行され8月23日に結審しました。それまでにこの裁判には劇的な紆余曲折がありました。

 

 原告のシコ・ロボ氏が判決を待たずに急死したのです。2019年7月上旬のことでした。残された家族は諦めずに戦い、その翌月に勝訴判決を勝ち取りました。この判決によって サブリナとマリアドカルモらのフェイスブックやインスタグラムの記事の削除が命じられ、原告一人当たり30万ヘアイス(現在の日本円で約60万円ほど)の賠償金支払いが命じられたのです。

 

 原告側は請求拡張し、現在も控訴審を争っています。しかしながら、サブリナに対する控訴審請求に限り、被告を召喚出来ないという理由で2020年1月に取り下げを余儀なくされました。したがって、サブリナに関しては第一審が確定判決 となります。

 

 そしてパウロ・パヴェージにも朗報がありました。裁判にかけられていた3人の医師のうち2人に懲役25年の有罪判決が出たのです。2021年3月30日のことですから、つい最近の話です。事件全体のことを考えるとまだこれからの裁判や捜査中のものもあるのですが、この判決は彼の息子が殺害された事件の日から20年以上もかけてようやく勝ちとった一つ目の成果となったのです。

 

 パウロ・パヴェージの闘いはまだまだ続くようです。

 

(続く)