キャンドルランタンが好きなのだ。

キャンプなんかのキャンドルランタンではUCOのやつが有名だ。自分はUCOのキャンドルランタンを2つ持っていて、ひとつは真鍮のやつで、もうひとつがアルミニウムのやつである。真鍮はカッコいいのだが、やや重たいから、ふだんはアルミニウムの方を使っている。

しかし、UCOは大好きではあるものの、あまりにポピュラーなため、いまいち面白みに欠ける。で、なんか良いのないかなあ、と思っていた。

そんなことから今回、このLue UltraHeavyキャンドルランタンを購入してみた。

小型で見た目の雰囲気や、デザインは抜群だ。真鍮の美しさがたまらん。

実測で176g(キャンドル無しの状態)。高さ10.5㎝、幅7.5㎝。

キャンドルに火がついている時はガラス上部の穴の上は熱くなるので気をつけなければいけないが、吊るしてよし、置いてよしのランタンである。

当然ながらぼんやり灯す程度の照度しかないので、これだけあればなんの不便もなくサイトを照らしてくれる、などということは無いわけだが、しかしそんな頼りない灯りが、あると無いとでは雰囲気的に全然ちがう。

↑散らかっているが、火事に注意しながら部屋で灯してみた。

やっぱり思ったとおりいい感じだ。満足。

アルミやチタンでつくれば当然軽くなるのだが、あえて真鍮にこだわってつくられているところに魅力を感じてしまう。ultra heavyと言うくらいだから、当然これでいいのだ。

多少軽さを犠牲にしても、真鍮だからこそ味があり、おもしろいのだ。持つことの喜びも得られるだろう。

きっとアルミやチタンならわざわさ購入することはなかったと思う。

こんな感じでキャンドルを入れ替えることができる。

ガラス部分を壊さないように気をつけないといけないが、掃除等も簡単にできそうだ。

今からどんどん使っていくうちに、真鍮の色がくすみ、傷などで汚くなっていくだろう。

ピカピカな状態も綺麗で大好きだが、小汚くなった姿もまた美しいだろう。

たかがランタン。されどランタン。小さな灯火に過ぎないけど、お気に入りのランタンなら、ただそばで灯っている火を見ているだけで何もいらない豊かな気持ちになる。なんと幸福な時空間だろう。