老人ホーム慰問公演に行ってきました。
私は初めての慰問公演。
おじいちゃんおばあちゃん達は楽しんでくれるのか。お客さんは何人くらいいて、どんなステージなのか。私の芝居は伝わるのか、飽きられないか、その他にも不安はありました。
今回は、着付けの先生もヘアセットさんもいないので、「ポニーテールでいいよ」と言っていただいたのだけど、自分なりに研究してやってみたよ!やっぱり、視覚的な部分は重要だと思って。
もしも、もしも、
耳が遠くて台詞が聞き取れなくても、見た目だけでも楽しんでもらいたいなって思ったんだ。
終演後に、
『こういうの(お芝居)、初めて観たわ』
『楽しかった。また来て!』
『とても良かった。』と涙を流してくれた方がいたり。
『元気をもらった。あと20年生きれる』って言ってくれた92歳のおばあちゃんがいたり。
人生の大先輩達のくしゃくしゃの笑顔。
本当に嬉しかったです。
そして、施設スタッフの皆さんは、そんなおじいちゃんおばあちゃん達の笑顔を見ながら、口々に『良かったねぇ。良かったねぇ。』って。
『○○さんのこんな笑った顔、はじめて見たヨォ!』って。
(=´∀`)(´∀`=)
宏史と翼のお披露目公演で上演した
『たらちね』と『仇討ち』と剣舞を持っていったんだけど、
高齢者さん向けに、いつもよりもハッキリ、ゆっくり台詞を話すのも、喋り方の癖があるから難しい。テンポが重要な芝居は、ゆっくりにすると面白くなくなってしまったりして、動き方をまったく変えたりしました。
自分の気持ちの良い芝居じゃなくて、
そのお客さん達や、会場に合わせて作る芝居。
勉強になりました。
お芝居やってきたこと、
間違いではなかったって思わせてくれた、素敵な経験。またご縁がありますように。
ありがとうございました!