今日は和菓子の日なんですね。
全国和菓子協会によると、
西暦848年(承和15年・嘉祥元年)の夏、
仁明天皇が御神託に基づいて、
6月16日に16の数にちなんだ菓子、餅などを神前に供えて、
疫病を除け健康招福を祈誓し、
「嘉祥」と改元したという古例にちなんでいるそうです。
私はお菓子・パンの業界誌の編集に携わっているお蔭で、
色々なお菓子をいただきます^^
先日、こんな素敵な和菓子をいただきました。
まずは目で楽しんで、満足してから(笑)お茶と共に楽しみます。
この干菓子は、両口屋是清さんが、
4月に新宿にオープンした NEW o Man の2階に、
新しく出店した店舗「和菓子 結」の御菓子の一つです。
贅沢にも木の小箱に大切そうに入ってます。
「めでたづくし」という和三盆で、
金運を呼び込む縁起物とされている金魚を模したもの。
水色の丸いのは、金魚がはねた後の水の輪でしょうか…
一つひとつ、和菓子職人さんが型で打って制作した和三盆。
一つとして同じ模様がない金魚たちです。
それだけに、値段も少しいいようですが、
何だかうなずけます。
金魚は夏の風物詩。
ちょっと涼しげに飾って、金魚を泳がせて楽しんでみました^^
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同じく「和菓子 結」の御菓子で、
両口屋是清の「二人静」と同じもののようですが、
こちらは「じゅじゅ」という和三盆。
九色(日本の色)あって、それぞれに使ってある材料も異なっているそうです。
なので、砂糖も九つの味になっています。
同じ緑でも Green という一つの色のくくりではなく、
苗色、鶸萌木、裏葉柳などという興味深い名前がついていて、
色と自然、色と季節を感じることができます。
小さな一粒だけど、日本の美がここに込められています。
* * *
そして、もう一ついただいたお菓子がこちら。
書籍「和菓子のアン」の続編発売で行われたイベントで、
島根の老舗和菓子店「彩雲堂」さんが制作された
その名も「和菓子のアン」という和三盆。
登場人物の名前にちなんだ可愛い和三盆たち。
画像で見るとそこそこの大きさだと錯覚してしまいますが、
7㎝角の手のひらサイズの小さな箱に、
彩りも綺麗な和三盆が4個入ってました。
和三盆4個のために小さな箱を作るってことに、
まず胸がキュンとしてしまう私です♡ (おばさんが乙女になる瞬間(笑))
素敵な和菓子を見ると、思わずコラボしたくなるが私の習性でして…
それぞれのお花に葉っぱをつけちゃいました(*^ ^*)
「和菓子のアン」の本をお借りして、今読んでる最中ですが、
面白おかしく読み進めると同時に、
和菓子の由来や奥深さが随所に織り込まれた内容です。
思わずうるっとする章もあり、
和菓子って素敵なんだなぁ…と思わされる1冊です。
早く読んで、続編も借りよ♪