本棚整理 | 秘密基地ベーリン

秘密基地ベーリン

2015年10月からのベーリンでの生活も8年目に入りました。健康第一、ベーリン方丈庵の日々を綴ります。

 日本の自宅二階の私の寝室に小さな本棚がありますが、日本滞在中は毎月文庫本をブックオフで購入するので溢れてきます。 放置すれば断捨離の対象になるのでベーリン秘密基地に”避難”させていますが、ここも収容能力が限界に達してきました。

 

 コンドミニアム入居時は作家別・項目別に並べていましたが、後から持参した本は横に積んでおくだけになっていました。 購入リストはあるものの、探す時はどこにあるのか毎回ひっくり返すことになります。

 

 そこで今回一念発起して棚のひとつを整理し、2枠ほどスペースを作り何とか全ての本の背表紙が見えるように収納しました。 さらに再度作家別・項目別に並べ替えたので一発で探せるようになりました。

 

 残り少ない人生、好きな作家・興味ある本だけを読んでいきます (=^・^=)

 

■今月の本

 『夕陽将軍 小説・石原莞爾』杉村久英/河出文庫

 『英雄の魂 小説・石原莞爾』阿部牧郎/祥伝社文庫

 

 同じ石原莞爾を扱った小説で、著者は二人とも直木賞作家です。 杉村本は伝記風で生涯にわたって書かれています。

 一方で阿部本は満州事変、二・二六事件について詳しく書かれており、さらに将来のソ連との戦争を見越し日本・満州の産業を振興し中国との戦争回避を目指す石原が、自分の意志とは反対に参謀本部第一部長として中国に軍隊投入をせざるをえない苦悩を描いています。

 関東軍作戦主任参謀として板垣征四郎高級参謀とのコンビで作り上げた「満州国」は、「五族協和」「王道楽土」の理想とは反対に、東条英機参謀長らその後の軍人・官僚らによって日本の植民地のようになってしまいました。

 

 YouTubeに石原莞爾についてよくまとめられたものがありました(借用)

 

 戦史をよく研究し、大戦略を持った数少ない帝国軍人でした。 間違ったことがあれば上司でも反論し酒席も断ったため孤高で、一方で部下・目下には優しかったため慕われ魅力ある人物だったことを知ることができ有意義でした (=^・^=)

 

 著者阿部牧郎に、鈴木貫太郎首相と終戦をとりまとめた最後の陸軍大臣阿南惟幾について書いた『大義に死す』祥伝社文庫)があったので、楽天ポイントを使って注文しました。

 

 

『ハプスブルグの宝剣 上・下』藤木ひとみ/文春文庫

 

 ハプスブルグ家を継いだ女帝マリア・テレジアに周辺国は領土割譲の戦争を仕掛けてきますが、戦争と外交でしのぎ夫フランツを神聖ローマ皇帝にして帝国を築いていく歴史を背景に、オーストリアの数々の危機を救い、マリアとの恋やユダヤ人に育てられた過去に悩むフランツの家臣・友人エドゥアルドの姿を描いた小説です。 あまりの面白さに2晩徹夜で読んでしまいました \(^o^)/

 

■リクエスト

 『どうせ死ぬんだから 好きなことだけやって寿命を使いきる』和田秀樹

 

 タイトルから讀みたくなった本です。 新刊なので菊陽町図書館にリクエストしようとしたら、インターネットではダメで直接出向いて申請しないといけないようです。 次回帰国時にトライします。

 

 ちなみに、今日・7月22日は私の69歳の誕生日。 これからもタイと日本で楽しく健康に過ごしたいと思います (=^・^=)

 

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