「なぁ~んで!俺以外のヤツにチョコレートあげるんだよヾ(。`Д´。)ノ」
雄輔が怒っている。
『い~じゃない、チョコくらい』
私が雄輔以外の人にもチョコをあげたのを知って、もう1時間もモンクを言っている。
『義理チョコなんだからいいでしょ!』 あまりのしつこさに、少々イラついてきた。
「でもさ~(。・ε・。)」
なおも責め続ける雄輔に、つい言ってしまった。
『雄輔だって、いつも同じような事してるじゃない!』
「俺が?いつ、そんな事したよ!」
『私以外の女の子と平気で遊びに行くじゃない!』
男女関係なく友達の多い雄輔は、友達と出かける事が多かった。
時には女の子と2人だけでなんて事も・・・。
もちろん特別な気持ちがない事は分っていた。分ってはいたけれど・・・
『雄輔なんて、もっとヒドイ事してるじゃない!』
言ってはいけないと思いながら、止まらなかった。
私、ずっとヤキモチやいてたのかなぁ・・・?
『チョコあげたくらいいいじゃない!』 最後は泣きながら、叫んでいた。
雄輔に嫌われた。・・・そう思った。
「・・・ごめん。俺、カコの気持ち考えてなかった」
顔をあげると、目を真っ赤にして今にも泣き出しそうな雄輔がいた。
痛いくらいに強く抱きしめられる。
「ホントにごめん」
『・・・私こそ・・ごめんなさい。・・・ちょっとヤキモチ。分ってるから、ちゃんと思ってくれてる事・・・』
「うん。カコは特別だからな」
『うん』
きつく私を抱きしめていた腕は、いつしか優しく髪をなでてくれていた。
『ねぇ雄輔?特別だって証拠、見せて欲しいな・・・』
そう言うと、雄輔の顔がゆっくりと近づいてきた。