そもそも同居自体は嫌ではなかった。
ただ義兄が継ぐものと思っていたので、義兄嫁の親が働いているからこちらに と出産前に何泊も世話になっている事は気にならなかった、いずれ同居するだろうし、と。
が嫁ぎ先一族に嵌められた、夫もグルだろう。姪っ子がひどく自家中毒なので地元に帰ることは考えられない、と回ってきたお鉢に乗っかってしまったのだ。結局同居した一年後に義兄家族は地元に帰ってきた。罠にも気付かず私は自分の城を手放したのだ。
それまで義両親と仲良くなる事だけを目標にしていた事もあり、色々あった末に気を取り直した。悩んでも仕方ない。仲良しの嫁と姑を夢に進みだした。蓋を開けるとどうも、親の方はそうでもないらしい。もともとおかずを一品 と持って来てくれるような人では無かったが、どうやらキッチンに体が当たりながら二人並んてまで仲良く料理、なんて嫌いらしい。
今だに義兄家族がくると熱くもてなすお客様、同居するのは居候の嫁扱い、に拍車がかかってきた。「万人に嫌われたくないので良い人であろうとする」のは苦手で、私は嫌われても違うことは違うと言ってしまい、誤解もあるが理不尽に声を挙げずにはいられない。結果「嫌な人」に身を落とす。なんだか意地でも変えたくない自分がいる。私が正しいと言うのではない、言わなければ伝わらないと言いたいのだ。
座礁したタンカーのように黒くドロドロした重油が溢れ出す。誰も喜ばないがくい止める物もない。
ただ義兄が継ぐものと思っていたので、義兄嫁の親が働いているからこちらに と出産前に何泊も世話になっている事は気にならなかった、いずれ同居するだろうし、と。
が嫁ぎ先一族に嵌められた、夫もグルだろう。姪っ子がひどく自家中毒なので地元に帰ることは考えられない、と回ってきたお鉢に乗っかってしまったのだ。結局同居した一年後に義兄家族は地元に帰ってきた。罠にも気付かず私は自分の城を手放したのだ。
それまで義両親と仲良くなる事だけを目標にしていた事もあり、色々あった末に気を取り直した。悩んでも仕方ない。仲良しの嫁と姑を夢に進みだした。蓋を開けるとどうも、親の方はそうでもないらしい。もともとおかずを一品 と持って来てくれるような人では無かったが、どうやらキッチンに体が当たりながら二人並んてまで仲良く料理、なんて嫌いらしい。
今だに義兄家族がくると熱くもてなすお客様、同居するのは居候の嫁扱い、に拍車がかかってきた。「万人に嫌われたくないので良い人であろうとする」のは苦手で、私は嫌われても違うことは違うと言ってしまい、誤解もあるが理不尽に声を挙げずにはいられない。結果「嫌な人」に身を落とす。なんだか意地でも変えたくない自分がいる。私が正しいと言うのではない、言わなければ伝わらないと言いたいのだ。
座礁したタンカーのように黒くドロドロした重油が溢れ出す。誰も喜ばないがくい止める物もない。