助産師の佐藤亜紀です。
リーキーガット症候群って聞いたことありますか?
腸壁に炎症が起きた結果、腸からウイルスや菌、タンパク質が血中に流れ出ることで、遅延型アレルギーをはじめとした様々な体調不良を引き起こすというものです。
言い方を変えると
遅延型アレルギーは腸管の粘膜が損傷を受けたことにより、その粘膜の隙間から血中に食材が漏れ出てしまうことが原因で起こると言われています。
これがリーキーガット症候群。
《アレルギーの話》
遅延型フードアレルギー検査に関して賛成派と反対派の意見があります。
【賛成派】
即時型アレルギーIgE抗体では食物アレルギーがないと判断されても、潜在的なアレルギーが体調不良の原因になっている可能性はあるから、遅延型アレルギーも検査することで詳細なアレルゲンを特定できる。
【反対派】
遅延型アレルギー検査の結果は食物の摂取量に比例しているだけ。
遅延型アレルギーに対して食物アレルギーの検査をしてその判定することに意味がない。
不要な食事制限をすることで正常な発達を阻害する危険性もある。
《発達障害の話》
腸と脳は繋がっているという話はだいぶ前から言われています。
発達障害の子どもは免疫が正常に機能しないから、真菌やバクテリアが増殖し、その結果、リーキーガット症候群を引き起こす。
とか
腸内にカンジタ菌が増殖すると脳を興奮させるから、発達障害の症状が出やすい傾向にある。
リーキーガット症候群に関していろんな意見が飛び交っています。
そして、それに振り回される親御さん。
さて、現代の親御さんは起こってもいないのに心配します。
リーキーガット症候群になったらどうしよう...
遅延型アレルギーになったらどうしよう...
発達障害になったらどうしよう...
だから、最初から予防のためにあれもこれも危険だから与えない。
アレルギーの代表【小麦粉、卵、乳製品、ナッツ類】を食べさせない。
特に小麦粉と乳製品、そして糖類は悪!!!!
絶対に与えない!!
なんか...違うと思います。