終わらない祭りの終わり

テーマ:
実はクリスマスでお店が閉まる前、イブに伺うPflegeelternの為に紅茶を買ったのですが、その時同時にした自分の買い物をレジに置き忘れて帰る、という大ポカをやらかしました。

春にやらかした玄関の鍵締め出しといい、我ながら失敗スタンプラリーでもしているのかと言いたくなります。

帰宅して気づいた時にはお店は閉まっていたので、この前のクリスマス明けはレシート片手にダメ元でTEE SEEGERに行く事になりました。
駅前にはまだクリスマスマーケットがありました。

毎年クリスマス明けお馴染みの光景ですが、祭りが終わる寂寥感にしがみつく虚しさとか、稼ぎ時を延長したい商業者の思惑とか、色々考えてしまって複雑な気持ちになりますね。

私が日本人だからか、クリスマスが終わったらすぐ年越し気分になるので、いつまでもマーケットがある事に余計違和感があるのかもしれません。
と思ったら、クリスマスツリーの方は容赦なく切り刻まれていました。
諦めが良いのか悪いのかわからないドイツ人ですが、ツリーの回収期限の関係でしょう。

もみの木を買わないので、こんなふうに処理するのかと興味深かったです。

このツリーの残骸が、次の日くらいには各地域の集積所に山のように積まれて、毎年何だかいたたまれなくなるんですよね。
クリスマス前、こんなに素敵でお洒落で可愛い紅茶のギフトセットが売られていたTEE SEEGER、もう本当好きです。大好き。

忘れた当日応対してくれた店員さんに事情を話してみたところ、

「あ〜!レジに忘れていった紅茶あったよね!」

と覚えて下さっていて、有難く受け取ることができました。ありがとうございます。これからも通います。

自分でも呆れるくらい失敗がある人生ですが、周りの人達が優しいお陰で生存できているので、その分私も人に寛容になろうと思えますね。
帰り道で散策していたところ、美容院などいたるお店にまだクリスマスの飾りが残っていました。
これ、サンタの笑い声の文字起こしでしょうか。
「ホーホッホ、メリークリスマス!」にでてくるアレなんでしょうか。本気で。

それとも私に常識が欠落しているだけで、これはFrohe Weihnachtenの文字飾りくらい普通なのでしょうか。

よりにもよってこれを売り出すドイツ人のセンス、実際のダサさに気づくのが遅れるアルファベットのデザイン性、アルファベットがオシャレだと思っている自分の哀しいアジア人的感性。

色んな事に注意を向けてくれる文字飾りでした。
大晦日で閉まる前に買い出しに来たスーパーには、クリスマス限定菓子の売れ残りが50%OFFになって売られていました。

山積みのLebkuchenなどを見て、これだけ残るなら少なめに作れないものだろうか、なんて思ってしまいます。
50%OFFの可哀想なお菓子達の隣には、新年に打ち上げる花火が売られていました。

売れ残ったお菓子の隣にあると余計、新年明けて売れ残った花火の姿が想像できて「明日は我が身」感の演出がすごいな、とか死ぬほどどうでもいい事を考えていました。

大晦日の夜はこの花火で毎年もの凄い騒ぎになり、その翌日の道路には花火のゴミが散乱していたりします。

私のPflegeelternはそんな大晦日の騒ぎには反対なのですが、怒涛の勢いで上がる花火を見るのは個人的にけっこう好きです。ゴミの後片付けさえしてくれればいいのですけれど。

こうしてみると、渋谷のハロウィン騒ぎの問題と何だか似てますね。
人の商魂に簡単に踊らされる人間なので、半額になったHACHEZのチョコを買ってきました。

1日で価値は落ちても、1日くらいで味は落ちないので自分的には満足です。

この通り、大晦日前の買い出しも忘れなかったし。年越しで餓死する心配はありません。

この不定期に更新されるブログを辛抱強く読んでくださる皆さんが、素敵な年を迎えられますように!
来年もどうぞよろしくお願いします。

今年のクリスマスを振り返って

テーマ:
クリスマスの祝日(24・25・26日)も終わり、ようやく街のお店も開きました。何だかほっとします。

祝日にお店が閉まるドイツでは、その前の買い出しが死活問題に繋がるので、毎年何とか忘れないように頑張っています。

といっても、今年も私は結構ギリギリになるまで忘れていました。
クリスマスイブはお馴染みPflegeelternのご夫婦と一緒に過ごす事が出来たのですが、

「今日の午前中に慌てて買い物に行く人とか、いるんでしょうねぇ(やれやれ)」

みたいなテンションの話題がでてきて、内心苦笑いでした。デキる主婦は祝日もちゃんと把握して計画的に家事をしているのですね。
クリスマスマーケットが閉まる前に別の街にも行きたくなったので、23日は港町のEmdenに行きました。

船上でマーケットをする唯一の街と聞いたのですが、マーケットらしきものはなく、見つけられたのは船内での割高メニュー一覧くらいでした。
広い水が見たかったので暫く周りを歩いてみたのですが、笑えるくらいなにもなかったです。

これならMaschsee(ハノーファーの人口湖)のほうが広々した水が見られた気がしてきます。
ドイツにも道祖神ってあるんですね。

ベルリンからここまで535㌔らしいです。他の都市にもあるでしょうから、今度から探してみたいです。
マーケットは船着場近くで細々と開催されていました。

歩いていると虚無感ばかりが増えてくるので、乗り継ぎしたブレーメンまで戻ろうと思います。
電車の電飾も、Frohe Weihnachten(メリークリスマス)になっていました。
メルヘン街道終着点の都市、ブレーメンのマーケットは旧市街で行われていて、規模も大きいです。

実は初めて行くブレーメン。近い街ほどいつでも行けると思うのか、中々行かないですね。
横浜民が中華街や鎌倉に行く機会が中々無いのと一緒です。(私の家族だけでしょうか)

ブレーメンのマーケットは人気と聞いていましたが、予想よりかなり混んでいて、東京かと思いました。
一度直火焼きの鮭を食べてみたかったので、お昼ご飯にします。

近くで見ると、焼いた鮭の脂がポタポタ炎に落ちてとても良い匂いがして。
久しぶりにお魚が食べられて嬉しかったです。醤油とか持って来ればよかった。
クリスマスマーケットで売られるオレンジやリンゴなどの定番果物。
松ぼっくりもこんなに立派なのは初めて見ました。

この間久しぶりに「クリスマス・カロル」を読んだのですが、昔はぼんやりとしか想像出来なかったヨーロッパのマーケット、このような実物を見た後で読むと(あーわかるそれ!)くらいの実感が湧くのが面白かったです。
「サンタの家」だそうです。サンタが一日に一度実際に読み聞かせもしてくれるプレミアム感。

流石ヨーロッパ、子供へのサンタの刷り込みが念入りです。

子供時代の私を思い返すと、単純な愛すべき馬鹿といった感じだったので「サンタの家」なんてあったらイチコロで15年くらい信じていたと思います。
クリスマスマーケットって、こういう全然クリスマスに関係ない(しかも微妙にセンスもいまいちな…)アクセサリーもよく売られていますね。

それなのに、クリスマスマーケットにあるというだけで何だか魅力的に思えるのは不思議です。
縁日の色つきヒヨコを無性に連れ帰りたくなるのと似ています。
ブレーメンといったらこれですよね。ブレーメンの音楽隊。

広場の目立たない場所に建っているので探すのに少し手間取りましたが、写真を撮る人でいっぱいでした。
ちなみにロバの足を触ると幸運が訪れるらしいので、足だけピカピカでした。

人間って可愛いと思いつつ、一応私も触っておきました。
今年のクリスマスも、遠出したり大好きな人達と過ごせたりと、あたたかいものになって嬉しかったです。こうして子どものように気にかけてくれる人達がいて、本当に有難いことです。

そしてそろそろ年越しがやってきますね。
またまた閉まるスーパー(12月に何回閉めれば気が済むんだとちょっと思う)を踏まえて、買い出しも忘れないようにします。ここに書いておけば忘れないでしょう。

ドビュッシーの夕べ

テーマ:
こんにちは!久しぶりのブログですが、冬のハノーファーにて元気に過ごしています。

あの後、日本で珍しく盛大に体調を崩してお休みしていたのをいい事に、三ヶ月も書いていなかったのですね。我ながらびっくりです。
金曜日はドビュッシー関連、そして私が習っている2人の先生によるイベントが行われました。

ドビュッシー没後100年という記念の年も、あと1ヶ月足らずで終わりですね。世界中で沢山のドビュッシープログラムの演奏会やイベントが行われていた事でしょう。

ハノーファーでも、夕方はゲツケ先生によるドビュッシーのレクチャー、夜はギャルドン先生によるドビュッシー『前奏曲Ⅰ・Ⅱ巻』全曲コンサートという、とても豪華な一日になりました。
そんな2018年に刊行されたゲツケ先生の著作です。

当時の出版者デュランやハルトマンらに宛てたドビュッシーの手紙がドイツ語に翻訳され、先生による解説がついたこの本。
聞いてみたところ、執筆に20年ほどかかったそう。

いわゆる中学校までで普通教育はやめにしたドビュッシーが書く手紙は、文法上の細かい誤りはあっても、彼自身の独特な言語感覚によってとてもユニークなものになっています。

言葉遊びや面白い比喩などで散りばめられた外国語をうまく翻訳するのは、それだけでも大仕事だと思います。

そんな手紙を通して、作曲家としてのドビュッシーだけではなく、彼の思索家的、批評家的な側面や家庭内での父・夫としての姿など、彼の複雑で矛盾も抱えた人間性に迫る著書になっています。

先生による本のレクチャーが今年ドイツ各地で行われていましたが、今回やっと大学でのレクチャーです。
因みに、一応告知はしていたのにこのチラシが完成したのが前日という、大学オーガナイズというか海外あるある。

お陰で開始ギリギリまで「このまま誰も来なかったら弾き合い会にしようね」みたいな雰囲気が先生生徒達から若干漂っていましたが、ちゃんとお客様や生徒達で埋まってほっとしました。

先生の解説+手紙の読み上げに加え、数人の生徒による演奏という90分のレクチャー。
私も『喜びの島』と『雨の庭』を演奏させて頂ける事に。

『雨の庭』は、主題にフランスの童謡が使われていますが、ドビュッシーの手紙に綴られる言葉遊びと似た茶目っ気を感じます。

音楽と一緒のレクチャーはやはり面白いですね、各曲との比較も簡単ですし。既に自分で弾いた曲でも新しく気づく事があったりと、とても勉強になりました。
夜はずっと楽しみにしていたギャルドン先生のコンサートです。

これまでドビュッシー前奏曲の抜粋はしていたけれど、全曲をこうしたコンサートで演奏するのは先生も初めてだと仰っていました。

先生くらい経験を積んでいてもまだ初めての事ってあるんだ…と思わずしみじみしてしまいました。

コンサート、本当に素晴らしかったの一言です。
初めてギャルドン先生のレッスンを受けた時から、先生の明晰なテクニックが成す誠実さや、景色や香りが漂うような音色の潤いが大好きなのですが、それらがドビュッシーの前奏曲にピッタリはまっていたように思いました。

こんな高みに辿りつこうと思うと気が遠くなりますが、生きている以上は血眼になって頑張ろうと思います。
終演後に門下生達と。みんなで準備したお花とお手紙、喜んで貰えてよかったです。

そういえば私がハノーファーに来たばかりの頃も、ドビュッシーの前奏曲をレッスンに持ってきていました。

Ⅱ巻最後の曲「花火」終盤に登場する、あのテーマについてゲツケ先生から、

「このテーマはどこから来ているか知ってる?」
(答え:ラ・マルセイエーズ)

と聞かれて、当時(今以上に)ドイツ語がちんぷんかんぷんだった私は、

「??…遠くから来ていると思います…多分」

とIQ4くらいの回答をして先生を戸惑わせてしまった事を思い出しました。

答えは自分でも分かっていたのに、先生の説明を聞きながら内心(そっちか〜〜!!)てなっていました。
…今更ですが、「そっちか〜〜!!」て声に出しておいた方が「分かってた感」が出せてマシだったでしょうか。いやかっこ悪すぎるか。

こんな生徒でも辛抱強く教えて下さり、今回大事なイベントにも関わらせて下さった先生達、本当にありがとうございました。

留学してからドビュッシーのレパートリーも増えましたが、全曲に向けてもっともっと勉強したいです。
本当に、豪華な一日でした。

たんぽぽプロジェクト in福岡

テーマ:
実は今、日本に一時帰国中です。
告知しようと思っていたのですが、家のWiFiが壊れてログイン出来なかったので。(そもそも、こういうのを告知する為にブログ始めたのに…)
帰国してから昨日までは、福岡に滞在していました。

実は私幼稚園の頃まで福岡に住んでいまして…そこでピアノや久保山千可子先生、みなみの合唱団と出会いました。

横浜に引っ越した後も先生達との交流がずっと続き、去年の夏も福岡にて演奏会やみなみの子供たちへのレッスン、チャリティーへの参加をさせて頂きました。

今年もこうやって福岡に呼んで頂けて本当に有難く、嬉しい限りです。

17日のお昼に羽田に着いて家族に会ってからは、荷物を小さいトランクに詰め替えてバタバタと成田空港へ。

夕方に福岡に着いて久保山先生達と落ち合った後はみなみ合唱団の皆さんにご挨拶して、ご飯を食べに行きました。
久保山先生オススメの「肉酒場ミツ」、あいれふホールの目の前にある肉料理のお店です。

どれも味つけのセンスが良くて、本当に美味しかったです。量も丁度良く、写真以外にも色んな種類のお肉を頂けて満足感いっぱい…

質の良いお肉は少し沢山頂いてもまったく胃もたれしないのが嬉しいです。
〆は牛丼のお茶漬け(と牛すじカレー)でした。福岡の醤油は甘くて優しい味がしますね…これこれ。

福岡出身の母が作る料理を食べ慣れた私の味覚からすると、ドイツで手に入るキッコーマンが辛すぎるのですが、この牛丼を食べて「帰ってきた感」が沸いてきました。

肉酒場ミツ、皆さんもあいれふホールでの演奏会の折にはぜひ。オススメです。
18日は朝から太宰府のLaLaシンフォニーサロンへ。

時差ボケのせいか、起床したのが出発時間の30分前をきっていたのは流石に焦りました…反省。

自分の伴奏とソロの前にみなみの子供たちの演奏があるのですが、拙筆ながらコメントをちょこちょこ書かせてもらいました。

いや…小さい子の曲って本当にすぐ終わりますね。何を書こうか、なんて少しでも考えていたらもう終わっているのです。

幼い頃からピティナやステップの先生方にお世話になっていましたが、1分ほどの曲に対していつもコメント用紙いっぱいにコメントを書いて下さっていて。

本当に有難い事ですし、それに至るまで一体どれだけ勉強すればいいのか…まだまだ自分はするべき事が沢山ありますね。
ソロの前に、Eミュージック日田の皆さまによるラテン語のコラールや、二重唱など4曲を伴奏させて頂きました。

久しぶりに歌の伴奏が出来て、やはりピアノをやる上で不可欠な勉強だと実感しました。そして楽しい。

少ないリハ時間のなかで、本当にありがとうございました。
Eミュージックさんとは25日の九州国際フェスティバルでも一緒に演奏させて頂きます。
コンサートの最後に、ソロを30分ほど演奏させて頂きました。

ドビュッシーの「喜びの島」、ショパンの「幻想ポロネーズ」、アンデスと同じ南米という事でヒナステラのソナタ1番。

去年のクライスレリアーナ全曲に引き続き、毎回長いプログラムを一生懸命聴いてくれる子供たち、ありがとうございました。次は小さい可愛い曲もレパートリーに入れられると理想ですよね。
アンデスに小学校を建てるために始まった、このたんぽぽプロジェクトによるコンサートも、これで17回目を迎えました。

一人に出来ることは確かに小さいかもしれません。それでも、その一人一人が「自分が出来ることはなんだろう?」とまずは考え、みんなで行動を起こせば、誰かの力になれるものを形に残す事は出来ると信じています。

こうやって自分から誰かの為に行動する中で、人との新しい繋がりやアイデアが輪のように広がるのも、久保山先生やみなみの皆さんを見ていて学んだ事です。

このプロジェクトのお手伝いが出来て、とても嬉しく思います。いつか、新しい小学校に子供たちが通っている姿が見られるまで、これからも精一杯お手伝いさせてください。
コンサートの後は、子供たちと楽譜を見ながら今日の演奏のコメントを。2分で着替えて皆さんとお昼ご飯を食べに行きました。

福岡空港の近くにある、元気堂ちゃんぽん。
豆乳ちゃんぽんに焼きちゃんぽん、おからコロッケやハンバーグなど、どれも優しい味で美味しく、しかもリーズナブル。また行きたい…

前日の肉酒場ミツでも思いましたが、福岡に人が吸い込まれていくのはこういう理由があるのか、としみじみ思います。食べ物が本当に美味しい…大好き福岡。

東京に帰る直前まで子供たちにレッスンして、搭乗口に駆け込み。夜の成田空港にて迎えに来てくれた家族と再会しました。

今回も様々な事を経験させて頂き、本当に勉強になりました。久保山先生はじめみなみの皆様、Eミュージック日田の皆様、LaLaシンフォニーサロンの野中先生、お世話になり本当にありがとうございました。

そして24日と25日も、九州国際フェスティバルのために福岡に呼んで頂けました。次はどんな事が待っているのか楽しみに、頑張ります!

ドイツの水着事情

テーマ:
「私、走ると頭が痛くなるから…!」

何かしらの苦手な運動をしないといけないハメに陥った時、私が必ず口にする免罪符的セリフです。

実際、本当に頭痛になり寝込む事が多いので、今まで私の運動といえば散歩でした。運動かと言われれば微妙ですけれど。

しかし、この前の本番でも自分にもっと持久力があればと思ったり、

セリン(久しぶりにブログに書く名前ですが元気にバカンスしてます)からも、ジョギングの効能についてたっぷり講義を受けたこともあり。

長時間良いパフォーマンスを続ける事や、ケガ防止、メンタル管理などを考えると、やはり運動はもっとした方がいいかもと思い始めました。

でも頭が痛くなるのは絶対嫌だし、なんなら汗だってかきたくない。というかまず暑い日に長時間外に出たくない。日焼けするし。

自分のワガママぶりには我ながら呆れるものがありますが、これらを叶える運動が一つありました。

そう、水泳です。

水の中なら暑くないし、エネルギー効率もけっこう良いでしょう。汗をかく感触もないし、室内プールなら日焼けの心配もありません。頭が痛くなった記憶もない。

ワガママも突き詰めてみるものですね。案外、ドンピシャな答えが得られる事が分かりました。

…と思ったところで、自分が水着を持っていない事に気づきました。
ということで水着を買うことにしました。

なかなかに可愛いですね。上下が分かれているのが難ですが。

そんな事を思いつつ水着売り場をさまよったところ、ビキニ以外の水着がほぼない事が判明しました。

そういえば、ドイツ人女性は若かろうが年輩だろうが、お色気ビキニが一般的とかいう噂がありました。どうやら本当のようです。

私個人の嗜好からすれば、布面積が少ないのは心許ないというか。とりあえず上下の分かれていない、禁欲的な水着を探す必要があります。
そして、上下が離れていない水着となればもうこれです。お馴染みドイツ人の微妙なセンスですが、始め見た時は正直狂ってるのかなと思いました。

…しかもこれがまあまあいい値段です。逆にあり、みたいなやつでしょうか。パリコレだって素人目で見ればそんな感じだし。(パリコレに失礼)

どうでもいいですが、緑のピスタチオアイスの割合が若干高めなのはデザイナーの好みなのでしょうか。

何だかんだ言いましたが私はけっこう好きです、全身アイス。
大阪の年輩女性がこういった動物柄を好むとは一応知識としてありますが、ドイツ人女性もそうなのでしょうか。

これよりもシンプルなデザインを探そうとしたら、もう真っ黒なものしかないので、極端すぎる国だなとつくづく思います。
ぶっちぎりの優勝ですねこれは。

つい、「…いや、バカなの?」と日本語で呟いてしまったくらいです。

いくらなんでも、常識とかモラルというものがあると思います。

果たして売れるのか、どれだけ値引きをされ、そして売れ残るのか、興味がつきません。
妙に太ったマネキンだと思い、よく見てみたらXXL用の水着でした。

流石デb…いえ、ふくよかな身体の人に優しい国、ドイツといったところでしょうか。

日本でマネキンといったらみんなスレンダーなナイスバディなので、こういうのがあるとほっとしますね。存在を肯定してもらえている気分になるというか。

国民的にこんな体型の人が多いからだとは思いますが、潔さを感じさせるマネキンでした。
分かっていた事ですが、自分に合うサイズを探すのが至難の業です、ドイツ…あんなに大きいパンツ、誰が履くのかしらとか炎上必至な独り言が口をつきます。

「お姉ちゃんは子ども用のを買いなよ」
という、妹の失礼ながらありがたいアドバイスをもらい、素直に子ども用フロアにも行ってみたところ。

値札に、身長と年齢の早見表がついていました。これがドイツ人の子どもの平均なのでしょう。にしても高い高い…流石女性の平均身長170cmの国といったところです。

因みに私は147cmなので、これに従うと11歳という事になります。10歳も若くなるとは嬉しい限りです。全然嬉しくないですけれど。

ポーランドでお子様メニューを渡されたはずだと、深く納得しました。
結局このシーズンは160cm台の子ども用水着しか売れ残っていなかったので、大人用最小サイズでシンプルなものを買いました。

正直これでも少ーし大きい気がしますが、何とか買えてよかったです。

という事で日本人女性、海外で使う水着は日本で買ったほうが良さそうです。当たり前ですけれど。
ブスコズドロイの日程を全て終えた次の日には、ハノーファーに戻る事に。

まずはホテルから、何キロか離れているブスコズドロイ駅まで歩きます。(因みに行きの時は往復バスがホテル近くまで送ってくれました。)
はい迷いました。どうしてでしょうね。一本道のはずなのですが。

電車の時刻が迫っているというのに、いつまでも駅らしいものが見えなかった時は、流石に焦りました。

通りかかった車を適当に止めて道を聞いたところ、1本隣の道を進んでいた事がわかり、写真のように草ぼうぼうの所をガサガサ掻き分けて、結局旧い線路を辿って駅に着きました。

あらぬ所からプラットフォームによじ登ってきた私を見る、街の人達のドン引きした視線はなかなかに見ものでしたね。またやろうかな。
チケットを確認する車掌さんが行きの時と同じ人で、私を覚えていてくれました。

こんな所に来るアジア人なんて数が知れてますものね。

因みに、ローカル線なのに、日本の電車みたいにエアコンが効いていて、ドイツの電車よりも優秀でした。
一方、長距離列車は冷房皆無ですが、その代わり窓が広めに開けられるので、電車が速度を上げる度に気持ち良い風が入ります。

お陰で、養豚場か何かの横を通った時は、それはもうものすごい匂いの風が車内を吹き渡って、涼しいどころではなかったですね。
次の電車では、車中で読める本を配ってくれる女性が私の席にもやって来ました。

このサービスは初見でした。ローカル線は電波が入らないからとかいう理由だとは思いますが、教養あるサービスは好感が持てます。

本を持ってきてくれたのは有難いのですが、私もこういう時は本を持参しているので、丁度持っていたエンデの短編集を彼女に見せてお話しました。
そういえば、行きのベルリン〜ワルシャワ間の電車は、途中飲み物のサービスがありました。暑い季節だとこういうのは助かります。

たまにICEなどの長距離列車で飲み物の売り子はんを見ていましたが、無料なのは初めて見ました。国や列車によって色々ですね。
電車が高所を走ると少しはしゃいでしまうのですが、成人が必ずしも歳相応の精神を持ち合わせるとは限らない証明のような気がしてしまい、大人とは…という気分になりました。

そんな事を考えた後でも、森の中を走る電車にわくわくしてしまい、「河は渡らず木立の中へ」という死ぬほど下らないアメリカンジョークを考案したりして、悦に入っていました。
大抵は何も無い農場の横を走る電車ですが、たまに美しい瞬間に出会えたりするので、見飽きる事がないですね。

鬱蒼とした森や、手のかけられていない草地や、畑の横を通るポーランドの列車の方が、ドイツの整然とした農場の景色よりも、個人的に親しみが持てました。

キチッと草が刈られ、風力発電の風車が等間隔に屹立するドイツの車窓も、それはそれで良いのですが。

あれは見ているとだんだん、ドイツの凍結したお役所システムを思わせるものがあるんですよね。

車窓にもお国柄なんかが表れるような気がしてきます。

コンクールin ブスコズドロイ

テーマ:
先週ハレの講習会からハノーファーに戻り、数日バタバタした後は、ポーランドのブスコズドロイにてトカチェフスキ国際ピアノコンクールに参加し、1位を頂きました。
ブスコズドロイはかなり田舎にある街なので、電車の乗り換え案内を血眼になって探し、よく分からないポーランド語のローカル鉄道サイトでチケットを買うなどして勉強になりました。

また今回、事務局に勧められたホテルよりも良心的な価格のホテルを自分で予約出来たので、こうやって段々と旅慣れしていけたらと思いますね。
行きでワルシャワ近郊の駅にて乗り換えしたのですが、ホームの階段を降りた目の前で、暴れる男性が手錠をかけられる瞬間に出くわし、旅の幕開けにしてはなかなかにエキサイティングでした。

その後も、電車が遅延して一日二本しか走らないローカル線に乗り遅れそうになったり、ブスコズドロイに到着しても持ち前の方向音痴が火を噴いたりと、何度か遺棄される自分を想像してしまいました。無事に着いてよかったです。
ブスコズドロイは静養地といった雰囲気で、サナトリウムやメディカルスパのついたホテルなどが多い街です。

コンクール会場もサナトリウムに入っているホールだったのですが、廊下を通ると硫黄の臭いがして、日本の温泉宿を思い出します。

アジア人が珍しいのか、ポーランド語で話しかけてくれる滞在者も多かったのですが、言葉が全く分からないのが少し申し訳なかったです。

結果発表待ちでその場にいたファイナリスト達と、鈴木門下の皆さんで。ファイナリストのメンバーはみんなフレンドリーで、そこかしこに共通の知り合いがいたのも世界の狭さを感じました。

そして最終日間近、私含め半数のメンバーが実は同じホテルに滞在していた(お互い本当にずっと気づきませんでした…)事が判明して笑いました。
期間中は門下生の皆さんや他の参加者さんとお食事していました。やはり気心の知れた人と大勢で食べるのは楽しいものですね。

で、これは店員さんが私に持って来てくれたお子様メニューです。

最初、海外でありがちな「アジア系の見た目が幼い女の子いじり」かと思うじゃないですか。

ところが笑顔で振り返っても、不思議そうな顔でニコリともしない店員さんを見る限り、どうやら本気で私にお子様メニューを渡したようです。

まさか成人してからもお子様に間違えられるとは思わなかったので、笑いがこみ上げつつ頼んだワインを飲み干しました。
ポーランドは物価がかなり安いので、値段から量を想像して料理を注文しても、必ずそれより2回りほど大きかったですね。ドイツで外食する時よりも分量の予測を若干誤りました。

一度みんなでピザを頼んだのですが、本当にものすごい大きさで驚きました。
ポーランドでよく見る料理といえばボルシチでしょうか。日本で食べるボルシチとは大分違いますよね。この赤はビーツの色です。

味はそうですね…意外と甘く、不思議な味です。私はやはり食べ慣れた日本風のほうが好みですね。
ジュレクというスープもポーランドではお馴染みだと思います。

発酵したライ麦を使うスープで酸味がありますが、ソーセージ、豆、卵など具沢山でとても美味しいです。
入賞者コンサートには本当に沢山のお客様がいらして下さり、扉が無いのをいい事に、ホールの外(本当は奥の柱までがホール…)にまで椅子を並べて聴いてくれました。

ヨーロッパのコンクールは地方での開催でも、たとえ予選でも、こうして聴きに来てくださる人達が沢山いて、心から有難いと思います。
高校時代から見てもらっている鈴木先生や、真凛先輩はじめ門下生の皆さんと過ごせて本当に嬉しかったです。楽しかった…期間中何かとお世話になり、ありがとうございました。

人の記憶というのは不思議なもので、一度ちょっとしたきっかけで何かを思い出すと、するすると手繰るように、忘れていた色んな事が頭に浮かんできますよね。

今回思い出話にも花が咲きましたが、当時のふとした出来事が沢山蘇り、懐かしい気持ちになりました。

あまりに未熟過ぎた当時からもう4,5年が経とうとしていますが、成長を見せられた所とこれからの課題が今回のコンクールで浮き彫りになったのはよかったです。これを励みにこの夏も頑張ろうと思います。

夏期講習会 in ハレ

テーマ:
お久しぶりです!(ここ数ヶ月の記事はこれしか書いていない気がしますね)

7月前半の学期末は筆記試験前日にいきなり本番が入ったりと、なかなかにエキサイティングな幕開けでしたが、さよなら単位する事もなく終了出来てよかったです。

さて、先週はハレにてヨーロッパサマーアカデミーに参加してきました。
実は四年前にもこの講習会に参加しているのですが、今師事しているゲツケ先生とはここで出会いました。

当時はドイツ語もドイツについても何もかも分からない状態だったので、毎日必死だった事だけが頭に残っています。そして色んな人に助けてもらった事も。

当時レッスンの通訳をして下さった大木美穂さんには、今回の滞在中も本当にお世話になりました。

駅から大学までの道のりを覚えているか怪しかったのですが、通りに出た途端に全部思い出せてほっとしました。
音楽家にとって、ハレといえばヘンデルですね。

街の広場にも立派な銅像が建っていますが、個人的にはこのTシャツの方が面白かったのでこちらをブログに採用しました。

レコード屋さんが独自に作成しているTシャツらしいのですが、この微妙なセンスといい非公式感がよく伝わってきます。

ハレの音楽大学の近くにはヘンデル博物館もあるので、ハレに来た時は是非訪れてみてください。
講習会期間中、私はもっぱらレッスンを見学して昼休憩やレッスン後などに練習しているのですが、そうするとご飯を食べる時間が無くなるんですよね。

そんなIQ2みたいな理屈で過ごした日々でしたが、美穂さんから美味しいベトナム料理のお店を教えてもらい、期間中も健康的に過ごす事ができました。
ゲツケ先生に勧められて、近くのライプツィヒにて行われていた、バッハコンクールのファイナルを聴きに行ったりもしました。

その日は自分もレッスンがあったので、電車に飛び乗っても2人しか聴けなかったのですが、後日その2人がツートップだった事がわかり、何だか嬉しかったです。

2人ともタイプは違えど洗練された自由さがあって、こういう風に弾いても良いのかと勉強になる所がたくさんありました。

審査員席の後ろで聴いていると、演奏中に審査員の先生達が楽譜を覗き込んでヒソヒソやっていたり、複雑なフレーズの時に自分も指を動かしていたりと興味深い光景が見られます。

アーティキュレーションや音色、バッハの表現方法は可能性が広すぎて途方に暮れる時がありますが、今回素晴らしいバッハを聴くことが出来て良いモチベーションになりました。
参加者コンサートに推薦して頂けたので、ヒナステラのソナタ一番から3,4楽章を演奏しました。

今までのレパートリーにない系統の曲ですが、この野性的な曲想は案外ハマったので、これからこういった曲も増やしていきたいと思いました。
講習会では、教授によるコンサートも開催されます。

ヴァイオリン教授の演奏を聴きに行きましたが、本当に素晴らしく、シューベルトソナタの一音目から拝みたくなってきました。

シューベルトのピアノソナタなんかでも、こんなレガートが出来たら理想だなと思いつつ家路につきました。
そういえばハレのスーパーマーケットにて、見慣れないお菓子を発見しました。

調べたところ、「ハロレン」という地方限定のチョコレートらしいので、お土産に買ってみました。

中身はもうちょっとクリームっぽい舌触りなのかと思いきや、ヌガーに近い感じのザラザラと口の中で溶けずに微妙に残るチョコレート。

これだからドイツのお菓子は!と言いたくなる所ですが、こういう所が逆に手のかかる子みたいで愛しいですね、ドイツ。

そもそもドイツのお菓子(それも量産タイプ)に何かを期待する事自体、酷に思えます。
四年前、講習会を主催するスタッフの方に教えて頂いたレストランです。

お店の中にビールの蒸留釜が据えられていて、美味しい黒ビールとフラムクーヘンが楽しめます。

…四年前に来た時はメニューすら読めず(英語のメニューが無かったので)、自力で注文出来なかった苦い記憶が蘇ってきます。

あの時の無謀さや右往左往ぶりを振り返ると呆れてしまいますが、何も分からず必死だった分あれこれ悩まず行動できたのも事実ですね。

それがキッカケで今の自分があると思うと、また感慨深いです。

四年前よりも成長したのは確かですが、当時の貪欲に行動する気持ちも忘れず、この夏も頑張ろうと思います。

ゲツケ先生、ユーロアーツの皆さん、そしてお忙しい時期にも関わらず一週間もお家にお邪魔させて下さった美穂さん、本当にありがとうございました。
お久しぶりです!

この間からハノーファーは受験期間だったので、授業はお休みでした。

ということで、春からエッセンの音楽大学で交換留学をしている友達、こなみんに会いに行ってきました。

彼女とは一時帰国する時は毎回会っていましたが、ドイツでこうやって会えるとは何だか感慨深かったです。
そういえばエッセン中央駅に「ヨーロッパの中心」と書いてあったのですが、これは地理的な意味なのか、本当にエッセンがヨーロッパの中心的都市なのか気になる所です。

こなみんによると「エッセンは本っっ当に何も無い」街らしいので、もし後者の意味合いだとしたら私も見習いたいメンタルの図太さだなと感心しました。
何も無いエッセンにずっと居るのもアレなので、同じくエッセンに交換留学している生徒さんや、ワイマールに留学している高校時代の後輩、斎藤くん達とお昼にデュッセルドルフで落ち合いました。

初めてデュッセルドルフの街中をじっくり見ることができました。
Eat Tokyoという定食屋さんで牡蠣フライ弁当を頼みました。まさかドイツで牡蠣フライが食べられるなんて感動です。美味しかった…

他にもカレーや親子丼、鯖の味噌煮などもあってノスタルジー満載でした。
次来た時は塩サバ弁当にしようと思います。
店内の地下にあるお手洗いの前に、中々含蓄のありそうな文言が書いてありました。

句読点の位置や国旗を意識したレイアウトがいかにも「海外で独自に解釈された日本」的で好感が持てました。

何なら正しい自然な日本語よりも、こんな感じの日本語を海外では見てみたいですね。
デュッセルドルフに日本の書籍を売る本屋さんもあったのは驚きました。それだけでデュッセルドルフ最高…!と叫ぶくらいにはテンションが上がりました。
 
まさに日本の小さい書店といった感じで、中にはドイツ語に翻訳された日本文学もありました。海辺のカフカ、いつかドイツ語で読んでみたいです。
外食をあまりしないからか、ドイツに来てから初めてこんな感じの飲み物を飲んだ気がします。

この時期に屋外で食事やお茶をするのは本当に素敵な気分になるので、夏ヨーロッパに来た時はぜひ試してみてください。
夜は初ドルトムントでマーラーの3番を聴いてきました。ノルトライン=ヴェストファーレン州、近距離に主要な都市が固まっていて羨ましい…

ホルンにハノーファーの先輩がのっていたのですが、ホールに彼が入ってきた時は二度見してしまいました。

学生オケにしては良くまとまっていたと思います。サイモン・ラトルの9番を聴いてしまって以来、自分の中のハードルが跳ね上がっているのは確実です…
その日はこなみんの住んでいる寮に1泊させて貰いました。本当にありがとうございます…!

因みに私と彼女は背の高さがけっこう開いているのですが、彼女が身だしなみ用にセットしている鏡が思ったより遥か上にあったのが興味深くて写真を撮ってしまいました。 

忘れていましたがドイツでは彼女くらいの身長の女性が平均なので、久しぶりに(私の背、今からでも伸びないかな…)という気分になりました。
久しぶりに気のおけない友達と沢山お話できて何だかほっとしましたし、これからも彼らとこうして会えるように頑張ろうと思いました。

夏学期終わりまであと1ヶ月ほどですが、これからも気を引き締めていきます!

4月のまとめログ

テーマ:
4月も終わりですね。新学期に入ると時間の流れが本当に早く感じます。

今日の朝、大学に行く支度をしているとチャイムの音が。日本からの救援物資がついに届きました。

税関預かりにならなくてよかった…
ハノーファーの税関は信じられないくらい辺鄙な所にあり、荷物も全部職員さんに見られるしで(場合によってはボッシュートやお金を取られたり…!)かなり面倒くさい事になるので。

キャーキャー言いながら開封して、家族にお礼の連絡。
早速、中に入っていた桜カステラと栗のパイを緑茶と一緒に頂きました。心に染み入る…何だかんだ日本人だなとこういう時思いますね。

さて、この1ヶ月弱なにも書いていなかった割に実は色々な事があったので、まとめという事で適当に挙げていきます。
4月1日のイースターが終わって目立つのは、売れ残った哀れなイースターバニー達でした。

売れ残るだけあって、どれも顔面のインパクトが中々ありました。特に上のは可愛いとか可愛くないの次元をもう超えています。

うさぎかどうかも判別し難いなんて(ドイツとはいえ)かなりの高ポイント。
オーガニックブランドALNATURAのイースターバニーでさえこんな感じ。

因みに、これを見つけた時は少し疲れていたので(何が可笑しくてこんなに笑ってるんだコイツ)とか、身も蓋もない感想しか出て来ませんでした。

オーガニックはオシャンティーピープルの為だけに生まれたような概念だろうと(勝手に)思っていたので、少し意外でした。

あんまり売れ残り商品についてとやかく言える筋合いでは無い気がしますが、ドイツでそういったものの傾向が見られて興味深かったです。
4月の頭まで、音楽生理学の博士である古屋普一さんがハノーファーにいらしていたので、研究所にお邪魔して色々お話させて頂きました。貴重なお時間をありがとうございました。勉強になったしとっても楽しかったです。

その時に、ピアノ椅子の高さや距離についてもアドバイスを頂いたのですが、その結果椅子を買い換える事になりました。

楽器屋さんで購入した後、地下鉄とバスを使って椅子を運んだのですが、待ち時間はその椅子に座れるし、珍しがって話しかけてくる人と仲良くなれたりで中々愉快でした。

そして次の日、二の腕が筋肉痛になりました。信じられない。いくらなんでも。
大学生活も折り返しを迎え、大分単位も消化できてきました。

新学期の選択授業は、引き続き古楽器(1年受講すれば単位は取れるのですが、面白いので居座っています)と、パーカッションです。

いい年して落ち着きがなく、(音出しの合図もないのに)楽器を絶えずいじくっていた生徒達。冷静に考えてちょっと引きました。幼稚園児だってもうちょっと静かに待てそうです。

私もそれに気づくまで、目の前の小太鼓を無意識にずっと指でトントンして遊んでいたので、言える筋合いではないですね。
そして、この間はギャルドン門下のコンサートがありました。フランスの現代作曲家、エスケシュの"Jeux de doubles"と、ドビュッシーの喜びの島を演奏させて頂きました。

先生がハノーファーに赴任した年に私も門下に入ったのですが、当時の先輩達の殆どが卒業した代わりに、新しい院生やディプロマ生、そして後輩が入ってきました。

今回プログラムを見てよくよく考えたら、知らない生徒のほうが多くてびっくりしました。

「あ、写真!…撮ります?去年も撮ったし」
先生「なんでそう弱腰なの…もっとグイグイ行かないと誰も聞かないでしょ!」
「ですよね。はい写真撮りますみんな!!並んでください!!」
「そうそう」

みたいにして撮れたのが上の写真です。

普段他楽器の人とばかり過ごしているからか、久しぶりにピアノ科と一緒だと、最初の内ドギマギしてしまいましたね。本当何なんでしょう。

我の強い生徒が比較的いない門下なのが幸いして、終演後は皆と色々話せて楽しかったです。
ちなみに今月一番焦ったのは、ハノーファーに来て初めての「玄関締め出し」をやらかした事です。

ドイツの家の扉はドアノブが回らないタイプなので、開け閉めに必ず鍵を使います。簡易オートロックみたいなものでしょうか。(それでもちゃんと施錠しないと、泥棒なら簡単に入れるらしいので注意)

玄関に入って鍵と荷物を置いた後、外が汚れていた気がしてもう一度出た時に、うっかりそのまま閉めてしまったのです。アホすぎる。

幸い携帯をポケットに入れていたので、すぐに合鍵を預けている人に電話して、来てもらいました。これで携帯がなかったらオシマイでした。
これ、こんな風に扉の内側から鍵を差した状態で締め出されてしまったら、外から合鍵を差せないので業者に来てもらうしかないらしく。最悪ドア破壊なんてこともあるとか。

あの時は無意識で外に出てしまったのと、ちょっとしたパニックで鍵をどうしたかも思い出せず、外から鍵を差せた時は本っっ当にほっとしました。

自分が常軌を逸したうっかり者という自覚はあるので、今までそれはもう気をつけていたんですよ…2年半以上やらかさなかったのが奇跡と言っていいくらいです。誰か褒めて欲しい。

…気を引き締めて再発防止に務めます。はい。
昨日はマーラーの交響曲第9番をロンドン交響楽団&サイモン・ラトルの指揮で聴きに行ってきました。

…素晴らしかったです。恐ろしいほど完璧に調和したアンサンブル、特に終楽章の弱音部分は鳥肌が立ちました。マーラー最高。

一昨年、同じ交響曲をシュターツカペレ・ドレスデン&メストで聴いた事があるのですが、あたたかく立ちのぼるような格式高い重厚感に胸が熱くなったのを覚えています。本当に名演でした。

今回のロンドン交響楽団は、重厚というよりは薄絹を幾重にも重ねたようなテクスチュアで、優美さや華やかさの印象の方が強い気がしました。その分、三楽章なんかの盛り上がり部分はとてもコントラストが際立つような。

質の高いアンサンブル故に生まれる厚み、品格はどちらも持っているのに、質感というか与える印象はこうも違うのかと。
改めて考えさせられる演奏会でした。