【恋夢】切ない夜・・・17(再) | カンタ印  元気印

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日々の出来事、思った事などをとりとめもなく...

土日はサチに会う事ができない。

サチが連絡してくる事はなかったし、俺の方から連絡する事もなかった。

だから、毎週、月曜日が待ち遠しい。…サチに会いたい。

でも、その日、会社にサチの姿はなかった。

休み中に起きたトラブルの処理で、サチは朝1番の新幹線で地方に飛んでいた。

少し時間がかかるようで、2~3日は戻れないだろうという事だった。

その間、サチからの連絡はなかった。

俺はサチが戻るまでの数日をジリジリした想いで過ごしていた。

トラブルが片づいて、サチが帰ってくると分かった日、俺は駅に来ていた。

何時の新幹線かなんて分からない。でも、もう我慢ができなかった。サチに会いたかった。

「近くまで来たから」「ヒマだったから」 いろんな言い訳を考えながら、サチを待った。

改札にサチの姿を見つけて声を掛けようとした時、俺より一瞬早くサチに声を掛けるヤツがいた。

チのオトコだ…根拠は何もなかったが、何故か間違いないという確信があった。

俺はサチの荷物を持ったオトコと、一緒に歩いて行くサチをボンヤリと見送った。



♪~~~♪~~~♪~~~

部屋で酒を呑み、そのまま寝てしまった俺は、深夜、携帯の鳴る音で目が覚めた。

「…もしもし…」 寝ぼけたまま携帯に出る。

『…ゆ…すけ?』 聞き取れないような小さな声…。

「…サチ?」 俺は飛び起きた。

黙ったまま頷いているサチの姿が浮かぶ。

「…どした?」

『…うん…今日…帰ってきた… 』

「…そか…」

……会話が続かない。

『…それだけ。…ごめんね、こんな時間に。…切るね』 サチが携帯を切った。

携帯が切れる前の一瞬、部屋の外を通ったパトカーのサイレンと同じ音が聞こえてきた。

「?…まさか…」 俺は部屋を飛び出していた。

サチの後姿が見える。

俺の声に振り向いたサチに近づくと抱きついてきた。

「ばかやろぉ…来てるんなら、何で言わね~」

『…だって、迷惑かなって…。雄輔…1度も連絡くれないし…』

「お前だって…連絡よこさねぇじゃね~か。

…迷惑だなんて、思ったことねぇよ。 言ったろ? 甘えてって。 我慢…しね~の!」

サチが頷きながら、声をあげて泣いている。 初めてだな。 お前が声をあげて泣くなんて…。

『雄輔…会いたかった』

サチ…俺は代わりだろ?

なのに俺…お前の事、独り占めしたくなっている。

なぁ、サチ…俺、どうしたらいい?

                                                        つづく