【股関節やわらかトレーニング】2章関節が硬いとは④ | 姿勢から美と健康を引き出す 美宅玲子のブログ

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ヨガ・ピラティスをきっかけに心の病・摂食障害を克服。
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『姿勢から美と健康を引き出すマニュアル』2011.5.15版

―――「股関節柔らかトレーニング」編


第2章 関節が硬いとは

④筋肉の緊張・萎縮・硬い、筋膜の癒着

これが主に柔軟性に関わってくる部分です。
筋肉は使わない・動かさないと萎縮するため、当然関節が硬くなります。

また、偏った姿勢や歩き方、スポーツなどで過度に酷使した筋肉は緊張が抜けなくなったり疲労物質が流れにくくなったり、縮んだままになり硬くなります。

筋肉は縮むか緩むことしかできませんから、いかにリラックスさせるかということが大切です。

いわゆる筋肉が「つった」状態は、不自然に縮んだ状態ですが、血行の悪さに加え、水分不足、カルシウムを主とするミネラル不足によっても起こります。

筋肉のもとであるたんぱく質と水分・ビタミン・ミネラルを適切に摂るということも柔軟性向上において大切です。

筋膜とは筋肉を覆っているタイツのような膜ですが、筋肉が硬くなるのと同じ理由で癒着が起こり、筋肉の動きを妨げることがあります。

総合すると、私達がエクササイズとして柔軟性を上げるためにできることは、
①関節包中の滑液の分泌を上げる関節の押圧と動かし

②筋膜の癒着を取る押圧スライドマッサージ

③筋肉の緊張を解き、心身両面でリラックスさせながら伸ばしていく

3点に集約されます。
これらのエクササイズをする上で最も大切なことは、自分の体は柔らかいと信じ、やさしくいたわることです。