☆キーワードは、気づき☆
先週、日本フェルデンクライス協会会長の武井正子さんのワークショップを受けました。
そこで、フェルデンクライスの起源やキーワードについて教わりました。
とても示唆に富んでいるのでご紹介します。
「常に緊張を強いられる現代人は、いつの間にか考え方や行動が固定化され、習慣化し、無意識のうちに肩に力が入り、呼吸が浅くなり、背中を丸め、足を引きずって歩いていることにも気づきません。
フェルデンクライスは、体の動きを通して自分の可能性に気づき、さらによい生き方を目指す、自己開発型のボディワークです。1940年代に科学者モーシェ・フェルデンクライス博士によって体系化されました。
心地好い動きを通して、全身の骨格や筋肉がどのように連携して動いているのかを詳細に体験することで、脳神経系を活性化し、より自然で質の高い動きと機能を身につけることができる。
活性化された脳は、日常生活での無駄な動きや力の使い方に気づき、どうずれば余分な力を使わず効率よく楽に動けるのかを学習する。
その結果、心と体の無駄な緊張が解きほぐされ、余裕のある生き方ができるようになり、これまで気づいていなかった可能性を引き出すことができる。キーワードは気づきです。
◆レッスンで効果を上げるための7つのポイント◆
①動きやすくリラックスできる服装で。
②常に深く穏やかな呼吸で。呼吸が止まる動きには無理がある。
③呼吸に合わせ、できるだけゆっくり動く。体の連携に気づくため。
④大きく動こうとしない。
⑤機械的に繰り返さない。試行錯誤するため。変化を確かめるため。
⑥余分な力を入れない。
⑦イメージしながら動く」
これらはヨガやピラティスなどゆっくり丁寧系エクササイズには共通した大切なことですし、例えば歩くという日常ペースの動作でも、その過程にじっくり意識を向けること自体がすでにエクササイズです。
一流のスポーツ選手ならば、速い動作をしながらも詳細に体内感覚を感じたり試行錯誤をすることが可能です。
何をしていても、自分の意識次第で気づきは生まれます。
その練習としてボディワークやヨガ・ピラティスがいい入り口になります。
インストラクター美宅玲子ホームページ