御巣鷹山の事故は

忘れられません。

当時栃木県に住んでいましたが

あの日、ずいぶんたくさんのヘリコプターが

バリバリという音を立てて

山の方に向かうのを夕暮れ見ていました。

なんか変だな?とは感じましたが

TVをつけると123便が行方がわからないと

テロップにでました。

びっくりしましたが、翌日

大変な惨事があったと

驚きました。


あの頃お勤め人だったわたし。

いつも行くカフェにいくと

たまに会うカフェ仲間が

疲れた顔でやってきました。

ある会社の方で、幹部の数名が

123便に乗っていたとのことで、

対応に追われたり、また会社中ショックで

また、重鎮たち数名が被害にあい

会社も機能しなくて大変なんだと

肩を落としていたのが忘れられません。


また、ある仲間からこんな話を聴きました。

霊感のある仲間なのですが

事故から数年たち

御巣鷹の近くのキャンプ場で、

仲間とキャンプをしていたそうです。


夜中トイレに向かうと

男の子がやってきて

ねえねえと、話かけるそうです。

仲間は『あ、これは霊だな』と

わかったらしいのですが

その子が、こっちに来て!と

慰霊塔まで呼ぶのだそう。

行くと、その男の子は

『ね、この子は僕なんだよ』と

名前を指差すのだそう。

そうなんだね、と彼はつぶやき

祈ったら笑顔で消えたそうです。

なにを伝えたかったのでしょう。


グリーフケアを学びに行った折

9歳の一人旅のお子さんが

事故に遭われたということで

お母様がお話に来てくださったことがありました。

お子さんを喪いどんな想いをされたか

涙を流しながら

みんなお話を伺いました。

その後絵本を出された

美谷島さん

あれから何年たっても心に残り続けます。


簡単な想いではないでしょう。

私は同じではないのですが突然父を喪ったので

死を目の当たりにする気持ちは

わかるつもりです。

だから、この日は

責任や、さまざまな陰謀説など

憶測も含めそこは専門家や調べた方々に

お任せして(検証したりすることは大切です)

私は悲しみに対して

ただ、静かに祈ろうと思うのです。


亡くなった方の意識が入りこんで

感じたこと


先はどうなるのか?の不安(飛行機の行方)

やり残したことに対して

やっておけばよかったと言う気持ち

家族への深い深い愛と感謝


その想いは深く深く

私に訴えて来ました。

私は祈るしかありませんでした。

ただ、祈る。

大事にして

噛み締めています。


520人の皆様に

祈ります。








マリア