ひでです。お早うございます。インドのお勉強も最後になりました。もう少しお付き合いください。最後は宗教の事です。多神教の国なんで難しいんですが、最低はこれくらい覚えておきましょう。

 

〇インドの主な宗教

*バラモン教から変化したのがヒンドゥー教です。インド全体の79.8%

特徴=不殺生を旨とし、菜食主義の人が多い。昔の日本と同じように階級制度(カースト制度)がある。司祭階級バラモンが最上位で、クシャトリヤ(戦士・王族階級)、ヴァイシャ(庶民階級)、シュードラ(奴隷階級)と続く。また、それ以下の階級パンチャマ(不可触賤民)がある。カーストの移動は不可能で、異なるカースト間の結婚はできない。薄れたとはいえ、現代でも続いています。

(カーストは長い年月を経て、世襲の職業に基づくジャーティへと細分化され、親の身分が子へと引き継がれていきます。身分を全うしないと来世の福が保証されないという、徹底した宿命観を篤く信仰しています)

 

イスラム教14.2%

特徴=12世紀頃に西部からムスリムによるインド征服が行われ、その後にイスラム教が広まりました。元々はもっと沢山インドに居たムスリムですが、第二次大戦後にパキスタンと言う国を建て移ったので現在は少数です。カシミール地方に沢山住んでいます。

 

キリスト教2.3%

特徴=ヨーロッパの植民地だったことで広まりました。

 

シーク教 1.7%

特徴=シーク教徒はもともとイスラム教とヒンドゥ教の融合を図って創生されましたので儀式、偶像崇拝、苦行、ヨーガ(瞑想の意味?)、カースト、出家、迷信を否定し、世俗の職業に就いてそれに真摯に励むことを重んじます。

グル(指導者)によってタバコ・アルコール飲料・麻薬が禁止されており、肉食は本人の自由に任されていが、寺院での食事は菜食主義者に敬意を表して肉は供されません。

髪の毛と髭を切らず、頭にターバンを着用しています。技術的な事に強い者が多く、インドのタクシー運転手にはシク教徒が多いと言われています。

 

仏教 0.7%

特徴=インド発祥の宗教ですが、イスラム教軍による仏教の拠点の精舎が破壊され、虐殺による弾圧で一時期激減しましたが、インド仏教復興運動の元で勢力を伸ばしています。ですが、仏教徒うちの87%が新仏教徒で、彼らは主にヒンドゥー教のカースト制度から逃れるために改宗した不可触民だそうです。

その他の13%は、ヒマラヤ北東部と北部地域の伝統的な上座部仏教・大乗仏教・密教徒だそうです。

第二次世界大戦後には、スリランカから上座部仏教が逆輸入されたり、チベットからの難民受入れによるチベット仏教や、日本山妙法寺による布教などによる布教が行われているそうです。

 

ジャイナ教0.4%

特徴=非暴力(非暴力は仏法の中で最上のもの)・苦行・禁欲主義で知られる宗教です。宗教生活の基本的心得は、正しい信仰・正しい知識・正しい行い、つまり戒律に従って正しい実践生活を送っています。

非暴力と言う事は殺生を徹底的の排除するので、肉・魚介類・卵・球根類などは口にしません。敬虔な信徒は、蜂蜜・鰹節や煮干しの出汁・ブイヨン・ゼラチン・肉エキス・バター・ラード・ヘット(牛脂)・魚油・馬油やそれらを使用した調理器具さえ使わないと言った徹底ぶりです。また誤って虫を殺さぬよう、火を使用する調理を避け、調理と食事は日の出ている時間内に済ませるそうです。単なるベジタリアンでは済まされませんね。

着衣を認める白衣派に対し、所有の教えに反するとして裸行の厳守を説く裸行派がいるそうです。

殺生を禁じられたジャイナ教徒の職業は商業関係者がほとんどです。彼らは「嘘をつかず約束は絶対に守る「」信徒は死後、生前の善行と悪行が集計され、来世の行方が決定づけられる」「事業の成功も泡沫のものである」との戒めや、また積極的な慈善行為、無所有主義など、彼らが日頃から厳しい戒律を遵守していることから、清く正しい印象を与え、圧倒的な信用を集めているためだそうです。

 

ゾロアスター教(少数)

特徴=拝火教ともよばれ、古代ペルシャ発祥ですが、サーサーン朝の滅亡を機にイランのゾロアスター教徒がインドへ移って、現在、インドはゾロアスター教信者の数の最も多い国となっています。

寺院には異教徒の立ち入りは禁じられています。中にはペルシャから運ばれた炎から分けられた神聖な炎が全ての寺院にあります。また、寺院内には偶像はなく、炎に礼拝すると言う事です。

 

以上が主な宗教ですが、人口の≒80%を占めるヒンドゥー教の神様について説明します。

ヒンドゥー教の基本はカースト(生まれ)により、永遠に続く輪廻からの解脱を求めるものだそうです。基本的には多神教ですが、宇宙を創造したブラフマー、宇宙を維持するヴィシュヌ、破壊と再生を司るシバの3神は一体であり、最高神が3神のどれかに姿を変えて現れるとして一神教の側面も持っていて、インドを分かりにくくしている。

因みにブラフマー神は実態を持たないとされ、妻はサラスヴァティーとされています。宇宙を創造したという観念的な神なのかあまり人気はないようです。

ヴィシュヌ神の妻はラクシュミーで、ヴィシュヌのエネルギーの源と言われています。また、魚や亀、イノシシ、クリシュナ、ラーマなど十の姿に変身するとされていますが、何とブッダも化身の一つとされています。乗り物はガルーダです。特にヴィシュヌ派では最高神として信仰を集めています。

ヴィシュヌに関してもう一つ、ラーマはインドの英雄譚で「ラーマーヤナ」の主人公です。王子に生まれ、薔薇色の瞳を持つ英雄で、シーターを妃とした彼はインド神話最大の英雄の一人です。羅刹の王ラーヴァナを倒すために生まれたヴィシュヌ神の分身だと言われています。

シヴァ神は、額の第三の目、首に巻かれた蛇、三日月の装飾具、絡まる髪の毛から流れるガンジス川、武器である三叉の槍、ダマル(太鼓)を持つ姿で現されています。

妻はパールヴァティで、像の頭を持つガネーシャと軍神カールッティーケーヤ(スカンダ)の2人の息子がいるので、家族の一員であり一家の主としての顔を持ちます。乗り物は牛で、牛は神聖なものと言うのはここら辺りから来ています。また、踊りの王という形で表現されるシヴァも広く受け入れられています。

特にシヴァ派では最高神として信仰を集めています。

その他の有名な神は、ハヌマーン=猿の形、孫悟空の元になっています。インドラ=雷神です。

カーマ=元来愛を司る神です。ラティ(快楽)、プリーティ(喜び)を妃とし、ヴァサンタ(春)を親友としてます。人間の愛欲、恋愛、性愛、和合を司る神で、古くは世界創造の原動力とみなされていました。因みにカーマ・スートラは愛の書です。

カーマの別名はマーラと言い、仏陀の修行の邪魔をした障害の魔王の名としても知られています。

 

インドと言うと、思い出すのは愛の戦士レインボーマンです。ガンジーでは有りません(笑)。子供たちが小さいころテレビでやっていたヒーロー物で、日本人を憎悪し日本国家の滅亡と日本人撲殲滅を企む死ね死ね団と言う組織から日本を守っていました。

彼は、交通事故で体の不自由な妹の治療費を稼ぐため、プロレスラーになって有名なり金持ちになりたいと、インドの山奥に住む奇蹟の聖者ダイバ・ダッタのもとへと旅立ったんですが、インドとパキスタン戦争に巻き込まれ、負傷しましたがダイバ・ダッタの助けられ伝説の七色の戦士レインボーマンになるのです。

レインボーマンは七つ変身するんですが、変身する時の呪文は「あのくたら さんみゃく さんぼだい 」と唱えた後、「レインボー・ダッシュ・○○!」と叫ぶんです。変身の名前は、1~7まであるんですが、それぞれ超能力を駆使して敵を倒すんです。私が好きだったのはレインボーダッシュ7でしたね。

今度インドへ行ったら「阿耨多羅三藐三菩提(あのくたらさんみゃくさんぼだい)レインボーダッシュ7」と言ってもみましょう。レインボーマンになれるかもしれません。笑

 

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