【恋夢】切ない夜・・・19(再) | カンタ印  元気印

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日々の出来事、思った事などをとりとめもなく...

その日はそのままサチを部屋に泊めた。

俺にもたれてくるサチの肩を何もせず、ただ抱いていた。

サチは安心したように、いつのまにかそのまま眠っていた。

サチは何故あの日、俺の所に来たんだろう?

オトコと会っていたハズなのに何故?俺に会いにきたんだろう?

それからは、サチが求めてこなくても俺から求めるようになった。

サチにオトコがいる事は知っていたことなのに、いざそいつを目にすると、今までと同じではいられなかった。

サチを抱いていても、あのオトコがちらつく。 俺はいつからこんなに嫉妬深くなったんだ?

何かから逃れるように、毎回、貪るようにサチを抱いた。

そして、その度にサチも激しく乱れ、俺を求めてきた。



その日、俺は新しく担当になった取引先に挨拶に出かけていた。

以前はサチが担当していたのだが、本人の希望で担当から外れていた。

『他の担当で手一杯』という事だったが、

仕事に厳しいサチが自分から『外して欲しい』と言い出した事に違和感を感じていた。



応接室に通され、先方の担当者を待つ。

やって来たのは…あの男だった。

サチの帰りを駅で待っていた日、サチを迎えに来ていた男。 …サチのオトコ。



〈あの…〉

挨拶を済ませ帰ろうとした俺に、そいつの方から話しかけてきた。

〈以前の担当者の方は元気にされてますか?〉 丁寧な物腰で訊いてくる。

「サチ先輩ですか? 元気ですが、何か?」 そう答えた俺に、

〈いや…。よろしくお伝え下さい〉 と言うと、そいつは少し寂しそうに笑った。



「どういう事なんだ?」 会社に戻りながら、いろんな事を考えていた。

サチはオトコと会っていないのか? 担当を外れたのはそのせいなのか?

会社に戻ると、サチは《打ち合わせ→直帰》となっていた。

終業時間を待って、俺はサチの部屋へと向かった。

                                                      つづく