枝垂れ桜の現状について | 氷室神社の徒然社務日誌

氷室神社の徒然社務日誌

氷室神社の社務を中心に日常を綴ります

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当社楼門東側にある桜はエドヒガン系の枝垂れ桜で樹齢百年を迎える老木でございます。



奈良市内で一番に花を咲かせることから、「奈良一番ザクラ」とも呼ばれ奈良に春の訪れを告げるシンボルとして親しまれてきました。



ここ数年で樹勢の衰えが顕著になり、石垣の組み換え、幼木を使った細根バイパス手術など樹勢の回復に努めてきましたが、昨年の六月に暴風によって比較的樹勢があった部分が折れたことにより急速に衰え大半が枯れてしまいました。

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本殿裏に設けている幼木養成エリア

引き続き樹勢の回復に努めると同時にこの枝垂れ桜の種から育てた幼木の育成に取り組んでいく所存です。つきましては皆様の益々のご芳志を賜りたく何卒お願い申し上げます。