書きました。原子力損害賠償紛争審査会と東電宛の意見 | つながろう!放射能から避難したママネット

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私たちは放射能から避難を余儀なくされたママ達です。
ココロとカラダの悩み、子どもさんの心配ごと、学校のこと、福島のこと、これからのこと、みんなで話して自分を解放しませんか。
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活動拠点 ママネット@東京  ママネット@埼玉

自主避難にも補償を行なうように求める意見がFOEから募集されているとお世話になっている方からご連絡をいただき、想いを書き留めてみました。
事故後、実はこういうことをなるべく考えないようにしていました。
書きながら、涙が流れている自分がいました。
子どもに見られないように、そっと泣いていました。

同じように苦しい思いをしている自主避難者のママ達がいたらメールください。コメントください。
解決にはならないかもしれないけれど、苦しみを共有したい時もあります。

以下、咄嗟に思いつかなくて些末な内容ですが、表現したいと思います。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
◉第14回原子力損害賠償紛争審査会においては、私たちは(2)に値すると云いたいのだと思います。が、私たちにとっては、どちらも同じに思います。
まず、そこに疑問を感じています。
とはいえ、政府はそのように優先順位を付けたいのでしょうから、それはそれとしましょう。

◉自主避難については、賠償云々よりも、まず権利として認められて居ないのではないかと思います。危険なところから避難するという人命にかかわるシンプルな行動に対しての権利を認めてほしいと思います。
”自主避難 ”という表現は、あまりにも”勝手な意思に基づいて避難した”というふうに聞こえます。”自主的に避難せざるを得ない人たち”であることに違い有りません。
岩江小学校の校庭は当時1、6マイクロシーベルトもありました。そこで平常通り学校生活をさせる政府の対応に対し、自分で自分の子どもを守るしかないという選択は、普通ではないでしょうか。今回の疎開裁判も踏まえて、政府が避難させていない状況にもっと責任を感じるべきです。

■賠償について
◉もちろん、避難にかかった費用は全額請求したい。
交通費、宿泊費、ガソリン代、引っ越し代、

◉福島原発事故のあとに、失ってしまったライフラインや生活必需品への保証もお願いしたい。
膨大なミネラルウオーター代、大量のマスク代、毎日取り替えたレインコート、廃棄物を処分した大量のゴミ袋、

◉水素爆発後の苦悩についての慰謝料も請求したいのが本音だ。交通事故なら当然として慰謝料が出るであろう。何故、一電力会社の事故で、これだけ多くの国民が苦悩しているのにその慰謝料がでないのか。慰謝料がわりに当面電気料無料などの措置をすれば、身銭をきらずに賠償できる安易な方法もあるだろうに。
ちなみに水道局は、被災者は一年無料。東電は平気で徴収している。おかしい。

◉失った畑の土壌改良にかかる費用
きれいな腐葉土、新しい土など、軌道にもどすための長期的な改良支援。土壌測定支援。廃棄物の支援。

◉失った農作物の見込み収入への保証
4月末で1、98マイクロシーベルトもあった有機の畑は、素人が考えても有機栽培できる土壌ではないことは一目瞭然。政府の暫定基準値内だからと言って、有機栽培を継続できる農家さんのスタンスは、正直云って信じ難い。でも、それでも自家の経済と、畑の再生のためには作付けせざるを得ないことも理解できる。
私は、   作付けを継続しなかった事が罪か?
そんな土壌で農作物を作りお客様に食べさせるほうが罪か。 頭がおかしくなりそうだ。
例年の収入に見合った保証をしてもらえれば、自家経済としては折り合いをつけられる。

◉避難なのに、いちいち住民票をうつさなければならないのが私たち避難者だ。
普通の引っ越しの扱いなのだ。
当然、移した先の市町村の医療費などに従わなければならない。
子どもの医療は三春では無料。同じ保険保証内容にしてほしい。

◉住宅代の保証
個人のお宅から借りている場合でも、避難生活にかわりは無いのだから
提供してくださっている家主さんに費用保証してあげてほしい。
相場でよいと思う。

◉あたらしい生活場所の光熱費などは、避難しなければかかるはずのないモノだったはず。当然負担してほしい。東電に。
電気、水道、ガス、水道、などは正規のレシートが出るので一番補填しやすい部分なのではないか。

●心療内科やメンタルセラピーなどの通院を補助するべきだ。特に子どものチックや異常行動、小学生の夜泣きなど症状は様々だが、みんな助けを求めているココロの叫びだ。
被災者の大人も子どもも、政府や被災地以外の人たちが考える以上に、心を病んでいる。
お金では解決できない。苦しみと悲しみの中にいる。いまも、ずっと爆発以来変わっていない。毎日福島を想わない日はない。私たちはずっと3月11日のまま、取り残されている。前に進む事も、後ろを振り返る事も出来ず、ただただずっと停まったままです。


以上、

思いつくだけです。
こういう事は普段とてもとても忘れていたい事柄です。
後ろ向きになってしまい、私の性格上は、排除している思いです。
避難してきて、こういう思いの中で毎日悶々と暮らしているママもいます。
未だに涙が出て来るといいます。
そういうストレスを抱えている人たちを救済するメンタル支援も絶対必要。
私は医者ではないけれど、ママたちの心の苦しみを癒したい。自分も癒されたい。

長くなりました。瑣末で恐縮です。
考えがまとまりません。


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自主避難にも補償を行なうように求める意見がFOEから募集されています。
原子力損害賠償紛争審査会と東電宛の意見
頂いたご意見は、同審査会事務局および東京電力に提出されていただきます。また、ホームページ・ブログ上で公開します。
第一次締め切り:10月2日(日)→10月3日(月)記者会見で配布 
第二次締め切り:10月5日(水)→10月6日(木)に文部科学省に提出予定
第三次締め切り:10月12日(水)→10月14日(金)に文部科学省と東電に提出予定
最終締め切り:10月23日(日)→10月末までに文部科学省と東電に提出予定

(背景)
9月21日開催された第14回原子力損害賠償紛争審査会においては、事務局が準備した資料に基づき、①原発の置かれている状況が不安定であるため、再爆発などを恐れた住民が自主的避難をした場合、②被ばくを恐れた住民が自主的避難をした場合――の二つのカテゴリーに分けて議論が行われました。
①については、4月22日(計画的避難区域、緊急時避難準備区域が設定された日)以前、②についてはそれ以降といった形で概ね検討が進められました。前者については、おおむね補償が認められる方向ですが、後者については、認められない恐れがあります。
これについてのご意見をお書きください。

https://pro.form-mailer.jp/fms/d1e9a64c22337

明日3日(月)、院内集会とのこと、8日(土)にも同様の集会があるそうです。
http://www.foejapan.org/energy/news/evt_111003.html