ひなた号の冒険スピンオフ作品「雨のにおどり公園」後記⑦ | ひなたのかけら、ひとひら。(ひなたなほこ公式ブログ)

ひなた号の冒険スピンオフ作品「雨のにおどり公園」後記⑦

<本番・内容・感謝>

照明と、音響、舞台監督が加わり、一気にステージらしくなります。

 

当日スタッフで、うちの団体(うちは一社です)ココラボに関わってくださっている人、前からの出演者や、地元の方も来てくれました。

 

子どもたちが経験するステージに出る瞬間。

分刻みで進んでいくスケジュール。

 

この微妙な緊張感の連続が、子どもを大きく成長させるなあと思いながら一日が過ぎていきました。

いつか

「暗転が人を成長させる」

「本番の裏側が、子どもたちを大人にする」

 

という話はnoteに書きたいなと思っています。

 

ゲネプロを終え、本番を終え

雨のにおどり公園は幕を閉じました。

 

ここで少しだけ、本編のこと。

いつもは書かないことなのですが・・・

 

 

今回の内容は、「雨のにおどり公園」というタイトルだったのですが

ずっと雨が降り続いているという設定でした。

ひなた号の大前提は「どんな雨でも必ず晴れる!」です。

出航の日は、晴れて清々しく冒険の旅に出る。

 

でも、雨です。

みんなが毎日傘をさし、顔も見えず、人と離れて歩きます。

手がふさがっているから、握手もハグもしません。

子どもたちは、雨が降り続く中、家の中でゲームや、携帯をいじってばっかりです。

学校にいけなくなって、テレビ電話で授業します。

 

はい。私は

今の世の中のことを描きました。

 

直接的にウィルスのことには触れなかったけど

それはすべて雨のせいとして、話を重ねることにしました。

 

ひなたが後半に爆発します。

「雨が降り続くのが行けない。いつまで・・・いつまで続くんだろうってみんな思ってる。」

 

私は、この物語は関係者しかみないことはわかっていました。

関係者は保護者、大人がほとんどです。

コロナ禍で「みんな苦しいから、仕方ないよね」と思っている大人たちに届けたかった。

 

仕方ないけど、ホントは泣きたいし

仕方ないけど、ホントは怒りたいし

仕方ないけど、あのころに戻りたい

 

大人だって、悪いけど人間なんだ。

 

 

大人は物分りもよくて、現実も受け入れることができる。

子どもみたいに、泣いたり騒いだりしない。

 

でも、それでも。

 

この瞬間だけは、ひなたが大爆発してダダを捏ねることで

ちょっとでも見てる大人がガス抜きができないかなと思いました。

 

結果。

ひなたは、それでも今を生きていくことを

あなたならそれができるとアイシャに諭されるのですが(笑)

 

前を向いて生きていくために

一度、自分の今を見つめ直してから進むという物語にしたのでした。

 

 

 

今回たくさんの方に見てほしかった「雨のにおどり公園」ですが

どうしても、見せることが出来なかったので

長文になっても残すことにしました。

 

 

改めて。

今回の作品を作り上げることができてよかったと

におどりプラザの皆様、舞台監督、音響スタッフ、照明スタッフの皆様

大人キャスト(兼スタッフもやってくれてたり)、ミュージシャン、参加者、参加者の保護者様

当日スタッフの皆様、会館スタッフの皆様・・・本当に感謝いたします。

(名前を書くのは控えます。ちょっとはずかしいので)

 

ありがとうございました。

 

 

最後の最後に

この企画を持ってきてくれたうちのボスにありがとうと

私の家族にも感謝を(本当にワンオペ大変でした・・・ありがとうございました)

 

 

ひなた号は、次回は8月!

挑戦者求めてます。

すごーく大変です!けど、楽しいよ!

 

 

終わり!