第2回 宮崎ひなた人狼研究会 『2018 夏』 やります! | ひなた アナログゲームs

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今回の研究会では、

『TRPG人狼』

『人狼島からの脱出』

の二種類のゲームを予定しています。

 

『TRPG人狼』

は、TRPG好きな私達が考案した、キャラクターシートを作ったり、サイコロを転がしたりして行う人狼をやってみようという試みです。

 

『人狼島からの脱出』

の方は、わりとライトな正体隠匿ゲームとして新しく考案したゲームを行います。

基本的な考え方は人狼ですが、タイムボムやシークレットムーンのようなボードゲームに近いテイストになっていると思います。

 

ちょっと長文になりますが、『人狼島からの脱出』のストーリーを公開いたします。

興味をもたれた方は、ぜひ一緒に遊んでみませんか?

 

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~人狼島からの脱出

 はるか昔、世界中あちこちで勃発した「人狼」による惨劇。人に化け、人を襲う人狼達により、人々は眠れぬ夜を過ごします。
 そして幾つもの夜が過ぎ、運よく人狼を退ける事ができた人々はいつしかこう考えたのでした。
「人狼の恐怖から身を守るには、人狼そのものについて知らねばならない」
「人狼を捕まえ、その恐るべき謎を解明するべきだ」
「研究を。人狼が何を好み、何を嫌い、何を喜び何を恐れるのか。徹底的なまでの研究を。それこそが人が人狼に打ち勝つための唯一の方法である」

 ……それから何年もの時が流れ、ここは絶海の孤島に立てられた一つの研究所。世界中から集められた専門家達の目には、生きたまま捕獲された人狼たちが写ります。彼らは自分の人生全てをかけて、この恐るべき存在の全てを解き明かそうという人々なのでした。
 信念と、使命感と、そしていくばくかの狂気を持って。彼らはさまざまな恐ろしい実験に手を染めます。抵抗の意思すら持つ事を許されない人狼たちの悲痛な叫びは、研究者達の耳には届きようも無いのでした。

 そんなある日、島の中央で大きな爆発音が響きます。研究所の全てを支えるライフラインに事故が起こってしまったのです。
 ほとんどの施設が破壊されつくした瓦礫の前で、研究者たちは島からの脱出を決めました。このままでは研究の続きどころか、まともに生きながらえる事すらままならないのは明白だったからです。
 幸い、この島には非常用のボートがいくつかあります。二人でならば動かす事の可能なこのボートを使えば、なんとか全員が別の島へと避難する事ができるでしょう。

 ですが、生き残った研究員たちは気づいています。今この場に居る人々の中には、食らった人の姿に変わる事のできる人狼が紛れ込んでいるかもしれないという事を。そして人狼たちは、このどさくさに紛れての脱出を企んでいるであろうという事を。
 だからこそ研究者たちは、紛れ込んでいるであろう人狼を監視できるようにしながら脱出せねばなりません。それが叶わないときには、人狼をこの島に置き去りにしてしまうのです。
 それが、たとえどれだけの犠牲を払うのだとしても。

 目の前にあるのは生き残るための道しるべ。二人乗りのボートに、自分は果たして誰と一緒に乗るべきなのか。信じられるのは、誰なのか?
 逃げ延びる事を目指す人狼と、それを追い詰める研究者達。遥か古の過去とは違い、追うモノと追われるモノが逆転した人狼劇が、今、その幕を切って落とされたのでした