◇ 鑑賞15回目 橘弁護士 「ゼロの執行人」 ◇ | ひまわりの散歩道

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劇場版名探偵コナン「業火の向日葵」の感想をメインに
コナンについて好き勝手、書き散らしています。
 
 
 

◇ 鑑賞15回目 橘弁護士  「ゼロの執行人」 ◇

 

今週も鑑賞は1回だけ。
いやー、公開始まったら上映回数すごそう、
とは思っていましたが、「ジュ○シックワールド」 !!

 

一日何回やるの!?うわー!

 

「未来のミライ」 も始まっておりまして
「コナン」 が上映回数減っております。
時間が選べない。しくしく。


さて、今回思ったこと。

 

まず、前回の 「コスプレお姉さん疑惑」 ですが
よくよく見ると、あれはどっかの高校の制服っぽいですね。
ジャケットの下は、ベージュ?のプリーツスカートでした。

 

でも、ジャケットが青、蝶ネクタイが赤、は
明らかに狙ってるだろう!!
校長先生がコナンのファンなのかしらん♪


で、こっから本題ですが

 

他の方の感想で

 

「橘境子は、羽場二三一以外、人を名前で呼ばない」

 

てのがあり、言われてみれば、いや全くその通り!

 

妃弁護士 = 「先生」

 

蘭ちゃん = 「娘さん」

 

コナン = 「ボウヤ」

 

唯一の例外が、小五郎のおっちゃんですが
これはまあ、弁護対象者ですから、
ちょっと違うんだろうな、と。

 

なんででしょうね、これ。

 

あずまが思うのは、やっぱ
「虚構の関係」 だからかな、と。

 

名前を呼ぶって、なんて言うのか


「個人を個人として認めて、付き合う」

 

て意味合いがあると思うんですよね。

 

相手に好感を持ってもらうには

 

「どれにしますか?」 よりも
「○○さんはどれにしますか?」

 

て具合に、会話の中に名前を入れる方が
好感度が上がる、と言いますけど

 

名前を呼ぶ = 相手を認識している

 

と言う、1つのサインだと思うんですよ。

 

そういう意味では、まあ、深読みなんですが
橘弁護士にとって、妃先生や蘭ちゃん達は

 

「個人的にはどうでも良い存在」

 

なんじゃないのかな、と。
あくまで、公安への復讐の手段。

 

中盤まで、ずっと笑顔を絶やさなかったのは
どうでも良い相手に向ける営業スマイル。
終盤、ようやく素の顔を見せた時に
初めて、

 

「アナタ」 (栗山さん)

 

「キミ」 (コナン)

 

と言う人称を使う。
栗山さんは、名前を知らないから、
ってのもあると思います。
「事務員さん」 じゃ、あんまりですし。

 

でも、ずっと 「ボウヤ」 と
呼び続けていたコナンに、「キミ」 。

 

ぶっちゃけ、あそこで初めて
橘弁護士は、コナンを

 

「自分個人に接触している1人の人間」

 

て認識したんじゃないかなぁ。

 

復讐の道具であり、手段であった 「モノ達」 が
おっちゃんの不起訴処分で利用手段が消え
その上、自分の過去を暴こうとしている。

 

それに対する、ゆらぎ、
のようなものを感じますね。
何と言うか

 

「あ、この人達、人間だったんだ」

 

て感じでしょうか。

 

まあ、あずまが今回、一番驚いたのは
コナンの使った人称なんですけどね。

 

橘弁護士の人称は気にしてなかったなー。

あれこれ深読みの余地のある作品です。

 

 

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