最初から




これの続き







そうこうしているうちに、

旦那、到着。





玄関入って、

リビングへ通じる廊下の途中で

何とも言えない表情で、

ピタッと立ち止まる旦那。





リビングは、

ただならぬ空気感。





全てを察知した様子。




すると、

リビングに向かう、

廊下の途中にある部屋に駆け込み、

何かしている。

往生際が悪い





ま、大方、

女からの連絡とか消したり、

女にバレたとでもラインしてるんだろう。

今更そんなの見ないから平気なのに





やっとリビングへ来た。





机の上に散乱している、

おびただしい数の、

プリントアウトしたA4サイズの写真たちを

目の当たりにする。





旦那、

相当に、

焦っているw





今までに見たことのない、

旦那の表情。

ダサ〜




なんでこんなものがあるんだ?!

とでも言いたげ。




プリントアウトした、

紙を

立ったまま

次々と見ている。

座ればぁ?





え?え?え?

なぜ!?




って顔である。





そりゃそうだ笑


ざまぁ!

焦ろ焦ろ!

走馬灯のように今までのことを思い起こせばいい!






そして、父が旦那に言う。






離婚したいんだって?

でもさ、不倫してるんでしょ?

これ、説明できる?」




プリントアウトした、

紙をトントンと

する父。





旦那

「………。」

顔面蒼白とはこのこと





「これとかさ、すごいよねー」





そう言って、パンティの紙を

ピラピラと見せる。




すると、旦那。




旦那

「え?これは!

お前も知ってるやつだよね?」





はいーーー?!!

なぜ私に振る!!!

知ってるやつだと?!






「は?知りません。」





旦那

「これ、

一緒にコインランドリーに行った時に、忘れ物であってさ。汗

持って帰って来たじゃん。汗」









…こいつ、何言ってんの?



一緒にコインランドリーには行くけども。



忘れ物のパンティ持って帰るやついるか?



え、え、え、

誰のか知らんパンティを、

持って帰って、誰が履くんですか?

わたし?それともあんた?



私も同意の上で、持って帰って来たと、そうおっしゃりたいんですか?




それがたまたま、

あんたのカバンの中にあったと、

そう言いたいんですか?!




と、心の中で一気に感情が渦巻き、

言い返そうと思ったら、父が、





「ははは!!

えー?

コインランドリーから?!

それ、犯罪じゃん。

ってゆーか、変態じゃん!!」




うける!!!

ナイス父!!!


 



私、爆笑。


別に出どころは何でもいい。

パンティがカバンの中にあった事実を、

ご両親に教えて差し上げたかっただけww





俯く、旦那。





ま、もし見つかったらそう言い訳しようと思っていたんだろう。





事実とは違う言い訳を、

頭の中で反芻するうちに、

事実だと思い込み、

変換される。





こっわー!!!

頭おかしいわやっぱ






「ってゆーかさ、相手の女と、

こどもを連れてラーメン屋さんにも行ったんだって?


それさ、帰って来てから、

こどもがママに言うとか考えなかったの?


こどもの成長に興味ないの?


どのくらい喋れるとか、分かってないの?


でもわかってないから、

平気だろうと思って連れて行ったんでしょ?


その後、悲しい悲しいって、

娘の前で泣いてたんだよ?


最低だな。」





旦那

「………。」




義父。

絶句。



義母。

号泣。

親泣かすなんて最低だな






そして、


父が、おまえは何か言いたいことはないのか?

と、言ってきた。








アホな言い訳で時間取られたのでつづく