前回このブログに書いたアルストに底をつけてみた。
底がついた以外、構造的には前回といっしょ。
ただ底をつけただけである。
これによりサイドバーナーとしての使用はできなくなったが、剛性と持ち運びやすさは増したと思う。
で、中筒上部にはもちろん、外筒の下にも穴を空けて新鮮な空気が通るようにした。
炎は前回のアルスト同様勢いよくあがる。
今の時期の水道水、600mlプラスちょっとを30mlの燃料で9分弱で沸かし、鎮火までが10分55秒だった。
底は、トマトジュースの缶の下を切って使用。
ただし、缶によって直径に極々わずかな大きさの違いがあるため、底を取り付けるときに耐熱ボンドで貼り付けるか、押し込んで嵌め込むかは、外筒に使う缶も含めて缶の組合せ次第となる。
あと、底の高さ分中筒の高さが低くなるので、アルコール燃料の入る量が少なくなってしまう。自分が作った物の大きさでは、30mlの燃料を入れるのが精一杯であるため、1ℓの水を沸かすことは無理だろう。
もちろん全体的に高さを高くすればいいのだが、手持ちのゴトクとの兼ね合いもあるため、その辺は各自で考えて大きさを決める必要があるだろう。
内側は前回作ったのといっしょ。
炊飯には向かないが、単純に湯沸かしだけならけっこういいのではないだろうか? 真冬だと沸騰までいくかどうかわからんけど、まあ、熱湯くらいにはなるはずだ。
重さも15g前後なので、持ち歩くのにそこまで負担にはならないだろう。
ちなみに上下をひっくり返して底部分を上にすると、エスビットなどの固形燃料も使える。おおー! ひとつ二役。
写真追加。底を外筒と同じコーヒー缶で作ってはめ込んだ物。
ちょっと見ると、ゴトクの無いミニミニ版ソロストーブのように見えたりもする。
追記…、そうそう、そういえば熱暴走すると外側の筒の下にある穴からも火が噴き出るので、火事などには十分気をつけましょう。