2017年10月、約4か月振りに訪れたカーサ。
ブラジルのアバジャーニアのある辺りはサバンナ気候と言って、一年が雨期と乾期に真っ二つに分かれています。この時は乾期(日本の冬に相当します)だったのですが、例年にも増した記録的な乾燥だったようです。
展望台から
乾期はどこもこんな感じの茶色っぽい風景です
この時湿度20パーセント以下。手持ちの湿度計は「計測不能」の表示が出ていました。洗濯モノは乾きやすくていいのですが、寝る前にベッドの下に水を撒いて寝る必要がありました。
月曜日の深夜にアバジャーニアに到着し、翌朝のことでした。森先生がポウザウダから一歩外へ出たとたんに一匹の蛾が足元に纏わりついたのです。私はそれを見てすぐに冴子さんの化身だとわかりました。カーサの娘・リサ子さんの時もそうだったように、生霊、人のエネルギーというものはこうやって結界を破ってアバジャーニアの聖域内にまで入って来れるものだということは、学習済みでした。
この時ブラジルで初めて見つけた蛾
4-5月にカーサに来た時は蛾なんて見かけませんでした。だからそれまで、「ブラジルには綺麗な蝶々しかいない」と誤解していたくらいです。
蛾は生霊の化身という言い方もできるでしょうが、そうやってアバジャーニアの自然が、森先生が冴子さんのエネルギーの干渉を受けているということを知らせてくれているともいうことができます。アバジャーニアの自然はエンチダージからのメッセージ、気付きの宝庫なのです。
森先生は現地に到着してからずーっとゴホゴホ。しかもこのすさまじい乾燥は喉によくありません。咳をすればするほど、どんどん悪化していきます。顔面蒼白になり、ついに熱まで出してしまいました。
この期に及んでようやくお人好しの森先生も、これ(咳)は冴子さんからの「呪い」であるということをはっきりと認めたわけです。冴子さんは冴子さんで「バレたか!」とばかりに、臆することなく容赦ない攻撃が始まったようです。
森先生のカーサガイドとしてのお仕事は水曜日から金曜日のセッションがメイン。なんとかそれらセッションの立会いを済ませた森先生はついに高熱を出してダウンしてしまいました。
森先生を心配している場合ではありません。私は被害が他のツアーメンバーに及ばないかヒヤヒヤしていました。森先生にチャネリングしてもらったら…
「大丈夫、ツアーメンバーに手を出すことは出来ない」
とのこと。
そして、土日のオプションとして近くへ観光に行くことも許可が下りました。
でも森先生はこの調子なので、お留守番です。私一人で案内しなければならないことになってしまいました。行先は近場のピレノポリスという観光地。古いヨーロッパの町並みが残された美しい町です。
町の教会
小さな町です
私もこの時初めて訪れれる場所ですので、予め運転手のIZMさんに、遊べる穴場スポットを探してもらっていました。
連れていかれたのは、ピレノポリス郊外の滝!!
ええええ、車椅子の方もいるのに山登り? しかも「滝」って…
他の皆さんも、「山登りなんて聞いてないよー」「水着もってきてないしー」って。。(ゴメンね…、行き当たりばったりの計画で…)
そこはCACHOEIRAS BONSUCESSOといって、山の上から下まで7つ滝があることで有名なのだとか。だったら一番上まで登らなきゃウソでしょってことで…
ま、最初はこんな感じ(↓)だったのです。でも車椅子を押すのはたーへん!!
それがだんだん…
こんな感じになってきて…
最初の滝に到着(※拾い画です)
まだこうやって舗装されているうちは良かったのですが…
途中につり橋はあるし↓
崖みたいなところはあるし…
どんどん坂が急に!!
もう普通に山道です…
この辺までは皆さんに車椅子を持ち上げてもらったりして
手伝ってもらっていたのですが…
この辺からもう無理!
私ね、もうやけくそになってこの辺から車椅子を捨てて、女性を「担いで」登りました。なんかね、もう色々エンチダージから試されている気がしてね。「修行かな」ってね。
今冷静になってこうやって写真をみていたら、「なんでそんなバカなことをしたんだろう」って思うんですけど、もうこのときなんか「ハイ」になってました。
最後は階段です。
引き返せないしさ!!!
美しい Cachoeira BONSUCESSO(6つ目の滝)
ここからがさらにキツい!!!
最後の階段(周りは崖!)
もうね、笑うしかなかったっす。
はははははははは
そしてようやく最後の滝にたどり着いたのです(↓)
Cachoeira Lagoa Azul(青いサンゴ礁の滝)
(続く)