日葵がダウン症だと分かってから


その現実をなかなか受け止められず

自分が産んだ子供だと実感出来なかった理由の1つに

当時緊急事態宣言の真っ只中で

面会時間がたった1時間しかなかったこともあると思います。


GCUに移ってからは、タイミングが合えば沐浴をさせて貰えたり、自由に抱っこする事も出来ました。


けれど、それだけで時間はあっという間に過ぎてしまいます。


沐浴をした後は、だいたいミルクを注入する時間だっのですが

注入が始まると、日葵はいつもすぐに眠ってしまい。


しっかり起きている時に会えた事は、ほとんどありませんでした。


だから、面会に行っていたのは

会いたいという素直な気持ちからではなく。

義務的な感情に近かったと思います。



それが少しずつ変わってきたきっかけは、前回の記事にもした、ラミレスさんファミリーのTV番組でしたが


その後さらに、はっきりと気持ちが切り替わった瞬間があります。


夜、旦那さんと電話で他愛もない話をしながら、地上波で放送していた邦画を観ていた時。


もうすぐ終わるかなというあたりだったので、おそらく10時半過ぎくらいだったと思います。


TVから突然

緊急地震速報が流れました。


そこまで大きな揺れでは無かったものの、久しぶりに聞いた音にドキドキしていました。


そして、次の瞬間


「日葵、大丈夫かな


ほとんど無意識に、真っ先に頭に思い浮かんだのは、酸素マスクや経管チューブに繋がれた日葵の姿でした。


「家にいるより

安全だから大丈夫でしょ」


父親から言われた一言で安心し、この時に


大丈夫じゃん

私。


って、はっきり思ったのです。


それまで、日葵に対して素直に可愛いと思えない自分は、母親失格だと思っていました。


けれど。


失いたくない


と、本能的に思えたのです。


翌日、日葵に会いに行った時。

毎回、会う度に勝手に涙が出ていたのですが、この日は、いつもの悲観的な涙とは違う涙が溢れていました。


今日も懸命に

頑張って生きててくれて

ありがとう飛び出すハート


と、素直に思いました。


可愛い可愛い日葵…


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