【恋夢】好きと言えなくて…18(再) | カンタ印  元気印

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日々の出来事、思った事などをとりとめもなく...

バスルームから聞こえるシャワーの音を聞きながら、ベッドで直樹君を待っていた。

初めてでもないのに少女のようにドキドキして頬が火照る。

シャワーを済ませた直樹君がベッドへと入ってくると、背中を向けたままの私を後ろからそっと包みこんだ。

ため息まじりにうなじにかかる息が熱くて、それだけで胸がキュンとして気持ちが高ぶる。

ゆっくりと直樹君の方へと身体の向きを変えさせられた時には、堪えきれずに涙が零れていた。

戸惑いの表情を見せる直樹君に懸命に笑ってみせる。

悲しくなんてないのに、幸せなのに、涙が溢れてくる。

優しい顔で笑った直樹君が頬の涙を拭いながら、そっと唇を重ねてきた。

「忘れさせるって言ったけど…」

唇が離れると私の髪を直しながら言う。

「忘れなくていいから…。彼を好きなままでいいから…。だから…。

いつか僕の事も、彼以上にもっと好きになって」

『直樹君…』

伝えたい想いはたくさんあるのに言葉にならない。ただ夢中で直樹君にしがみついた。

愛してるか?と訊かれても、今は答えられない。

でも、直樹君を求める今の気持ちは本物だった。

直樹君に見つめられながら、ゆっくりとひとつになった。

男の顔した直樹君に胸の鼓動がどんどん早くなって、

触れられる身体も敏感になるのに、あの日と違う優しい動きがもどかしい。

『どう…か…したの?』 そう訊いた私に困ったように直樹君が答えた。

「だって、潰しちゃったら…」

馬鹿ね…。

『まだ大丈夫よ(笑)』

「本当に?」

笑って頷いたけど、そんな直樹君にまた幸せを感じて身体が反応してしまう。

いつか直樹君の愛に負けないくらい直樹君を愛せるかな?

そして、私も直樹君を支えられるようになりたい。幸せを感じてもらいたい。

そんな事を思いながらも、だんだん何も考えられなくなっていく。

「和美?」初めて私を呼び捨てにした直樹君にまた身体が熱くなる。

頷いた私に安心したように動きを早める。

直樹君の愛を身体の奥で受け止めながら、私も幸せな波にのまれていった。

                                                 つづく