今日はちょっと番外編。

 

カーサの子供に対する注意喚起ではありませんが、アンカーミディアムの席に座っている人全員がちゃんとしたアンカーミディアムというわけではありませんよ、というお話です。

 

アバジャーニアには日本語と英語に堪能な、要注意人物が住んでいます。(※2018年4月現在もう母国へ帰国したとの情報が入っています。)彼女は非常に話がうまく、カーサの敷地内に生えているある木の葉っぱを持ち帰ると願いが叶う・・などというデマを広めて、可愛そうにその木が丸ハゲになってしまったことがあるのです。

 

セッションに関しては彼女はプロトコルを全く無視することが有名で、ある週の全セッション、つまり水曜の午前から金曜の午後まですべてのセッションで合計6回の手術を受け、次の週に同じように6回連続リビジョンを受けたという信じられない武勇伝が残っています。(もちろんそんなことしても何の効果もありませんけどね。)

 

そんなのは序の口で、森先生のお話だとお金の絡んだものすごいエグいエピソード盛りだくさんです。(私の口からはとても言えない・・)カーサ巡礼の常連さんやスタッフなら誰もが知っている要注意人物です。

 

 

彼女と仲良くなった人にはお涙頂戴の悲劇エピソード満載の身の上話をするそうです。それが人によって全然聞いた話が違うのだそうです。だから、彼女と話をしたことがある人同士が彼女の噂話をすると全然つじつまがあわなくなってしまいます。

 

ある人には「FBIで霊能力を利用した捜査を担当していた」と自己紹介したかと思うと、別の人には「原発事故の放射能の影響で目をわずらい、それを癒すためにカーサにきた」などと話すのだそうです。何が本当なのかはさっぱりわかりません。

 

今和泉はずっと以前から森先生に彼女には近づくなといわれていて、言いつけ通り彼女とは絶対に接触してきませんでした。森先生はずっと、「ひなちゃんなんか絶対にイチコロで騙されるよ!とにかく話がまことしやかで上手いんだから!」と言ってました。だから実際私の目と耳で彼女のことを知らなかったのですが、、、

 

 

2017年10月の滞在で彼女の方から話しかけてきたのです。

 

「日本から来られたんですか?? 私ももう何年もここにいていつまでもフラフラしてるわけにもいかないので(といってCASAの身分証明書を見せます)。 みなさん今週ジョアンさんいらっしゃらないの知らなかったのですか?今ニューヨークでセッションしていらっしゃるんですけど、おそらく来週も帰ってこれないんじゃないかしら。」

 

その週ジョアンさんがいないことは知っていました。でも来週まで?? そんなはずはない・・と思って聞いていたのですが、CASAの身分証明書まで見せられたらついつい少しだけ信用しそうになりました。

 

「今ちょうどね、ニューヨークで英語圏の人たちで集まっていてオーガニックの食に関する国際会議が開かれているんです。ジョアンさんはそれに出席してらっしゃるからおそらくそのまま帰ってこれないと思いますよ。」

 

どうですか、すごく「まことしやか」でしょ?? でも私はこれを聞いてああ、嘘だな、と判りました。ジョアンさんはジェシカと共にニューヨークに滞在しています。英語圏の会議というのが本当だとすると通訳のジェシカが必ず一緒です。

そのジェシカが次の週カーサへのツアーを組んでいるので、ブラジルに帰ってこないなどということはありえないのです。

 

その身分証明書、何をするための証明書かと思っていたのですが、なんとあの花形、アンカーミディアムの席に座るための身分証明書だったのです!!!

 

いやいやいやいや、この人がアンカーミディアムなわけはないし(笑)と思ったのですが、セッション当日ちゃーんとその席に座っているではありませんか!!

 

彼女は立ち上がってカレントの人達に英語で何か説明を始めました。

 

「この辺りの席に座られたかたはラッキーよ。エンティティ―(エンチダージ)が特別に○○するの!選ばれた方しか座れない席なのよ!ここに座られた貴方は導かれているわ!!」・・・みたいな。とにかく聞いてる人が顔を赤らめるくらい褒めちぎりまくって、すっかり信用させられている様子なのです。困ったもんだと思いました。

 

別のセッションでは私はラインに並んだのですが、彼女の瞑想している様子が目に入ってきました。他の皆さんは静かに座っているのに、彼女だけ前のめりになって何かを凝視するように、「何か見えます!何か聞こえます!!」とでも言いたげなジェスチャー、大仰(おおぎょう)なパントマイムみたいなことをしていました(笑)

 

彼女もやはり生霊のカーサの娘と同じく、治療のためにその席に座らされています。もちろんカーサの娘でもないし、アンカーミディアムでもありません。

事情をよく知る人からは「まるでさらし首のようだ」といわれ、「一人だけ赤ちゃんが座ってるみたい」という人もいました。「彼女がこの席に座るなんて何かの冗談みたいだよね」という声や、「エンチダージは見せしめのつもりなのかなあ?」という声も。

 

おそらくエンチダージは彼女にあえてその身分証明書を与え、「君がこれから語る言葉はアンカーミディアムの席に座るCASAの一(いち)スタッフとしての言葉になるのだよ。十分注意して責任ある言動を心がけなさいね」・・・ということなのです。すごく愛情深い治療だと思いませんか??

 

続く

 

追記(2021/3/24):この記事は亡くなった赤松瞳氏についての記事です。

 

 

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