【コア強化ストレッチマニュアル】第3章・コアとはどこか | 姿勢から美と健康を引き出す 美宅玲子のブログ

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ヨガ・ピラティスをきっかけに心の病・摂食障害を克服。
心身の健康を目指す方への日常的なヒントになるインストラクターのブログです。

『姿勢から美と健康を引き出すマニュアル』2011.3.1版

―――「コア強化ストレッチでしなやか美人!」編


第3章・コアとはどこか

姿勢を保ち、しなやかさの土台となるコアとは、どこのことを指すのでしょうか。
コアとは一般的に

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①横隔膜...肋骨下部~背骨につき、胸部(肺など)と腹部(胃腸)を分けて傘のように広がっている膜です。呼吸をする時に伸縮します。

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②腹横筋...お腹(内臓)を腹巻のように覆う奥の筋肉。
くしゃみなど急な圧力に反射的に働き、腰痛の予防もします。

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③多裂筋...背骨1本1本をまたいでつなぐ筋肉。
この筋肉が働くと、背骨を起こし姿勢をまっすぐ保ちます。

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④骨盤底筋群...骨盤底をつなぎとめ、尿道や肛門など内臓の出口をコントロールしたり、重さを下から支えたりする筋肉群です。


これら①~④に囲まれた胃腸が収まっている部分を主に「コア」と表現します。
ここは、胸部と違って容積が変わることなく(周囲の筋肉の働き具合によって)形を自由自在に変えることができます。




「コア強化」とは、上記にあげた4種類の筋肉と周辺の筋肉をバランスよく働かせて骨盤や背骨のポジションを正しく整え、腹圧を高めておくことを指します。


腹圧を高めると、突然の衝撃や不安定な姿勢にも強く、安定していられます。
この「コア強化」の状態でストレッチを行うことで、ケガを予防し安全で正確に柔軟性を高めることができます。
強さと柔らかさを兼ね備えたしなやかな身体を作ります。さらには胃腸の位置やスペースを確保し、内臓機能もスムースにします。

※写真参考文献 「筋肉のしくみ・はたらき事典」西東社