思い当たるので、書いてみました。

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また、日本人の国民的行事の「雛祭」は本来、人形(ひとがた)に自分の穢れ(気枯れ)を托して自分の身代わり(代理)になってもらおうというのが趣旨であったのである。その人形を昔は川に流したものであり、「源氏物語」の「須磨」の巻に、光源氏が御禊をすすめられて陰陽師を召して、流しびなの原型と思える行事をとり行うシーンが見られる。罪を「水に流す」という日本人の心意と通底する習俗として「雛祭」があったわけである。

 ちなみにこの「水に流す」ということについて筆者には興味深い体験があるので紹介してみたい。

 台所で汚れた食器を洗い始めると、何故かかつて味わった不愉快な或る体験を思い出すのである。普段忘れたつもりでいても心の底に澱(おり)のようにたまっているトラウマ(心の傷)が意識にフイと浮かんでくるのであった。ナンダ?これは!と何度も何度も思っているうちに、洗い物をしてもその体験を思い出すことはなくなった。また、その体験にまつわるイヤな感じもしなくなったのである。

 そのうち『台所は異界への通路である』という内容の小論を目にして、ナルホド!「水に流す」とはあのことだったのか!と得心がいった次第である。”(定方昭夫(長岡短期大学教授)『ユング心理学と東洋医学 転移の生理心理学をめぐって』より)


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私も心理や内面,トラウマに

興味を持つ様になったのは

お茶碗を洗っていると

過去のトラウマを思い出したりして

腹を立てながらも

感覚の再現をしていて

真剣に当時の様に思い出して

泣いたり怒ったりすると

トラウマが減っていくことに

気がついたことがある。


両手を使いながら、慣れた状態にすると

変性意識状態に入りやすくなり

それこそが、催眠状態なのだけど

トラウマなどが出てきやすくなるのです。

水を流していると

人は水に流すという事が

潜在的に無くなることと認識してるから

感覚的な無くすることにつながるのだと思う。

それが、無意識の産物。


みなさまも、ただ思い出して泣くより

茶碗洗いなど単調なことをしながら

思い出して泣く方が無くなる率が

上がる様ですから、やってみては

いかがでしょうか?


辛い記憶は水に流しましょう







マリア