ひでです。お早うございます。船は朝にはエドフに着いていました。もう4日目です。帰りがどんどん近づいてます。

今日はホルス神殿からです。今日はのんびりできました。と言っても出発は7時前ですが。笑

目は醒めてるんで、のんびりご飯を食べに行きます。スケジュールは船の運航通りですから、昨日みたいに観光地が多いと強行軍になり、観光地が少ないとのんびり出来ます。

クルーズ船のメニューをどうぞ。色々パンが有って・・私は食べませんが・・トースターも。

フレッシュジュースもシリアルも

フイッシュとかチキン料理も。おじさんは毎日オムレツを焼いてくれます。

果物も沢山ありますよ。

チーズもハムもサラダも豊富です。

今日は特別に和食が出る日なんです。味噌汁が美味しいと奥様が言っていましたが。

阪急交通社のコマーシャルには「【4日目、ここがポイント!3】ご朝食には大好評の和食をご用意します。」となっていましたが、これで喜ぶ日本人はおそらく少ないかと。笑

アリッサ号を後にして・・・下船する時には下船カードを渡されます。これで人数を把握しているようです。なので、乗船する時は返します。

路上では客待ちの馬車でいっぱいです。当然馬車で遺跡まで行くと思っていた私は「私達は乗らないの?」とアジ―さんに聞きましたが

「私達はバスで行きます。以前は馬車で行ってましたが、コロナとか色々アクシデントも有って今は乗らないんです」だって。折角楽しみにしていたのに~。プンプン

馬車、馬車、乗れないとなったら尚更目につきます。笑

エドフの街は舗装されていないんで、バスはゆっくり。大きく揺れる。だから馬車の方が・・・・私ってしつこいんです。笑

お話していた菌に強くなるパン屋さんや。笑

菌に強くなる屋台も有りました。笑

のんびり町を走ります。

私のご幼少のみぎりも、道は舗装されていませんでした。懐かしいですね~。

遺跡に到着。帰りの人待ちの馬車が沢山。

露店には色とりどりのドレスが有ります。今日はガラベーヤパーティーが有ります。船の売店で値段を見てると1枚20ドルから30ドルでした。船では負けてくれなさそうです。

アジ―さんに言うと「お昼から行くコム・オンボ神殿には沢山露天が有るんで、そこで探せばいいと思いますよ。少し時間も取りましょう」という事でここはパス時間も無いんで。

ビジターセンターで持ち物チェックして。遺跡に向かいます。凄いですね~

遺跡の入り口には

小さな建物が。誕生殿だったかな?

ここで問題です。今迄と柱頭が少し違います。ここの違いで遺跡の年代が分かります。(奥の方の壁画が綺麗ですね)

ここもちょっと覗いて

先ほどの答えです。古代エジプトの神殿の柱はパピルスとかロータス(蓮の花)の茎なんです。柱頭は花とか蕾とかなんです。

これはルクソール神殿の蓮?の蕾です。

これはルクソール神殿の柱です。これは花です。

これはカルナック神殿のです。これらは全て3000年前の古代エジプト人の宗教観とか美的感覚とかによって作られました。

先ほどの柱頭は図案こそ花ですが、なんか違いませんか?

ここの遺跡はプトレマイオス3世(BC246~)が作らせたんです。なので、ギリシャ式なんです。

プトレマイオスはアレキサンダー大王の司令官として活躍し、大王の死後は後継者によるディアドコイ戦争を勝ち抜いた3人の内の一人です。

彼はエジプトを支配し、彼によって作られたのがプトレマイオス朝です。彼はマケドニア出身のギリシア人なので、子孫のクレオパトらもギリシアの流れを汲んでいます。なので、白人のエリザベステーラーもまんざら間違いではないんです。エリザベステーラーの話でした。笑

塔門の前に来ました。綺麗ですね~。今まで見た神殿より1000年後の建物ですから綺麗という事も有りますが(ここも、夜は音と光のショーが有るみたい)

この神殿は吹き積もる砂漠の砂や、ナイル川によって堆積した川の泥の下に埋没していたんです。なので、地元の住民も神殿の敷地の上に家を建てたくらいです。 

1798年に、唯一神殿の塔門の上部が見れたことで、神殿が有ることが遠征していたフランス軍によって確認されましたが、1830年ごろのデビッド・ロバーツの絵にも砂に埋まった神殿が書かれています。

塔門の周りは塀で囲まれています。今までなかったような?

本当は何処の神殿も塀で囲まれていたようですが、今残って居るのは少ないそうです。振り返った所にも日干し煉瓦の塀が有りました。

プトレマイオス12世(12世の時に出来上がったので)が敵をやっつけています。それをホルス神が応援しています。ここはハヤブサの神ホルス神に捧げる神殿の総本山です。

デビッド・ロバーツの絵をどうぞ。砂に埋まっていますね。

中庭のホルス神像に挨拶して。ハヤブサのポーズです。笑

天井のレリーフを見ながら入ります。見ずらいですが色が薄く残って居ます。

中庭から振り返った塔門です。

進んでいくと壁面には色んなレリーフが有りました。

ホルスの頭を冠した聖舟が描かれています

奥に至聖所が有りますので進みます。

ここの天井は黒くススけています。ここの住んでいたコプト教徒が煮炊きしたとか放火したとか。このころはローマ帝国でキリスト教以外の崇拝を禁止していたんで、キリスト教徒は邪教に対してやりたい放題だったんです。

触っちゃダメだって。(この頃になると紀元前に対して慢性になっています。笑)

ギリシャ人が作った神殿らしくラムセス2世の像とかが無いですね。

壁面には沢山のレリーフが。太陽の船を担いでいるのは誰だったかな~。

一番奥の至聖所には輸入したレバノン杉で作った聖船が置かれています。(レプリカです)後ろは本物。

ちょどう団体さんが居なくなったんで。独り占めです。

沢山のレリーフが有りますが、もうすこしきれいだったらいいのに

世界最古のWi-Fiを持つファラオです・・・定番の冗談です。笑

天井には光を取り入れる窓が有り

入る光が神々しい

ここには珍しいものが2つあります。観光客のみんなが見に来ます。

一つはナイロメ―ターです。ナイロメ―ターとはナイル川の水位を測定するものです。ナイル川の適度な洪水がもたらす肥沃な土は、農業をするのに適していましたが、大規模な洪水は壊滅的な氾濫をもたらし、洪水があまり起こらない年には飢饉をもたらしました。まさに、エジプトはナイルの賜物です。

下の方から水位あがって来るのか?

あとから行ってみました。向こうが見えただけでした。当たり前ですね~。笑

もう一つは、ホルスとセトとの長年の対立に関連する神話を描写したレリーフです。

神話では、最初の神から4人の子供 オシリス、セト、イシス、ネフティスが生まれ、お互いで結婚しました。セトは悪く人気がなく、王となった兄オシリスを、嫉妬で棺を閉じてナイル川に投げ込んでしまいます。

一旦はイシスに助けられ、イシスとの間にホルスを儲けたオシリスですが、セトは執念でオシリスを探し出し、再び殺し、体を14個に切断しばらまきました。

イシスはそのうち13個を見つけましたが、最後の1個は、ナマズに食べられてしまいます。不完全な体のオシリスは、現世にとどまれず、冥界の神になったそうです。

話はこれで終わりません。子供のホルスがセトに仇討ちをします。(中抜きします)ホルスは母親のイシスと共にセトを追い詰めます。セトはカバに変身して水中からホルスを殺そうとしたが、ホルスはセトに槍を突きつけ父親の仇を討ちます

ここの壁画には、ホルスとイシスの セトへの敵討ちが描かれているのです。

水の中のカバに変身したセトと戦うホルス神です。

カバがひっくり返っています。

それでも、最後の力を振り絞るセト。

母のイシス女神の助力を得て。カバ(セト)を征服するホルス神なのでした~。めでたし、めでたし。笑

それ以降、地上を支配するファラオはホルスの化身です。

自由時間になり、色々なレリーフを見て回ります。

時間が来たんで集合場所のビジターセンター横の集合です。トイレに行きたい人は、このお店でお借りします。ホテルとかレストラン以外でトイレを借りる時はエジプトポンドが必要なんです。一種のバクシーシ(喜捨)です。

皆さんドルしか持ってないんでドルで支払いますが、アジ―さんの話では「大体5人ほどで1ドルですね。」という事なんで、入り口でティッシュをくれる人に1ドル上げて、5人ほどで入ります。

一人で入るにはもったいないんで皆で入ります。笑

船に戻って昼食です。

 

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