ひでです。お早うございます。バスはアンカラ市内へ入りまして先ずはアタテュルク廟です。

トルコツアーの8割以上がアンカラには入りません。これも、このツアーを選んだ数多い理由の一つです。笑

長いスロープを上がっていくと

騎馬姿のアタテュルクです。トルコの人は皆アタテュルクが大好きなんです。

これが廟の平面図です。赤丸の所に棺が埋葬されています。青丸が出入口。私達は手前の入り口から入ります。

こんな立派な廟を建てたアタテュルクの子供たちはどうなっているんでしょう。「一族郎党が政府の中に食い込んで甘い汁を吸っているんでしょうね」と、ゲスなことを考えてしまいます。

ゼイさんに聞いてみました。「アタテュルクの子供たちはどうしているんですか?」するとゼイさん「アタテュルクに子供はいません。これも、子供が居れば子々孫々独裁者としてトルコを治めていくことを避けたんだと思います。アタテュルクは自分一代で終わせようとした配慮も、私達がアタチュルクを尊敬する理由の一つです」と言いました。

聞かせてやりたい、隣の国の刈上げとっちゃん坊や一族に!!!

入り口には衛兵が。触ってはいけませんが、何をしても微動だにしないんです。ここの軍人さん達は若くてイケメンを揃えているという事です。トルコは皆兵制なんで入隊するとイケメンは衛兵に選ばれるんでしょうね。

アタテュルク廟が見えます。ここをお参りしに何時も地元の人でいっぱいだそうです。建国の父アタテュルク万歳!

このアタテュルクの功績は

①第1次世界大戦で敗れ、解体寸前の瀕死のトルコを列強から守りトルコ共和国を樹立した立役者

政教分離した(その1例がヒジャブをかぶるのを自由にした)

③今までの太陰暦を止め、諸外国と歩調を合わせ太陽暦を採用した

④イスラムの世界では認められていた一夫多妻制を廃止した

⑤トルコ教育協会を設立し男女共学を推し進めた

⑥医療機関設立法を制定し、アンカラに医療機関を設置した

⑦西欧諸国にならって国民全員が姓を持つよう義務付けられた

⑧トルコ語のアラビア文字を廃止して、文字をラテン文字(ローマ字)に改めた

女性参政権を導入した

スルタン制を廃止した

等々。大きな改革を断行した偉大なアタテュルクですが

イスラム教の関係者からは独裁者と糾弾されたり、反対する人も居ますが「それは一部の権力を持った人間です。庶民はアタテュルクを尊敬しています。それが証拠に多くのトルコ人が来てお参りしています」とゼイさん。

そんなアタテュルクが眠っています。思わず黙とうしました。

丁度その時、衛兵の交代式が行われました。ラッキー

陸・海・空(だと思います)のトルコのイケメンが主体です。笑

きびきびとした交代式が終わると

花を持って捧げます。

交代した衛兵さんと1枚

あちこちに、女学生の団体が居ます。何だか似つかわしくありません。どう言う事なんでしょう?

ゼイさんに聞くと「トルコは丁度今の時期は卒業シーズンです。一番政治に関心がないと言われる女学生でも、アタテュルクのお陰で学校に入れた。アタテュルクのお陰で宗教に縛られなくてもいい(政教分離)。何よりヒジャブをかぶるのが自由になったのです。その恩恵は全てアタテュルクのお陰だという事を知っているんでアタテュルクに感謝しに来ているんです。そう言うお礼参りが女学生の間で習慣になっています」ですって。まるで先祖に報告に来ているようです。死してなお恐るべしアタテュルク。

ゼイさんが「もう少しで黙とうの時間になります。皆さんも動かないようにして下さい」との事。

しばらくすると何かの呼びかけで皆さんがぴたりと止まって黙とうを始めます。

凄いですね~。直立不動で黙とうしています。微動だにしません

しばらく続くんですが・・・・あ、周りで腰かけているのは自分達2人と白人の観光客の、こんなに大勢の中で3人だけでした。北の国だっらだ不敬罪銃殺刑になる所だった。申し訳ございません。笑

逆の入り口のスロープです。こちらが正門でしょうか?

4隅には(黄色丸)アタテュルクの使った自動車が展示されていました。4隅ともなんです。今のトルコの工業製品の輸出頭は自動車だと言いますのでその関係でしょうか?

あと、業績を展示した博物館も併設されています。(入りませんでしたが)

このアタテュルク廟は、アンカラ市街南東の丘の上に位置しているそうです。アタテュルクが亡くなり廟の建設が取り上げられた時、国民皆が見れる所が良いという事で高台が選ばれたそうです。

廟の建設と葬儀計画を完成させた建築家のタウトに対してアンカラ市は報奨金を支払おうとしましたが「「申し訳ありませんが、我々の時代の最も偉大な一人の死に際して、私に恵まれた名誉な仕事にために金を受け取るわけにはいきません」と断ったそうです。死してなお皆の尊敬を集める。恐るべしアタテュルク

見学を終え街中に出ると国旗が沢山。そうか、アンカラは8500万人を超える人口を抱えるトルコ共和国の首都だったんだ~。

トルコの紙幣も街にある絵画も写真も銅像も全てアタテュルクです。街角に馬上のアタテュルクが居ます。アタテュルク=トルコです。

 

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