以前ちょっと触れたかと思うんですが。
無事に入手できましたので、やってみました。
今回のベース車は品番93526です。
TOMIXワールド・テックステーション大宮限定品らしいです。
これ数量限定なのかな?販売場所が限定されてるって意味の限定品なんでしょうか。
HP見ると“SOLD OUT”の物もあるのでどうなんでしょう?
なお、同じ方法で品番2702のヨ8000にも取付できます。
厳密には、1ヶ月ほど前に先にそちらを加工しました。
ちなみに、今回は記事が長いです。
画像も多いので重い可能性もあります。
さらに、TOP記事にも記載してありますが、今回の加工は火傷や深い裂傷を負う可能性があります。
真似される場合は自己責任でお願いします。
まずは製品をサクッと。
実車はこの記事を書いている時点では愛知機関区に保存されているみたいですね。
なかなか良い感じではないでしょうか。
ただ、右の画像を良く見るとわかるのですがデッキ端の真中辺りが赤くなっています。
テールランプの導光材が通っているあたりなので光が透過しちゃってるみたいです。
通常のヨ8000なら黒いから問題なかったのでしょうね。
今回はこれの対策もついでにやります。
どうせバラすわけですしね(笑)
さて、別途用意した部品。
集電シューはTORMのでも良さそうですが、あちらは柔軟性が低く、延ばし加工をする時に折れてしまうかも。
集電バネはTORMのでも良いと思います。台車用なんかだと細いです。
なお、マイクロエースの室内灯を買うと交換用に予備バネが最初から付いています。
まず分解。
居室といって良いのか?車掌さんの居る部分とデッキ端を外します。
テキトーに外してください。特に工具は必要としませんでした。
まず遮光対策。
導光パーツは最初塗らないで組立したのですが、漏れやがりました。
なのでまた分解して対策するハメに(笑)
デッキ端だけで簡単に外れる構造で良かった(謎)
続いて下回りの分解。
上の大きい画像の真中辺りにネジが見えると思いますのでコレを外します。
すると。
こんな風になります。
今回の工作ではこれ以上の分解は必要ないので、ここまでです。
テールライトがちょっとでも明るくなると良いな、という事で裏を塗っています。
MrカラーのメッキシルバーNEXTを筆塗りです。
塗料にはエアブラシ推奨って書いてありますが、ウチでは使えないもんで。
見えない部分である程度の反射が向上してくれれば良いので、筆塗りで充分なのです。
ちなみに効果はビミョーです。
いや、車両によっては効果が結構出る事もあるんですよ。
光源から導光材まで距離があったりする場合は結構変わってきます。
さて、ここから先は切ったり貼ったり穴開けが始まります(笑)
まずは車掌室。
ピンバイスで適当に開けます。
屋根の中に金属製のウェイトが入っていますので、やりすぎると刃がダメになります。
ほんの少し、厚みが残りますが小さいポッチさえ消滅すればOKです。
これが残ってると室内灯本体が前傾して御辞儀します。
結構大事な加工です。
続いて室内灯拡散板。
すっげー解りにくい写真ですみません。
つまり、室内灯ユニット本体より高い位置に出てる物を削ります。
これの残りが多ければ多い程、組立後にこの拡散板が窓から見える事になります。
さらに続いて集電シュー。
延ばす理由は次でわかると思います。
切る理由も後でわかるかな?
そして室内パーツ。
ピンバイスで穴を開けてデザインナイフで繋ぎます。
集電シューを通すための細長い穴になります。
シューが曲がったままだと通すのが大変なんです。
そんなには見えないですから、適当で大丈夫です。
細長い穴な分には問題ありませんが、正方形みたいに開けちゃうとテールの光が漏れるかも。
そろそろハンダが要るのですが、その前に基盤を少し細工。
暖める時間を考えたらスイッチONして良い頃です。
え~っと。
これは悪い例(爆)です。
上の方は本来やる必要はないですし、やるとむしろリークしてテールのLEDが破損する場合があります。
カッターナイフの刃をたててこする感じでやりました。
基盤に銅色のフチが付いた穴が2箇所ありますが、あの2箇所から集電するんです。
画像下の方はコーティングを剥いだところで直接ハンダ付けして対処します。
今回剥いてしまった部分は塗装して絶縁処理をしっかりやりなおしました。
いよいよハンダ付け。の前に。
室内灯に拡散板を付けます。
瞬間接着剤です。
順番が逆転しちゃってすみません。
実際のところ、この記事の通りの順番では加工していなかったりするんです(笑)
拡散板は基盤の白いカバーがあれば、接着なんてしなくて良いんですけどね。
窓からこの乳白色のが見えまくるのも格好悪いもんで。
ここまでしても、見えなくなるワケではなかったりします。
見えるのに抵抗がないなら、車掌室の加工と拡散板の加工とこの接着作業はなくなります。
そして、画像では既に室内灯本体に集電バネをハンダ付け。
続いては加工後の基盤。
今回の加工の肝はココ。
これさえ上手くいけば終わったようなもんです。
画像右側のシューは基盤に直接ハンダで付けます。
左のシューはハンダ付けするとリークするので、瞬間接着剤です。
そして先端部分から、線材で接続します。
ここまでいったら、一旦通電してテールが無事か確認してみましょう。
もしリークしていたら、一瞬の赤い閃光とともにテールランプが死にます。
基盤のコーティングを剥ぐ作業をしなければ、まずリークはしませんのでご安心を。
問題なければ組み込んでみます。
まず車内パーツに基盤を入れて、それから床下を合体させます。
車内パーツをとりあえず軽く入れて、ビスを少しだけ止め右画像の部分をツンツンすると、しっかり入ります。
実は床下の集電板が、ライト基盤の穴に入る構造になっているんです。
なので無理くり入れると、車輪の転がり抵抗がすごく重くなります。
点灯確認。
問題なければ後は組み立てるだけです。
まぁ組立が一番難しいんだけどね(笑)
写真右の状態から、窓ガラスが落ちないようにボディを被せるだけなんですけど。
ここは微調整しながら頑張るしかないです。
室内灯本体を屋根裏に両面テープとかで貼っちゃうのも手かもしれません。
私は両面テープは分解/再組立の際にまたテープ貼りするのがイヤなので使っていません。
写真でも室内灯が御辞儀していますが、うまく入ると水平近い角度になります。
しまった。
室内灯の集電バネは少し切った方が良いと思います。
目安は室内灯ユニットの足と同じくらいの長さ。
そして完成。
光量もちょうど良い感じ。
拡散板が良い仕事をしています。
デッキ端の赤い光漏れもなくなりました。
ちなみに使った道具です。
・デザインナイフ
・切れないカッターナイフ
・プラ系ニッパー(バネや集電系の物の切断)
・ハンダ
・瞬間接着剤(Mrジャスト・はけ塗り)
・ワニグチクリップ
・Mrカラー メッキシルバーネクスト
・ピンバイス 0.5mmと3mm
こんなとこかなぁ。
デザインナイフは確かによく切れて重宝しますが、取り扱いには相当の注意が要ります。
力を入れて切っていて手がすべりツメを貫通して刺さった事があります。
まだ1ヶ月くらい前の事です。
記事を書いてみてわかりましたが、画像付きの記事って大変ですね。
加工も写真を撮りながらなので進みが悪いし。
途中でカメラはバッテリーなくなるし(笑)
またそのうち何か加工物はUPしてみたいですね。
大した加工品も技術も持ち合わせてはいませんが(笑)