わかれた心臓は戻らない | ひとでなし

ひとでなし

妻のご両親と同居
最近はまっていることは
刺繍と星のカービィとポケモンとプーリップです
写真付き日記ぶろぐ
気に入らない人は見ないでください
仲良くしましょう
よろしくお願いします

20代の時

ホルモン不足から酷い頭痛とうつ状態になった

常に言い様のない不安にさいなまれ

起き上がれなくなって毎日ふとんの中で泣いた

家族が死んだら僕はひとりぼっちになる

そんな不安と孤独感でいっぱいになった

唯一の友人の声が聞きたくなった

僕の近況を書いて

声が聞きたい

今 電話をしてもいいか

メールを送った

返事は来なかった

電話も繋がらなかった


ネットに見つけた悩みを投稿する匿名の掲示板に

なぜ僕には友達がいないのでしょうかと書いた

それはあなたがつまらない人間だからですと回答をもらった

ありがとうございますと返事を書いた

誰からも連絡の来ない携帯電話を握りしめて

独りふとんの中で泣きながら耐え忍んだ

一年後

友人から風邪ひいてたと返事をもらった


それから20代の間は友人とは一度も話をしなかった


30代になった頃

友人から連絡をもらった

嬉しかった

重い身体を引きずって友人に会いに行った

たくさん話をしたかった

無言が続き

ひとりアニメイトに放置され

思っていたのと違った

でも嬉しかった

失った時間を取り戻したかった


友人が頻繁にメールを送ってくれるようになった

30代になり人間関係に変化が訪れた友人は

ことあるごとに寂しさを口にする

ある時

20代の頃は毎日ひっきりなしに友達と予定があって本当に楽しかった

と言った

僕が必死の思いで頼んだ時

友人は友達と遊んでいたのだとわかった

さぞかし僕が鬱陶しかっただろう


僕は友人が大好きだ

友人は本当に大切な存在だ

しかし僕はなんて心が冷たい奴なのだと思う

苦しくてたまらない

友人が友達と遊べて嬉しい時は共に喜び

友人がつらい時は共に悩み 考えてあげればいいのに

僕が困っている時に助けてくれなかったくせに

僕が頼んだことなんてつゆほども覚えてなくて

自分の都合のいい時だけすがってくると感じてしまう

僕はつまらなくて

仲良くしてくれる人を選べるような立場ではないのに

友人の話の全てがもうどうでもいい

楽しくない


友人からの着信を見るたび

いつも心に引っ掛かっていた思い

あの日の強烈な寂しさがよみがえる


僕はひとりぼっちになってもかまわない

もう終わりにしたい




メンタルクリニックに相談した話


友人の愚痴100