【恋夢】再会・・・前編 | カンタ印  元気印

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日々の出来事、思った事などをとりとめもなく...

〈ごめんね。仕事がまだ終んないんだけど・・・〉


携帯の向こうで直樹君がすまなそうに謝っている。


私は既に待ち合わせの場所に着いていた。


『いいわよ。どこかでお茶でもしてる。終ったら連絡して(*^o^*)』 そう言って、携帯を切った。


振り向きざまに歩き出そうとして、男の人とぶつかってしまった。


『ごめんなさい!』 とっさに謝る。


「いや、こっちこそ・・・て、ハル?」


どきっとした。私の事をハルと呼んでいたのは今までに1人だけ。


『雄!』


2年振りの再会だった。




『何だか変な感じね』


私と雄輔は喫茶店で向かい合わせに座っていた。


窓の下に直樹君と待ち合わせた駅前の広場が見える。




雄輔とは2年半、一緒に暮らした。


大好きだった。今までで1番愛した人。たぶん、その気持ちは今も変わらない。




雄輔とは付き合いだして、すぐに一緒に暮らし始めた。


大好きでお互い離れているなんてできなかった。


でもいつからだろう?お互いに我慢をするようになってしまったのは。


いつ頃からか、仕事が忙しくなった雄輔とは一緒に住んでいるのにあまり一緒にいられなくなった。


雄輔は明け方近くに帰ってきて、私が仕事に行く時にはまだ眠っている。


休みの日も雄輔が起きだしてくるのはいつも夕方すぎ。


『疲れてるんだから仕方ないよね』


そう自分に言い聞かせて雄輔には何も言わなかったけど、今から思えば寂しかったんだよね。きっと。


休みや仕事帰りに友達と過ごす事が増えた。


雄輔には愚痴を言いたくなかったし、私が自分の時間を過ごしてる方が雄輔も気が楽だろうって考えてた。




ある時、俺は気がついた。目覚めるといつも1人だという事に。


普段は仕方ない。ハルも仕事だ。でも、いつの頃からか休みの日も目覚めるとハルはいなかった。


それでも、俺が起きだす頃、ハルは必ず電話をしてきた。


『ご飯どうする?』って。


俺も後ろめたかったのかな?


休みの日くらい一緒に飯を食いたかったのに、「いいよ。ゆっくりしておいで」って。


バカだよなハルの気持ちも知らないで。




休みの日も食事を作らなくなって、私は雄輔の為に料理をする事がなくなった。


普段の日はだいぶ前に作らなくなっていたから。


以前は用意していた朝食も、ギリギリまで寝ている雄輔が「食べられない時があるから、いいよ」って。


私はそんなの気にしてなかったけど、かえって雄輔の負担になるのかな?って、作るのを止めてしまった。


夜も食べて帰って来ることがほとんどだったし、「何時になるか分らないから寝てて」って。


話もしたかったし、雄輔が帰宅すると起きだしてたんだけど、


申し訳なさそうな顔をする雄輔が気になって、それもいつしか止めた。





俺が遅く帰っても、ハルは必ず起きだしてきた。


そして、数時間後にはまた起きて、俺のめしの支度をして出かけていく。


嬉しかったんだ。本当は。でも、ハルの身体が心配だった。


素直に言葉にすればよかったんだよな。


そうすれば、ハルに変な気を使わせずにすんだ。


「何か食いたいな」って言って、ハルが困った顔をした時、「じゃあ、いいよ」って。


普段は家で飯なんて食わないんだから、急に言われたって何もないの当たり前だよな。。


「じゃあ、買いに行こっか?」って、何で俺は言ってやれなかったんだろう?


そう言えば、きっとハルは笑顔で頷いてくれたハズなのに。


ハルの寂しさ、何で気づいてやれなかったんだろう?


ハルはモンクなんて言った事なかったし、だから俺達は喧嘩もした事がなかったんだよな。




あとから思えば、喧嘩でもしとけばよかったんだよね。


何だかいろいろ面倒に考えて、お互いに何も言わなかった。


お互い大好きだったのにね。


大切な事はきちんと言葉にしないと・・・気づいた時には遅かった。




「待ち合わせって、彼氏?」 俺は聞いてみた。


ハルが頷く。


「どんな人?」


『ん?優しいよ。私の事、すごく大切にしてくれる。年下なんだけどね』


「そいつの事、愛してんだな?」 そう聞いた時のハルの表情が気になった。



                                                      つづく


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ちょいと思うところがあって再放送。



ご迷惑でなければお付き合いくだされ(・∀・)/