俺はその背中を眺めながら、複雑な気持ちでいた。
『ちょっと~? 雄輔、聞いてる?(。・ε・。)』 考え事をしていて、ボ~ッとしていたのだろう。
先輩が拗ねたように唇を尖らせた。
「すいません。 聞いてませんでした(・・;)」 そう答えると、怒って拳を振りあげてきた。
『ひど~い!!ヾ(。`Д´。)ノ』
そんな先輩をなだめながら、あるものが目に留まる。
「・・・先輩。」
『ん?』
「ちょっと先に行っててもらえます?」
『?・・・どうしたの?』
「いいから!」
『・・・・・』 いぶかしげな顔をする先輩に
「・・・すぐ行きますから(笑)」 そう言って、少し先の公園で待っててもらう事にした。
公園に行くと先輩は何か考え込むように、ひとりブランコを揺らしていた。
「先~輩!」 そっと近づき、声をかけた。
一瞬驚いたが、俺を見て、すぐに笑顔を作る。
『遅いよ(。・ε・。)』 そう言った先輩に、後ろ手に隠していたものを差し出した。
『・・・これ・・?』
「今日、誕生日でしょ?(-^□^-)」
『・・・どうして・・?』
「さっきバック落とした時、免許証、見ちゃった・・・」
『・・・・・』
先輩は俺が渡した花束を抱きかかえるように持ったまま黙っている。
「・・・先輩・・?」 花束に隠れた顔をのぞき込もうとした時、先輩が抱きついてきた。
「ちょ・・ちょっと、先輩?」
『ありがと~~!雄輔!と~~っても嬉しい!!о(ж>▽<)y ☆』
明るく、そう言った先輩だったが、声が震えていた。・・・涙声だった。
そんな先輩の頭をクシャっとしながら、
「明日、休みだし、まだ付き合いますよ~♪」 と言うと、小さく頷いた。
つづく