ひでです。お早うございます。バスに乗るとアジ―さんが色々問題を出して「分からない人はエジプトに居残りですよ~」と言うと、皆で「居残りさせて下さ~い」と言っていました。皆さんもっと居たいようです。それだけ魅力のある国です。
駐車場にバスを入れ、手荷物検査を終えれば、ピラミッドが目に前に有ります。
BC2500年ごろ在位したクフ王が・・なんと4500年以上も前です。高さ146.6m(今の高さは138.8m)、底辺の長さは約230mです。材料は近辺で採掘された大小さまざまな石灰岩を270万~280万個も積み上げて作られているそうで、ギザ台地の大きな石灰岩の岩盤の上に立っています。
今が低いのは頂部のピラミディオン(キャップストーン)が誰かに持ち去られたせいです。
Aiphoneを広角にしてやっと納まりました。
みなさん世界の七不思議って知ってますか?。古代ギリシア人はBC4世紀頃にエジプト、ペルシア、バビロニア等の西方世界(当時)の大部分を征服ました。
そこで、ギリシア人の旅行者たち(当時から私みたいな人間はいます。笑)が訪れた様々な土地で驚異的に強い印象を受け、魅惑されたものを記憶に残すため作ったリストが七不思議です。
そのほとんどが破壊されるか壊れてしまったんですが、残っている唯一の七不思議がギザのピラミッドなんです。それを私達も見ているんです。ジ~ン
私は昔、ピラミッドは市民とか奴隷が鞭で打たれながら・・・と思っていたんですが・・昔の映画とか本とかはそうでした。・・後年、ギザ台地の麓にピラミッド・タウンと呼ばれる労働者の街が発見されて、定説が覆りました。
そこでは生産能力の高いパン工房やビールを飲んだ跡などが発見され、そこに居た労働者は相当な好待遇を受けていた可能性があり、奴隷ではなかったとする説が有力なんです。長生きはするものです。
小さい頃は、ピラミッドはゴツゴツとした四角い石を積み重ねたものと言う風に思っていましたが、黄色い矢印の先のような化粧板で覆われていて、綺麗な四角錐でした。完成時には白く輝いていたと考えられています。
何処へ行ったのか?。イスラムのモスクに転用されています。
ここが正規の入り口です。硬い石で塞がれています。
でも、その下の盗掘口から入ります。そう、1日の入場者は制限されていますが入れて貰えるんです。
アジ―さん達現地ガイドは遺跡には入れませんので注意事項を聞いて。以前はここでカメラを預けて行ったようですが、今は・・・OKだそうです。ついてますね~。笑
さあ、中に入りましょう。
当たり前ですが、柵も有りませんのでちょっと怖い。笑
青いエリアが私達の入れる所です。(ネットからお借りしました)
入ると、歩き易い水平道を進みます。
昔ですから削岩機は有りません。手掘りです。人間技とは思えません。よっぽど金銀財宝がザクザクだと思っていたんでしょうか?
本来の入り口から来た下降通路と上昇通路の交わる所に出ます。
そして、上昇通路を上がります。この通路は40m弱あって、幅と高さが1mちょっと。頭をぶつけながら進みます。アジ―さんが「帽子のある人はかぶった方がいいですよ~」と言っていたのが分かります。
それに、下る人との交差も有って・・・一人でも精一杯なのに・・・その都度端に寄って体をひねらなければなりません。
足元の滑り止めや手すりがなかったら登れなかっただろうと思うくらい傾斜がきついです。それに、暑い。ひといきれです。
やっと、大回廊に出ました。長さは50m弱、幅2m、高さは9mほど有ります。
ここは幅もあるんで上下別に道が有りました。ほっと一息できましたが、またまた道が1本になりました。
右側の箱は・・・この間TVで見た名古屋大学の研究で使っていたやつではないでしょうか?。確か素粒子「ミューオン」でピラミッドの厚さを測ったり隠れている部屋を見つけたりして・・・ピラミッドの内部に謎の空間を発見したとNHKで放送していました。
通路の両側はピラミッドの巨石がきり立っていて押し潰されそうです。すこしずつ段が付いて迫り出しています。向こうに見えるのは突き当りです。そこも少しづつせり出しているようです。
奥様を追い抜き、先の踊り場で待ち構えます。もう限界の奥様。屈んだり、交差したり、苦行そのものでしたから。
踊場で上を向けば・・・
こうなっています。重量を分散するためでしょうか?
王の間迄この狭い所をくぐります。でも、距離は短いんで苦にはなりません。
地図をもう一度。いよいよ王の間ですよ。
ジャジャジャ~ン。王の間です。隙間なく並べられた石が紀元前の技とは思えません。インカの技と合わせ、宇宙人だとか超古代文明とか色々言われていましたね。ノストラダムスの大予言が正しければ我々はここにはいません。笑
クフ王の墓と言われる玄室が見えます。でも、今まで見てきた王の墓はカルトゥシュとかヒエログリフとか綺麗な色彩で彩られていました。
でも、ここには精巧な石組があるだけです。
それに、王の墓にはミイラがあって、それを入れる棺があって、それも何重にもなって、マトリョーシカみたいになっていて・・・それにしては大きくありません。
大きさを図ろうとメジャーを持って行ったんですが・・・カバンに忘れました。あほですね~。笑
でも、どこにも継ぎ目のない石棺はどうやって作ったんだか、不思議ですね~。ネットでググると「花崗岩製の簡素な棺が置かれている。長さ2.28m、幅0.98m、高さ1.05m」とでていました。さっきの入口より大きいですね。という事は、先に入れたという事?。
こんな小さいなら絶対に墓ではないと確信が持てました。じゃあ、何?と聞かれても分かりませんが。笑(ボケていてすいません)
通路ほどでは有りませんが、ここも暑いんです。
どうです?。キナルイでしょう(羨ましいでしょう)。笑
換気口が2カ所ありましたが
この通気口たちは外まで通じていて、星に照準が合わせられているそうです。昔読んだ本には観測に使われていた(宇宙人が作ったという例の本です。笑)そうです。
王の間から出ようとすると・・侵入者を防ぐ上下にスライドする花崗岩製の落とし戸があると聞きましたが、これでしょうか?。今落ちるとペシャンコになります。
また苦労して帰らなければいけませんが、ツアーの人がが入ったのか、人でいっぱいです。本当に人数制限をしてるんでしょうか?
上昇通路とかの狭い部分は身動きが取れません。
観光警察が気をきかせて出入りをセーブしてくれた・・・交互通行です・・・おかげで、何とか出れましたが、そうじゃなかったら永遠に出れない位混んでいました。そのままだったらミイラになってました。笑
やっと外に出れました。
奥様も本物のピラミッドパワーをたっぷり受けたようです。笑
上っていた太陽がダイヤモンドピラミッドになっていました。
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