今日仕事をしながら

ハッと気づいた。

亡くなった彼の命日だ!

十五年経ってしまった。

早いものだ。

忘れるくらいになれたのかな。

人は不思議。悲しくて苦しくて

身を捩って泣いていたのに

いつしか忘れるくらいに

昇華できる。

ただし、昇華する為のプロセスを

経てからだけど。


星占いをやっていると

教えていただくのが

中年の危機という、

40歳くらいからの

星周り的に色々あるような時期に

天体が厳しい時期と重なる。


気持ちやお金や責任など

メンタルの処理がきちんとなされていないと

この時期にダメージがガツンと来る。

それでなくても色々ある時期

体力も相まって、気力も体力も衰える。

頑張っても報われないと思いがちになる。

彼も御多分に洩れず

沢山を抱えて疲れたのかなと想う。


彼は若いまま、私の中にいる 

いまごろ、自由になれているかしら

ある時期から夢にも出て来なくなり

あちらの世界で楽しんでるのかな

と、思う。


つらつら考えていた道すがら

鹿の群れにあった。

雪解けに顔を出した草を

食べに来たのだろうけれど

豊富にあるわけじゃないから

心配になる。


しばらくすると、タヌキの親子にも出会う。

もふもふの体で、車に驚き

道路を走り抜けた。転がるように。


昨日は家の脇に若い雌鹿がいた。

食べるものはあるのかしら

気になって仕方がない。

キャベツや白菜を沢山買って

庭に置いておいたら食べてくれるかな。

少し古くなったリンゴを

木に吊るしておくと

鳥たちが啄みに来て、すぐ無くなってしまう。

みんな生きている。


みんなが幸せであってほしい。

戦争なんかいらない。

足りない部分に多いところが分け合えば

平等に生きられる。


好きな本に

『地雷ではなく花をください』

という本がありました。


砲弾が花になればいい

そう思いながら

命を思います。


ころころ転がるように走る子ダヌキのように

生き生きと暮らしてほしい。


今日は涙しかでないな


やはりこんな日は

祈るしかないな。






マリア拝