ママは、ずっと、
あなたのそばにいるよって、
ぎゅっと抱きしめた。
そしたら、やっと落ち着いてくれて。
…許せない。
私だけならまだしも、
こどもにこんな悲しい思いさせるなんて…
絶対に許さない。
私はその足で、
自分の実家に行った。
こどもには聞かれたくないので、
母にこどもと外で遊んでいてもらい、
父に今までのことを、全て話した。
今日、こどもが言ったことも、
全て。
もちろん、これまでのことは一切、
話していなかったので、
父はびっくり。
私はわんわん泣きながら、
「もう無理です。
ごめんなさい。」
と、父に言っていた。
父は、優しく、
「そうか。
大変だったなぁ。
もう、それは、無理かもしれないなぁ…」
1回目の不倫事件の時。
父は、もう一度頑張ってみろ!
と、言っていた。
また、そう言われるかもと思っていただけに、
すごくホッとしたことを覚えている。
よかった…
心強い味方が出来た気がした。
親に話して、心の整理がついて、
なんかスッキリした感じ。
それと引き換えに、
旦那と関わることに、
拒否を覚え始める。
今までは自分の気持ちをひた隠して、
平静を装い、
離婚はしない!
と言い張っていたけれど、
この、こどもの一件で、
自分を隠すことが出来なくなっていた。
むしろ、
気持ち悪い。
私に話しかけないで。
こどもに触らないで。
休みの日、
こどもと旦那を2人にしたら、
また女のところに連れて行かれるかもしれない。
そう思ったら、
怖くて休みの日にこどもを旦那に預けられなくなった。
だから、
旦那が休みの日は、
実家にお願いしてこどもを見てもらっていた。
今までは休みの日は自分が見てたのに。
なんで、実家に行くんだろう?
そんな事は、思わないのだろうか。
なんで?
とも聞かれなかったし、
こどもと遊びたいよ。
とも言われない。
あぁ。
もうこの人の頭の中は、
不倫女でいっぱいなんだ。
こども、見なくて済んで
ラッキー
2人で思いっきりデートできる
ラッキー
とでも、思っていたんだろうか。
こどもの気持ちを考えると、
悲しくて、
泣けてくる。
こんなのが、パパでごめん。
と。
不貞の証拠は複数回必要。
分かっている。
でももう無理。
最後の罠、
仕掛けるよ!