さつきさんは今から約2年前に一度、当店で小さなカーサクリスタルを購入してくださったお客様でした。
その時にたまたま別件でキャンペーンをやっているのを知り「自分にもエンチダージからのメッセージをつけて欲しい!」とのリクエストを頂いたので、「サービスで」森先生にチャクラバランス診断とメッセージチャネリングしていただき、後日お送りさせていただいたのでした。
そのときの彼女のチャクラバランスは下記の通り。
第七チャクラ(クラウン)- 3
第六チャクラ(額)- 3
第五チャクラ(喉)- 4
第四チャクラ(ハート)- 3
第三チャクラ(胃)- 3
第二チャクラ(丹田あたり)- 1
第一チャクラ(仙骨の下)- 3
5番チャクラが少し発達しているので、お話好きな方、社交的な方なのかな?といったことが想像できます。問題は第2チャクラです。この数値の低さはその時既に何か病気を発症していてもおかしくないレベルです。実際に「1」なんて滅多に見ない数字でして、この時少し気になったため彼女の名前を覚えておりました。
彼女はそれから数ヶ月後に「パートナーとうまくいかない」との相談を私達に送ってくるようになりました。私は、彼女のチャクラバランスをすぐに思い出しました。
森先生がメールで、時には電話で対応していましたが、だんだん私にも膨大な量の文字数の「悩み事」を送ってこられるようになりました。いつもさつきさんの目線でしか書かれていないので(当たり前ですが)客観的にどういう状況なのかということが今一つ伝わってきません。
ただ、その文面からは最初から「パートナーが全部悪い」と決めつけていることだけははっきりと伝わってきます。「パートナーが変わらなければ二人の関係はうまくいかない」と占い師に言われた、とまで言います。
どう読み返してもその占い師と同じことを私にも言わせたい、同調して欲しいといった調子でしたので、私はこう答えました。
「問題を全部人のせいにするようなアドバイスをする占い師なんて信用しない方がいいですよ」
と返しました。
その後私はご自身のチャクラバランスを思い出して欲しいと思い、森先生にチャネリングで選んで頂いた小さなカーネリアンをそっとプレゼントしました。
彼女は喜んでくれましたが、「どうしてカーネリアンなのかがわからない」というのですね。つまり、せっかく森先生にチャネリングしていただいた結果を全く活用していなかったのです。覚えてすらいないんですから。
そこで、「パートナーとの問題は必ずセカンドチャクラに現れます。カーネリアンはセカンドチャクラの活性化にぴったりだからです」と返しました。するとようやく彼女は思い出した様子。結局そのパートナーの方との問題はどうなったのかわかりませんが、それ以来ようやく同じような相談で連絡が来ることはなくなりました。ですが、チャクラバランスがそのままでは、いずれまた問題が再燃することは目に見えて明らかでした。
私達は写真提出サービスを利用するように、彼女にアドバイスしました。でも彼女は「お金がない」というのです。事態の深刻さを考えたら、僅か4000円がそんなに「高い」でしょうか?? ましてや彼女はヒーリングをやったりクリスタルを販売したりということをやっているわけで、自己メンテナンスの大切さはわかっているでしょうに。
さて、
彼女はパートナーの方と石のアクセサリーショップを始めたそうで、私にカーサクリスタルのタンブルを仕入れたいとの問い合わせを頂いたのです。タンブルをアクセサリーに加工して販売したいのだそうです。
私は応援して差し上げたい一心で、在庫のタンブルから手頃なものを厳選し、森先生に(卸値の)値段をチャネリングしていただきました。
ところがそのことを彼女に連絡したとたん、「どうせ高いから要らない」というのです。「森先生がチャネリングしたなら高いはず」と決め込んで、写真も値段も見るのもお断りだというのです。
私はあまりにの失礼さに驚きました。どうやら彼女は自分で売れそうな安い販売価格を設定しているのです。そしてそのためにはそれよりもずーっと安く石を仕入れるべきだ…と。これは「お金を払うのは嫌、たくさんいただくのも抵抗がある」というセカンドチャクラに問題がある人の典型的な特徴です。
色々と説教をしました。これまで散々相談事にのってさしあげていたこともあって、素直に耳を傾けていただけると思っていました。
ー以下私から彼女に送ったメッセージー
さつき様はご自身のショップを軌道に乗せ、それでを生計を立てたいのでしたら、 もっと事業計画をしっかりと練られてはいかがかと思いますよ。 一日に作れる商品の数、そこから捻出される利益、一日いくら稼がなければいけないのか。 さつき様からは残念ですが、ただただ安売りしたい、そのために石を安く仕入れたいという思いしか感じられません。 私たちはそんなことには協力できません。
ー中略ー
さつきさんの言うように
「カーサ自体、品を保つというか、誰でも簡単に手には出来ない、手軽さは出さないという感じでしょうか。益々、カーサが私から遠退いていってしまいますね(´;Д;`)でも、それだけ神聖な場所なんですね」
…だなんて全く意味が分かりませんし、すごく根深いさつきさんの問題を感じます。 先ずはきちんとお金をかけてご自身のメンテナンスをされた方がいいと思いますよ。 これからは相談でもなんでもタダで済まそうと思わないことです。 さつきさんのようにお金をかけないで先にお金を得ようとすると必ず失敗します。
ー中略ー
我々はただ石を売っているのではなく、カーサのエネルギーとのご縁を繋ぐお手伝いをさせていただいているのです。 石など本来必要なく、お金がない方は写真提出でハーブを処方していただくという方法をご用意しております。 これこそ全くの赤字事業で、本当に困窮しておられる方のためにと石を売ったお金で赤字を補填して運営しております。 「誰でも簡単に手には出来ない、手軽さは出さない」なんて言われる筋合いなどないと思っています。
以上
ところがこれを読んでどうやらさつきさんはブチ切れた様子。忙しい森先生に私の苦情を長々と言いつけてきたのです。「カーサツアーにいつか参加しようと思っていたけどやめます」などという捨て台詞付きでした。
さつきさんには返信せずそれを私に転送する森先生。チャクラバランスが歪(いびつ)な方は何を言っているのかわからない方が多くて、やりとりが成立しないことが多いのですが、私達もだんだんそれがわかってきていましたので、それ以上彼女に関わるのを止めることにしました。そして、私から彼女にこう送りました。
すみませんが、もう森先生に直接連絡をするのはやめてください。 私もあなたからの期待に応えるために、地方出張から帰ってきた森先生を羽田までお迎えに行って、 その帰りの移動中にさつき様のタンブルの話を出して差し上げたんです。 すごく忙しいところを貴重な時間を割いているんです、森先生も私も。ー中略ー ご自分の送ったメッセージを何度も読み返されたらいかがですか。 そしてそういうメッセージを送られた側の気持ちを想像したらいかがかと思います。 社会人としてマナーも常識もなっていないと思いますよ。 私たちは遊びで仕事をしているのではないのです。 もう返信は結構です。 森先生にも私にも今後一切連絡は無用にお願いいたします。
こうして彼女は我々が初めてはっきりと「出禁」を通告したモンスターカスタマー第一号となりました。
私達も学びました。無料で相談にのったりしても、それをありがたいとも思わないし、活用してくれることもないのです。今後こうした無駄な労力は一切やめよう、(特にビジネスをしたいと思っている人に)タダでサービスを提供するようなことはやめようと思ったのです。
このやり取りからたった一か月ちょっとのことでした。さつきさんは脳に異常が見つかり入院されたのだそうです。
森先生と私はそれを聞いてとてもショックを受けましたが、「まあ、そうだろうな…」と納得し、溜息をつくしかありませんでした。私達があれだけ問題点を指摘しても全く聞き入れなかったわけですから。森先生は電話でセルフヒーリングや浄化の方法などまで指導してあげていたそうです。
まだ若い彼女にとって脳に異常が現れるということ、これは間違いなくハイヤーセルフからの深刻な警告メッセージです。
身体に現れる異変について、それがどういうスピリチュアルメッセージをもつのか、私もいくつか「スピリチュアル版家庭の医学」と呼ばれる本を持っていますが、現在最も手に入りやすい本はリズ・ブルボー氏の「自分を愛して!」でしょうか。この本にさっと目を通すと、やはり脳の異常について「決定的に重要なメッセージを受け取っている」とあります。
森先生は瞬時にエンチダージからヴィジョンを受け取り「自分に都合のいいスピリチュアルをやってきたんだな・・・」と見たものを表現されました。そしてチャクラバランスを遠隔で見てみたところ、以下のように見えたそうです。
(以前) (入院直後)
第七チャクラ(クラウン)- 3 → 4
第六チャクラ(額)- 3 → 2
第五チャクラ(喉)- 4 → 3
第四チャクラ(ハート)- 3 → 3
第三チャクラ(胃)- 3 → 3
第二チャクラ(丹田あたり)- 1 → 2
第一チャクラ(仙骨の下)- 3 → 2
第一チャクラが下がったのは、生命の危険にあったということと、入院生活によって「本当に」お金が無くなったことも関係しているのではないかと推測できます。第二チャクラは上がりました。病気によってパートナーとの絆を一時的に取り戻したのかもしれません。注目すべきは第6チャクラです。脳に異常が見つかったのだから自然なことのように思いますが、ここが弱っている人は(後にご紹介する事例にも出てきますが)「目上の人に対する敬意がない人」に多いのです。
彼女の入院生活はその後半年も続いたそうです。