その１４
「 念願の食品衛生スペシャリストへ！！
しかし・・・ 」 の巻
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１９９２年 ２１歳 大学３回生（回生と呼ぶのは関西限定！）
里子だったＫちゃんが遂に入籍し
掟（おきて）破りの岡野家の養女となってしまった！
三ツ村の父・姉 （父 再婚）義母・義妹
北山の母
岡野の父・母（養子縁組）義妹
よ～く考えたら 僕には父が2人・母が3人・姉1人・妹2人
全部で９人！
もう こうなったら２ケタ狙っちゃおうか？
もう1人養子カモン！カモン！！（笑）
岡野家で発生したストレスは
おかげ様で友人たちと過ごす時間でなんとか発散できていた＾＾
（一番手前の右のよくわからんＴシャツ君です
ちなみに左隣の友人の何気ないある言葉が
のちに僕の人生を大きく変えるキッカケとなるのであった）
ビーチバレー・ボーリング・ドライブ・競馬・パチンコ・コンパ
ゲーム・カラオケ・旅行など とにかくよく遊んだ
アルバイトもいろんな事をした
岡野家のコンビニはもちろん
家庭教師・ユーハイム・シェーキーズ・パチンコ店
ガラス工場・チラシ配り・シロアリ退治
経営コンサル会社・芦屋六麓荘エリアの宅配（笑）
梅田スカイビル地下のラーメン店などなど
とにかく学生の間にいろんなことを経験してみたかったのだ
（長続きしないというご意見も（笑））
その中で一番バブルを感じたのは
自分で車持込で 1日５時間
サントリー自販機ＢＯＳＳの内看板を差し替えていくバイト
これが１４日勤務で２４万円だったのを覚えている
（時給にしたら3,400円！バブってる～！！）
さて 大学では 3回生から本格的な実習も始まった
生化学・解剖生理学・微生物学など・・・
そして 念願の
公衆衛生学！
そして
食品衛生学！！
食品衛生のスペシャリストへまっしぐらだ！！
僕は食い入るように学び続けた・・・
学べば学ぶほど
いかに岡野家が不衛生な状態かが
わかってくる
学べば学ぶほど
いかにゴキブチが危険な状態かが
わかってくる
しかし・・・
学べば学ぶほど
苦しくなり・・・
学べば学ぶほど
ストレスが激増していった！
この大学を選んだのは
まさに
自爆行為だったのだ！（笑）
誰や
「岡野家を 今一度 洗濯いたし候！！」
なんて意気がってたのは？
・・・はい ボクです（笑）
「洗濯！洗濯！！」と意気込んでいたものの
僕は 龍馬には なれなかった・・・
龍馬はやはり凄かった・・・
僕は岡野家でさえ洗濯できなかった（笑）
所詮 養子の分際
言いなりの 奴隷ちゃん
大量のホコリ&ワンちゃんの毛まみれキッチンも
養母のゴキブリ素手退治も
何も洗濯できない自分が情けなかった・・・
ただ ただ
養父と養母の圧力に怯え
コラえ続けるしかなかった・・・
大学のチョイスを間違えたショックとともに
岡野家の洗濯をあきらめていた その時
いよいよ日本のバブルが洗濯
されようとしていた
岡野家も
洗濯されてしまうのだろうか・・・
果たして・・・
つづく
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