ひでです。お早うございます。今日は13個目の世界遺産のエローラ遺跡です。ここは、泊まっていたアウランガーバードから30Kmほど離れた村にあり、5世紀から10世紀の間に垂直な崖を掘って作られた34の石窟寺院があります。

ここに泊まってました。

このホテルはケーキが充実してるのが嬉しいです。なんたって雨(甘いもの)風(アルコール)なんで。

お皿のは私の分です。

上の段にデトックスウオーターとか野菜ステックがありました。おしゃれですね~。

真ん中のジュースは何だと思いますか?スイカのジュースですって。私はオーソドックスにパインジュースをいただきました。

デトックスウオーターってただの水じゃん。笑

美味しくいただきました。

出発してエローラを目指します。これはニザーム藩王だったかな?。

エローラ遺跡に到着しました。実は昨日のアジャンター遺跡が凄かったんであまり期待してないんですよね~。

入場券を買ってゲートを入ると。

南端から北端まで遺跡が離れてるんで、電動カートが楽なんですが切符を買わなくてはいけません。

この遺跡の珍しいところは、仏教、ヒンドゥー教、ジャイナ教、その3つ宗教の岩窟寺院が同じ場所にあるうえに、作られた時期も重なっているということです。

当時のインドではお互いの宗教に対して寛容だったんですね。ほかの例ではユダヤ教、キリスト教、イスラム教という3つの宗教の聖地になっているエルサレムがありますが、現在も対立や紛争が続いています

現代人も見習わないといけませんね。お互いの主張ばかりせず、寛容という言葉を知らないんでしょうか。今の時代は宗教の違いが戦争につながります。

「ここエローラ遺跡で有名なのは16窟なんで、先ずそこを見てそれから他も行きましょう」と話したら「目の前が16窟ですよ」ですって。

仏教寺院の数は12窟あって、石窟寺院群の南端の方の第1窟から第12窟で、ヒンドゥー教寺院は中央部の第13窟から第29窟までの17窟、ジャイナ教の寺院は北端にある第30窟から第34窟までの5窟になっています。

先ず、有名なヒンドゥー教の16窟を見て、ジャイナ教の32・33窟を見て、仏教の10窟を見ることにしました。白い矢印のように動きました。

大きな寺院のようなんで、上から俯瞰するように遺跡を見たら全体が分かるんでしょうが、ご承知のように高所恐怖症なもんで、手すりのないところには行けません。笑

ここまでは遺跡の期待も中くらいで「へ~」くらいだったんですが

翻訳すると物凄い代物です。一枚岩を掘り進めたんだそうです。それも、200年以上の歳月をかけて。ヒェ~

(横の崖を上がらなかったんでネットからお借りしました。)

1枚岩を掘ったと世界遺産いえば、エチオピアのラリベラにあるキリストの岩窟教会群が有名です。一度行きたいと思っていましたが、ここにもありました。宗教の違いといえどここも凄い。

(これでも分かり辛いんでネットで探しました。これでどうだ。これでも分からなかったらエローラへ行ってね。笑)

ここは「カイラーサナータ寺院」と言います。カナヅチとノミといった簡単な道具だけで、岩を奥行き81m、幅47m、高さ33mも削り出して作ったものです。

ここには建物ばかりじゃなく彫刻もたくさんあるみたいです。

アジャンターで買った図録にアジャンターは絵画、エローラは建物と彫刻って書いてあったんですが、実感しました。

中に入りましょう、正面入り口の塔門(ゴープラム)です。写真のセキュリティーチェックは機能していませんでした。

ナンディ門の彫刻です。4頭の象に守られ水をかけられるラクシュミー像だそうです。天地創造神話を題材に彫られた彫刻だそうです。

ラクシュミーといえばヴィシュヌの奥さまです。ここはシヴァ神の寺院じゃないの?。人の奥さまも登場します。おおらかですね~。

入ってびっくり。石窟というと洞窟のようなもの想像しますが、一つの高層建築物にしか見えません。言っておきますが、これが全部1枚岩なんですよ。周りの建造物も全て同じ一枚岩から出来ているんですよ。

左を向けば象がいます。インドでは動物の王として敬われています。そして、ガネーシャはシヴァ神の息子として親しまれています。

ここにも彫り物があります。

向かって左側の位置関係ですけど、

立っている塔がスタンパだそうです。スタンパというのはエジプトのオベリスクと同じで、名誉、勝利などの祈念碑だそうです。

その右にナンディ堂、スタンパの後ろに前殿、本殿があります。

こちらが向かって右側です。スタンパがありますね。

もう一度言いますが、これらは石を積み上げたのではなく周りの建造物と全て一体化された一枚岩から出来ているんですよ。この凄さが分かりますか?。わからない人はエローラに行きましょう。笑
現代の建築費にしたら何億円になるのでしょうか?まさに、宗教の力の凄さはキチ○○と紙一重なんですね。

ここで、かわいこちゃんから英語で話しかけられますが、私は「ジャパニーズ・オンリー」なんで分かりません。奥さまを呼んだら「写真を撮りたいみたいよ」ですって。そういうことならOKOK。笑

優等生でしょうか?本当にかわいかったんです。大きくなったらお嫁さんにしてあげる。あ、私、死んでるか。笑

みんなも撮って欲しいみたいで、先生みたいな人が「みんなで撮りましょう」的なことを言って

みんなで「チーズ」。奥さまはどこへ行っても親善大使していました。笑

こっちは右側です。スタンパの横がナンディ堂で、前殿,本殿と続きます。

前殿とナンディ堂ですね。

ナンディ堂の彫刻です。細かいですね~。拡大してもいいんですが、そうすると記事が終わらなくなります。

左は前殿、右が寺院と回廊です。

スタンパとナンディ堂です。スタンパの高さは17mあるそうです。何度も言いますが岩に掘って持ってきて立てたんじゃないんですよ。地面と一体なんですよ。

叙事詩ラーマーヤナの物語の浮彫です。文字が読めない信者も、ここで教義を学ぶ事が出来るようになっているそうです。

(横の崖を上がらなかったんでネットからお借りしました。)

大きいですね~それもそのはず世界最大の石彫建築だそうでです。シヴァ神の住まいとして考えられているヒマラヤのカイラス山(日本語で須弥山)の姿を作れと当時の皇帝から命じられたそうです。

それからコツコツ200年以上かけて作ったようです。寺院の名前に「カイラーサ」とありますが、カイラーサとはカイラス山なんだそうです。

柱の見事な彫刻

ナンディ堂の2階に上がると

ナンディがありました。先ほどからナンディ塔と言っていますが、ナンディというのはシヴァの乗り物の牡牛のことをサンスクリット語でいうとナンディというんです。ナンディを祭るナンディ堂です。ただのこぶ牛ではありませんでした。笑

柱の見事な彫刻

1階に降りて本殿に入ります。入口の天井の彫り物は蓮の花ですね。

最奥部に向います。

拝殿と本殿の内部。柱の彫刻が見事。

何度も言いますが、この建物は一度縦に掘った外側から、内側を掘っていったんですよ~。石をですよ信じられますか?

本殿の中央にはシヴァ神の象徴であるリンガが置かれています。リンガって何だと思いますか?。自分で調べて下さい。私の口からいえません。笑

前殿の2階の回廊に上がりました。

回廊からの右側の風景です。

正面入り口の塔門の2階にいます。

正面入り口の塔門の上のテラスから寺院の左側の全景を撮りました。

同じく右側の全景を撮りました。

暑くて死にそうって顔しています。

下りる所にも彫刻がありました。

ナンディー堂の側面に当たる外壁には、シヴァ神にまつわる神話で、インドの叙事詩マハーバーラタの物語が彫られています。向こう側にラーマーヤナの浮彫がありましたね。

死神カーラをリンガからおどり出て殺すシヴァ神ですって。

マハーバーラタを違った方角から

前殿の彫刻

カイラーサ山を揺るがす魔神ラーヴァナです。

シヴァ神ですね。瞑想(ヨガ)してますね。

ナンディー堂の怒れるシヴァ神です。大きいでしょ。前の人も決して小さくはないんですよ。

神殿は色々な動物が支えています。

後ろ側から前方を写します。

ライオンと象が支える本殿です。

周囲の壁にも、回廊が彫られ、付属の寺院がります。

岩壁の壁に2層にわたって彫られた、付属の石窟寺院のランケーシュワラ寺院です

もう一度言いますが、ここは固い岩を上から掘って側面を穿って作ったんですよ。設計図があったんでしょうか?気が遠くなります。

本殿の背面の回廊に彫刻です。岩盤をノミで彫って出来たとは思えない出来です。シヴァ神と妃のパールヴァティーです。仲良しですね。

これも、シヴァ神と妃パールヴァティー

これも、シヴァ神と妃パールヴァティー。シヴァ神の神殿ですからしょうがないんですが、2人の彫り物がたくさんありました。

これもシヴァ神です。詳しく書かれたエローラの本が欲しい

象が支える本殿です。この寺院がシヴァ神の住居であり、全宇宙であることも表現しているそうです。いろいろな角度から撮ってみました

象が支える本殿

象が支える本殿

カイラス山を揺るがす魔神ラーヴァナ。

これも、シヴァ神と妃パールヴァティー。ナンディに乗っています。

周囲の壁にもぐるっと回廊が彫られ、彫刻があります。何度も言いますが、これらは彫刻を積み上げたのではなく周りの建造物と全て一体化された一枚岩から出来ているんですよ。信じられます?

ハヌマーン神でしょうか?ハヌマーンはシヴァの子供だという話を聞いたことがあります。

ヴァラーハ?ヴィシュヌ神の野猪?。

最初からあったのか?雨水が流れるようになっています。凄いですね。

ぐるっと回って前の方に来ました。

次へ行くのに入口へ向かいます。

後ろ髪をひかれて写真が止まりません。

ブログを書いているとき、細かいところが思い出せなくて、他人様のブログを参考にしたりして丸2日かかりました。もっと沢山写真を撮ればよかったと後悔しています。

旅から帰った当場は「もうインドはいいかな~」と思ったんですが、ブログを書いているともう一度行きたいと思いました。エローラはそれほどすごい遺跡です。

16窟でだいぶ疲れましたが、次は32・33窟のジャイナ教の石窟に向かいます。

 

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