【アレクサンダーテクニーク10】声の出し方で肩の疲れが取れる | 姿勢から美と健康を引き出す 美宅玲子のブログ

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ヨガ・ピラティスをきっかけに心の病・摂食障害を克服。
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8月31日水曜日【アレクサンダーテクニーク10回目】声の出し方で肩の疲れが取れる
 
 
1お腹を意識して話してますか?
 
声帯や喉の力だけで声を出すと、尖った音は出るけれど、首や肩が力が入って疲れます。
お腹の力(お腹を張りながら省エネで声を出し続けて、最後に凹んでから吸ってお腹が膨らむ)を少し意識するだけで、首や肩の力を抜いていいことに気づけます。
そうすると、まろやかで身体の中に響く大きな声を楽に出すことができます。
 
 
2脚にはどのように体重をかけていますか?
 
足裏全体に体重がしっかり乗ると、地面からの反発力を効率よくもらえます。どのように足裏に体重をかけていくかと言うと。
すねの骨は下肢の前側にあります。ですからすねの前の方に体重を意識してかけます。
太ももの骨はだいたい中央を通っているので、太ももの筋肉は前後同じように使ってあげます。
 
 
3上半身はどのようにバランスを取って立っていますか?
 
足裏の天秤の上に2のようにして乗った下半身に、骨盤から上が乗っています。
お尻は天秤のほんの少し後ろ側、頭から肩はほんの少し前側に位置していて、前後のバランスを取って立っています。
 
 
4猫背になってしまう方のイメージ法は?
 
頭が前、もしくは下に落ちているために、両肩が前に引きずられるんです。
頭は上に行っていいんです。それにつられて胸の上部がやや上向きに開きます。
そうすると、両肩は自然で理想的な位置に収まります。
左右の肩は前でも後ろでもなく、左右方向へ行っていいんです。
 
 
5座っている時骨盤が後ろに倒れるんですが、どうしたら?
 
膝が股関節より高くなる座り方だと、そけい部を引き寄せない限りどうしても後ろに行きがちですよね。
ももが床と平行程度の椅子であれば、頭を上に自由でいてもらえば、同時に骨盤が立って来ます。
あとは時々姿勢を変えて、同じ姿勢でいることのストレスを時々解放した方がいいですね。
 
 
6腕振りの考え方は?
 
腕は鎖骨から始まっています。腕が前に行く時は「手」が前に行く。腕が後ろに振れる時は「肘」が後ろに行く。
動きの末端にある部分を意識すると肩など余分な力が抜けて動けるはず。
 
 
7理想的な靴は?
 
裸足に近いもの。昔の人は裸足に近い履物でいくらでも歩けたことを考えると、現代人はインソールやクッションや踵の高い形状の靴で、だいぶそれから歪められた状態にあります。
どこか身体に不調があるからサポート性の高い靴に変えるよりも、まずは立ち方や歩き方の不適当な癖を辞めていくことから始めた方がいいですね。
 
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